ケアマネジャー(ケアマネージャー)とは

ケアマネジャー

ケアマネジャーは居宅ケアマネや施設ケアマネに代表されるような「職種」であり、介護支援専門員という「資格」でもあります。ここでは、介護業界において重要なポジションに位置するケアマネジャーの仕事内容や年収、ケアマネジャーになるための試験、ケアマネジャーの将来性、ケアマネジャーとその他の職業との関係性など、詳しく解説します。

┃ケアマネージャー(ケアマネジャー・介護支援専門員)とは

ケアマネジャー(ケアマネージャー)とは、介護を必要とする方に最適なケアプラン(介護サービス計画)を作成し、介護サービスの調整や管理を行う仕事です。介護を必要とする方と介護サービス事業者をつなぐ大切な役割を担うため、介護保険制度を熟知し、医療や福祉業界の様々なサービスを理解する必要があります。

平成12年(2000年)4月に介護保険制度が始まるにあたって誕生した、比較的新しい資格のケアマネジャーは、「ケアマネージャー」と記載されることがありますが、厚生労働省 では「ケアマネジャー」、もしくは正式名称である「介護支援専門員」と表記されています。

ケアマネジャー(ケアマネージャー)は国家資格じゃないの? と、勘違いされることが多いようですが、現在は国家資格ではなく各都道府県が認定する公的資格に属します。(2015年6月現在)

ただし、これから重要度が高くなっていくであろうと考えられるこの資格は、資格所持者を保護するためにも、今後、国家資格に移行する可能性はあります。

■ケアマネージャーの役割
ケアマネジャーには市区町村からの委託により高齢者の自宅を訪問し、心身の状態や生活状況を確認して要介護認定の代行業務を行う「要介護認定業務」、要介護認定を受けた要介護者やその家族の悩みや相談に応じる「相談業務」、要介護者が自宅や施設で適切なサービスを受けるためのケアプランを作成したり、民生委員や医療機関との連絡を行う「調整業務」などの業務があります。
つまり、ケアマネジャーは、要介護者と介護サービス事業所、その他の機関を「つなぐ」という役割があてはまるのです。

┃ケアマネージャーの仕事内容

介護が必要となった方が市町村の窓口から事業者情報を受け、まず初めに出会うのがケアマネジャー(ケアマネージャー)です。ケアマネジャー(ケアマネージャー)は本人や家族の希望を聞き、どのような介護サービスをどの程度利用するか、といったケアプラン(介護サービス計画)を一緒に考えていきます。

このケアプランなしでは介護サービスを受けることはできません。ケアプランの作成は介護保険で賄われるため、介護を必要とする方は利用料無料で受けることができます。 ケアプランを元に介護サービスが開始された後も、定期的に利用者を訪問して状況を確認します。サービス事業者や主治医とも連携し、問題がある場合は見直しや調整を行います。

その他、要介護の認定申請や介護保険の給付に関する手続きなど、ケアマネジャー(ケアマネージャー)の仕事は非常に多岐に渡ります。主な業務を以下にまとめました。

<要介護認定に関する業務>
要介護認定書類作成・申請の代行
要介護認定調査の受託(市区町村からの委託により、申請者の家へ訪問調査)


<介護支援サービスに関する業務>
■介護対象者やその家族との介護相談とアドバイス
■課題分析とケアプラン作成
■サービスの仲介


<給付管理に関する業務>
■支給限度額の確認と利用者負担額の計算
■サービス利用票とサービス提供票の作成
■給付管理票の作成と提出

┃ケアマネージャーの就職先

ケアマネジャー(ケアマネージャー)の就職先には以下のようなところがあります。

■居宅介護支援事業所
在宅で介護を受けられる方に対し、ケアプランの作成や利用する介護サービスの調整・管理をおこないます(居宅介護支援)。社会福祉法人、医療法人、NPO法人、民間の株式会社などが運営しており、多くのケアマネジャー(ケアマネージャー)が居宅介護支援事業所に所属して働いています。介護施設や病院、訪問看護ステーションなどに併設している場合や、単独の居宅介護支援事業所所があります。


■介護保健施設
特別養護老人ホーム介護老人保健施設介護療養型医療施設があります。介護保険施設には利用者100名に対し1名以上のケアマネジャー(ケアマネージャー)の配置が定められています。介護老人保健施設は在宅復帰を目的としているので、自宅の住環境など退所後の生活も検討していきます。


