介護の現場で働くことは、結婚や子育てと両立が難しいと思われがちです。
しかし、結婚をして子育て中の方でも、グループホームで働いている人は多く存在します。
実際、出産後に勉強をしてグループホームで働きだす方もいます。
グループホームでの雇用形態は、正社員をはじめ臨時職員、パートなど様々あります。
正社員になると、夜勤や残業がある場合がありますが、臨時職員やパートは1日あたり1~2時間からの勤務も可能です。
自分の子どもが小さいうちは正社員ではなく臨時職員として働き、子どもが大きく成長して手がかからなくなったら正社員の希望を出してみるといった方法もあるのです。
「子どもが大きくなったら正社員になりたいけれど、そんなに簡単になれるものなの?」と思う方もいるのではないでしょうか。
将来的に考えると、日本の人口の高齢化は進む一方なので、介護の需要は高まるばかりです。
ですから正社員になれる可能性も十分にあると考えられるでしょう。
グループホームでは、要介護認定を受けた認知症の方が10人以下で1つのユニットを組んで生活しています。
グループホームで生活をしている利用者は病人ではないので、自分でできることはなるべく利用者自身から伝えてもらいます。
食事を作ることや洗濯をすることなど、生活していく上で必要なことを職員と一緒になって行っていきます。
ですから、病院とは違い何から何まで利用者のお世話をするわけではないのです。
利用者ができないことをサポートして自立できるように促していくのが主な仕事です。
このようなことから考えると、他の介護施設と違い、グループホームの仕事は精神的にも体力的にも負担がいくらか軽いと考えられます。
結婚して子育てを行っていると、独身のときのように自分のことだけを考えられなくなります。
常に夫や子ども、場合によっては両親のことも気にかけて生活をしなければいけないので、職場でのストレスが少ないということは働く女性にとっては嬉しいことです。
結婚や出産をしてからもグループホームに正社員で働きたいという方は、夫や両親、義両親のサポートが必要になってきます。
正社員になると、もちろん夜間勤務がシフトに組み込まれますし、施設内でのアクシデントなどで定時に帰れないことも多く出てくるからです。
特に夜勤があることは、体力的にも大変になってくるでしょう。
夜勤明けは多くの場合休日となりますが、子どもがいると仮眠をとりたくてもとれないことが出てきます。
また、帰宅するとあれこれ家事をしないといけないと思い、そちらを優先してしまうと、なかなか自分がゆっくり休める時間はとれなくなってしまうのです。
そんなとき、自分の両親や義両親がサポートしてくれると、とても心強いです。
同居もしくは近居して生活することで、安心してグループホームでの勤務にあたることができるでしょう。
両親のサポートが受けられない場合は、子育て支援施設や保育施設などを利用するのも一つの方法です。
2017/03/10
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