■その他施設
有料老人ホームグループホームなど民間の介護施設でも就業する事ができます。本人の希望だけでなく、施設生活のなかで可能なケアプランを考え、他の職員と連携して支援を行います。介護職や生活相談員を兼任することもあります。


■地域包括支援センター
地域に住む高齢者の介護支援を行う場所です。要支援や要介護の方の相談を受けたり、地域のケアマネジャー(ケアマネージャー)や事業者の相談窓口になります。主任介護支援専門員として5年以上の実務経験が必要です。


■市区町村の機関
数は少ないですが、市区町村の福祉事務所や保険センター、社会福祉協議会でも募集しています。

┃居宅ケアマネと施設ケアマネの違い

ケアマネジャー(ケアマネージャー)として働く際、居宅介護支援事業所に所属し在宅で介護を受ける方を支援する「居宅ケアマネ」になるか、特別養護老人ホームなどで働く「施設ケアマネ」になるか、迷う方も多いと思います。

まず、一番に違うのが受け持つ人数です。居宅介護支援事業所では1人につき利用者35名までと決められていますが、施設のケアマネジャー(ケアマネージャー)は利用者100名につき1名以上の配置義務です。施設では、どうしても一人に関わる時間は短くなります。

ケアプランの作成についても違いがあります。施設ケアマネは施設の方針や提携する介護事業者のサービスに沿って行うのに比べ、居宅ケアマネは幅広い選択肢から提案することができます。その分、介護保険制度や介護サービスについての知識は必要です。

また、居宅ケアマネは利用者宅に1人で訪問します。利用者の心身や生活状況、家族や近所との関係などを把握するため、コミュニケーション力や現場での判断力が求められます。訪問は家族が働いているなどの理由で、夕方以降や土日になることもあるようです。さらに、利用者に関わる介護事業者や自治体の機関などとの連携も必要とされるので大変ではありますが、その分やりがいはあると言います。

┃ケアマネジャー(ケアマネージャー)とソーシャルワーカーとの違い

日常生活に困っている方の相談と支援、というところでは一見同じように見えますが、この2つは大きく違います。

ソーシャルワーカーは医療、介護、教育など社会福祉全般を対象にしています。一方、ケアマネジャー(ケアマネージャー)は介護を専門とし、介護保険制度にもとづく介護プランを提案することを役割としています。

ソーシャルワーカーとして働く方は社会福祉士精神保健福祉士の資格を持つ方がほとんどですが、どちらも国家資格です。ケアマネジャー(ケアマネージャー)は各都道府県が認定する公的資格であり、その点でも大きく違います。

ケアマネジャー(ケアマネージャー)は社会福祉士の受験資格で実務経験として認められるため、ケアマネジャー(ケアマネージャー)から社会福祉士を目指す人も多くいます。

┃ケアマネジャー(ケアマネージャー)になるには

ケアマネジャー

ケアマネジャー(ケアマネージャー)になるためには、ケアマネジャー試験(介護支援専門員実務研修受講試験)に合格する必要があります。試験は、あくまでも「実務研修を受講する資格を得るための試験」であり、試験に合格するだけではケアマネジャー(ケアマネージャー)の資格を取得することはできません。

ケアマネジャー試験(介護支援専門員実務研修受講試験)合格後に44時間以上の「介護支援専門員実務研修」を受講することにより、各都道府県に、登録申請を出すことができます。受理されると、各都道府県知事が発行する介護支援専門員証が交付され、ケアマネジャー(ケアマネージャー)の資格を取得することができます。

ただし、ケアマネジャー試験(介護支援専門員実務研修受講試験)には受験資格があります。受験資格を得る方法は多数ありますので、次の項目で説明します。

┃ケアマネージャーの受験資格

受験資格を得るためには、いかなる場合でも5年以上の実務経験は必要です。しかし、必要な実務経験の種類は様々です。5つのパターンのいずれかの要件を満たす時、受験資格が得られるので見てみましょう。

<法定資格所持者>
保健・医療・福祉に関する指定の法定資格を持ち、その資格に基づく業務に5年以上従事する。
指定の法定資格には、以下のものがあります。
医師、歯科医師、薬剤師、保健師、助産師、看護師、准看護師、理学療法士作業療法士社会福祉士介護福祉士、視能訓練士、義肢装具士、歯科衛生士、言語聴覚士、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師、栄養士(管理栄養士を含む)、精神保健福祉士

<生活相談員>
生活相談員として、(地域密着型)介護老人福祉施設・(地域密着型)特定施設入居者生活介護(介護予防を含む)において、要介護者等の日常生活の自立に関する相談援助業務に5年以上従事する。

<支援相談員>
支援相談員として、介護老人保健施設において、要介護者等の日常生活の自立に関する相談援助業務に5年以上従事する。

<相談支援専門員>
障害者総合支援法第五条第16項及び児童福祉法第六条の二第6項に規定する事業の従事者として5年以上従事する。

<主任相談支援員>
生活困窮者自立支援法第2条第2項に規定する事業の従事者として5年以上従事する。


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資格は5年毎に更新が必要です。更新方法については各都道府県のウェブサイト等で確認してください。

┃受験資格の変更点

2015年度(平成27年度)の試験より、介護保険法施行規則(平成十一年三月三十一日厚生省令第三十六号)の改正に伴い制度の変更がありました。

これまでは、受験資格として認められていた
・介護等業務経験者(社会福祉主事介護職員初任者研修修了者であれば5年以上、それ以外は10年以上)
・福祉事務所での相談援助業務(ケースワーカー)
が対象外となりました。

これまでは、法廷資格を持たない介護職の方も、実務経験があればケアマネジャー(ケアマネージャー)を目指すことができましたが、今後は規程の条件を満たさなければできません。

しかし、3年間は猶予期間として従来の規程も適用されますので、受験資格を外れてしまう方は2017年度(平成29年度)までの取得をオススメします。

┃実務経験の日数は?

ケアマネジャー(ケアマネージャー)になるには必ず5年の実務経験が必要ですが、パートアルバイト勤務の方、5年の間に休職期間がある、勤務先が複数ある、といった方は果たして受験資格を満たしているのか不安になりますよね。

実務経験の規程は5年かつ従事日数900日となっています。従事した日数は社員パートなど雇用形態に関係なく、1日3時間の業務でも1日とカウントされます。

また、受験資格の対象となる業務に従事していれば職種や勤務先は複数でも構いません。その場合は、これまでの勤務先から実務経験証明書をもらい、トータルで規程日数を満たす必要があります。

従事日数や資格については試験前日までに条件を満たせば試験を受けることができます。法廷資格の場合は合格証明だけでなく、登録証が必要な場合がありますので、各都道府県の試験実施機関に確認が必要です。

┃ケアマネージャー試験(介護支援専門員実務研修受講試験)

■試験の流れ
ケアマネジャー試験(介護支援専門員実務研修受講試験)は、専門職が強い資格試験ではありますが、国家試験ではないため、試験自体のレベルはそれほど高くありません。

ケアマネジャー(ケアマネージャー)は公的資格のため、試験は各都道府県が管轄、実施します。試験問題は五肢択複式(5つの選択肢から2~3個の正解を選ぶ方式)です。試験日は毎年10月の日曜日で、12月上旬(都道府県による)頃から合格発表が行われます。

受験の申し込み方法は、各都道府県に異なりますが、大まかな流れは以下の通りです。

     受験申込開始(受験要項を取り寄せる):6~7月中旬     

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         実務経験(見込)証明書を準備する          

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 要項にある払込票で受験料金を支払い、払込受領書を貼り付けて郵送する 

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               受験票が届く              

詳しくは、お住まいの地域の市役所・区役所・役場の介護保険担当窓口にお問い合わせください。



受験料金:各都道府県により異なりますが、6,000~9,000円程度です。

※2015年(平成27年)試験から法廷資格取得者への解答免除は廃止になりました。

■過去問例
ケアマネジャー試験の出題範囲は、「介護支援専門員基本テキスト」(介護支援専門員テキスト編集委員会編・ 財団法人長寿社会開発センター刊)の内容に基づいて出題されます。
参考までに、過去に出題された問題を以下に記します。

<介護支援分野>
【問題1】包括的支援事業として正しいものはどれか。3つ選べ。

1 総合相談支援
2 包括的・継続的ケアマネジメント支援
3 第1号訪問事業
4 権利擁護
5 介護予防リハビリマネジメント

(第18回介護支援専門員実務研修受講試験)


【問題2】要介護認定について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 介護認定審査会は、複数の市町村で共同設置できる。
2 主治医意見書の項目には、医学的管理の必要性が含まれる。
3 介護認定審査会は、必要があるときは、主治医の意見を聴くことができる。
4 介護認定審査会は、認定に際してサービスの種類の指定権限を持つ。
5 認定されなかった場合には、被保険者証は返還されない。
(第17回介護支援専門員実務研修受講試験)


【問題3】Bさんは、要介護3であり、軽度の認知症の妻による介護を受けながら二人で暮らしていた。しかし、「妻の認知症の症状が急に重くなり、Bさんの介護は困難になったようだ。」と訪問介護事業所サービス提供責任者から連絡があった。介護支援専門員の当面の対応として、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 サービス担当者会議を開催し、対応を協議した。
2 地域包括支援センターに相談した。
3 妻の医療保護入院の手続きをした。
4 妻の成年後見について家庭裁判所に相談した。
5 状況を把握するために速やかに訪問した。
(第18回介護支援専門員実務研修受講試験)


<保険医療サービス分野>
【問題4】緊急時の対応に関する記述のうち、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 意識状態の評価において、呼びかけにより覚醒するのであれば、意識障害はないと判断する。
2 心筋梗塞は、激しい前胸部痛が主症状であるが、左肩への放散痛の形をとることもあるので注意する。
3 窒息が疑われる場合は、直ちに異物の有無を確認し、あればその除去を試みる。
4 在宅療養支援診療所が定期訪問している高齢者であっても、38度の発熱がある場合は、診療所に連絡せずに救急要請を優先する。
5 麻疹や言語障害が出現した場合は、それが一過性であっても、医療機関の受診を検討する。
(第16回介護支援専門員実務研修受講試験)


【問題5】高齢者の飲酒問題に関して適切なものはどれか。3つ選べ。

1 退職や配偶者の死をきっかけに、飲酒問題が顕在化する場合がある。
2 アルコール依存症は、本人の意志や性格の問題である。
3 高齢者の過度の飲酒は、脳血管障害、骨折、認知症のリスク因子である。
4 アルコール依存症は、飲酒をやめれば能力障害が生じないと判断されているため、精神障害者保健福祉手帳の対象外である。
5 家族関係が希薄な場合には、飲酒問題に気づくのが遅れることがある。
(第17回介護支援専門員実務研修受講試験)


【問題6】難病について適切なものはどれか。3つ選べ。

1 進行性核上性麻痺では、早朝から眼球運動障害や認知機能の低下が認められる。
2 脊髄小脳変性症では、運動能力を維持するリハビリテーションや環境整備により、ADLを維持することが重要である。
3 潰瘍性大腸炎は、発症時に重症であっても、経過観察で完治する。
4 後縦靭帯骨化症では、首を強く後ろに反らすことにより症状が悪化する場合があるので、そのような動作は避ける。
5 筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、症状は進行性で、数年で四肢麻痺、摂食障害、呼吸麻疹となり、痛みなどの知覚や記憶力も失う。
(第18回介護支援専門員実務研修受講試験)


<福祉サービス分野>
【問題7】集団援助技術(ソーシャルグループワーク)について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 グループでの体験は、社会的行動の学習の場となる。
2 固定したメンバーで活動を行うことが重要なので、メンバーがグループから離れることをグループワーカーは認めるべきではない。
3 活動に参加するメンバーが、グループワーカーに変わってリーダーシップを取ることは、望ましいことではない。
4 グループ内で類似の問題を持つ他のメンバーの発言を聞くことは、問題を抱えている人が自分の問題との共通性に気づく機会となる。
5 場面ごとに異なる役割を担う事で、自らを見つめ直したり、新たな自信を得たりする機会となる。
(第14回介護支援専門員実務研修受講試験)


【問題8】短期入所生活介護について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 要介護に認定されたもので、慢性疾患などにより医学的管理や医療を必要とするものの利用を想定している。
2 短期入所生活介護は、「単独型」、「併設型」、「空床利用型」の3つに区分されている。
3 身体的拘束を行う場合には、その態様及び時間、その際の利用者の心身の状況並びに緊急やむを得ない理由を記録することとなっている。
4 短期入所生活介護計画の内容については、利用者及びその家族に説明を行う必要はあるが、利用者から同意を得る必要はない。
5 在宅生活の継続への支援という観点から、利用者自らの生活スタイルを尊重することが必要となる。
(第16回介護支援専門員実務研修受講試験)


【問題9】成年後見制度について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 成年後見人は、成年被後見人の財産管理等の事務を行うに当たっては、成年被後見人の意思を尊重し、心身の状態及び生活の状況に配慮しなければならない。
2 2014(平成26)年最高裁判所事務総局家庭局「成年後見関係事件の概要」によれば、親族が成年後見人等に選任された割合は、全体の半数を超えている。
3 法定後見制度は、判断能力の程度に応じて、後見及び保佐の2種類に分かれている。
4 任意後見制度とは、判断能力が不十分になったときのために、後見人になってくれる者と後見事務の内容をあらかじめ契約によって決めておく制度である。
5 市町村長は、高齢者の福祉を図るため特に必要があると認めるときは、後見開始の審判を請求することができる。
(第18回介護支援専門員実務研修受講試験)


[試験の解答]
【問題1】1・2・4 【問題2】1・2・3 【問題3】1・2・5 【問題4】2・3・5 【問題5】1・3・5 【問題6】1・2・4 【問題7】1・4・5 【問題8】2・3・5 【問題9】1・4・5

■ケアマネージャー試験の内容
<介護支援分野>
ケアマネジャー試験の問題数は、介護支援分野からは25問出題されます。

区分 大項目 中項目 小項目
基本視点 介護保険制度導入の背景 高齢化の進展と高齢者を取り巻く状況の変化 「長寿・高齢化の進展」「高齢化の進展に伴う要介護高齢者の増加」「介護の長期化・重度化」「家族の介護機能の低下」「個人の人生にとっての介護問題」「家族にとっての介護問題」「社会にとっての介護問題」
従来の制度の問題点 「老人福祉制度」「老人医療制度」「制度間の不整合」
社会保険方式の意義 「我が国の社会保障制度のあり方」「給付と負担の関係の明確性」「利用者の選択の尊重」
介護保険制度創設のねらい 「介護という新たな課題への対応」「効率的、公平な制度の創設」「サービス利用者の立場に立った制度体系」「民間活力の活用」「高齢者の被保険者としての位置づけ」
介護保険と介護支援サービス
介護保険制度論 介護保険制度論 介護保険制度の目的等 「社会保障、社会保険、介護保険の体系」「医療保障の体系」「高齢者の保健・医療・福祉の体系」「介護保険制度の目的」「保険事故と保険給付の基本的理念」「国民の努力及び義務」
保険者及び国、都道府県の責務等 「保険者」「保険者の事務」「介護保険の会計」「条例」「国の責務、事務」「都道府県の責務、事務」「医療保険者及び年金保険者の事務」「審議会」
被保険者 「被保険者の概念」「強制適用」「被保険者の資格要件」「住所認定の基準」「適用除外」「資格取得の時期」「資格喪失の時期」「届出」「住所地特例」「被保険者証」
保険給付の手続・種類・内容 要介護認定及び要支援認定」「要介護認定等の手続」「介護認定審査会」「保険給付通則」「保険給付の種類」「保険給付の内容」「介護報酬」「支給限度額」「現物給付」「審査・支払い」「利用者負担」「保険給付の制限」
事業者及び施設(人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を含む) 「指定居宅サービス事業者」「指定居宅介護支援事業者」「介護支援専門員」「指定介護予防サービス事業所」「指定介護予防支援事業者」「指定地域密着型サービス事業者」「指定地域密着型介護予防サービス事業者」「基準該当サービスの事業者」「離島等における相当サービスの事業者」「介護保険施設」
介護保険事業計画 「基本指針」「老人保健福祉計画、医療計画との関係」「市町村介護保険事業計画」「都道府県介護保険事業支援計画」
保険財政 「財政構造」「事務費」「その他の援助」「第1号被保険者に係る保険料」「介護給付費交付金及び介護給付費納付金」「第2号被保険者に係る保険料」「支払基金の業務」
財政安定化基金等 「財政安定化基金事業」「市町村相互財政安定化事業」
地域支援事業 「介護予防・日常生活支援総合事業等」「包括的支援事業」「その他の事業」「財源構成」
介護サービス情報の公表 「介護サービス情報の公表の内容」「指定調査機関」「指定情報公表センター」
国民健康保険団体連合会の介護保険事業関係業務 「審査・支払い」「給付費審査委員会」「苦情処理等の業務」「第三者行為求償事務」「その他の業務」
審査請求 「概説」「審査請求ができる事項」「介護保険審査会」「委員」「審理採決を扱う合議体」「専門調査員」「訴訟との関係」
雑則 「報告の徴収等」「先取特権の順位」「時効等」「資料の提供等」
検討規定(附則)
ケアマネジメントの機能論 ケアマネジメント機能論 介護保険制度におけるケアマネジメント 「介護保険におけるケアマネジメントの定義と必要性」「介護保険におけるケアマネジメント機能の位置づけ」「介護保険でのサービス利用手続きの全体構造と介護支援サービス」
ケアマネジメントの基本的理念、意義等 「要介護者等とその世帯の主体性尊重の仕組み」「自立支援、多様な生活を支えるサービスの視点」「家族(介護者)への支援の必要性」「保健・医療・福祉サービスを統合したサービス調整の視点」「サービスの展開におけるチームアプローチの視点」「適切なサービス利用(効果性、効率性)の視点」「保健・医療・福祉サービス(保険給付サービス等)とインフォーマルサポートを統合する社会資源調整の視点」
介護支援専門員の基本姿勢
介護支援専門員の役割・機能 「利用者本位の徹底」「チームアプローチの実施-総合的判断と協働」「居宅サービス計画に基づくサービス実施状況のモニタリングと計画の修正」「サービス実施体制におけるマネジメント情報提供と秘密保持」「信頼関係の構築」「社会資源の開発」
ケアマネジメントの記録
介護支援サービス方法論 居宅介護支援サービスの開始過程
居宅サービス計画作成のための課題分析
居宅サービス計画作成指針
モニタリング及び居宅サービス計画での再課題分析
介護予防支援サービス方法論 介護予防支援サービスの開始過程
介護予防サービス計画作成のための課題分析
介護予防サービス計画作成指針
モニタリング及び介護予防サービス計画での再課題分析
施設介護支援サービス方法論 施設介護支援サービスの開始過程
施設サービス計画作成のための課題分析
施設サービス計画作成指針
モニタリング及び施設サービス計画での再課題分析
要介護・要支援認定持論 要介護認定の流れ 要介護認定基準について
認定調査
主治医意見書
一次判定の概略
介護認定審査会における二次判定の概略
一次判定の仕組み 要介護認定等 基準時間の推計の考え方
要介護認定等 基準時間の算出方法
二次判定の仕組み 二次判定の基本的方法
介護認定審査会における審査・判定の手順
二次判定のポイント

<保険医療福祉サービス分野>
医療分野からは20問、福祉分野からは15問が出題されます。

区分 大項目 中項目 小項目 分野
高齢者支援展開論
(高齢者介護総論)
総論Ⅰ医学編 高齢者の身体的・精神的な特徴と高齢期に多い疾病及び障害 「高齢者の身体的・精神的・心理的特徴」「高齢者に起こりやすい疾病及び障害の特徴」「高齢者に多くみられる各種の疾患」 医療
バイタルサインの正確な観察・測定・解釈・分析 「全身の観察とバイタルサイン」「バイタルサインの正しい観察・測定方法とポイント」 医療
検査の意義及びその結果の把握、患者指導 「検査値の変動について」「検査各論」 医療
介護技術の展開 「身体介護と家事援助の関連」「食事の介護」「排泄及び失禁の介護」「褥瘡への対応」「睡眠の介護」「清潔の介護」「口腔のケア」 医療
ケアにおけるリハビリテーション 「リハビリテーションの考え方」「リハビリテーションの基礎知識」「リハビリテーションの実際(訓練と援助の実際)」 医療
認知症高齢者の介護 「老人性認知症の特徴、病態」「認知症高齢者・家族への援助と介護支援サービス」 医療
精神に障害のある場合の介護 「高齢者の精神障害」「精神に障害のある高齢者の介護」 医療
医学的診断・治療内容・予後の理解 「医学的診断の理解」「治療内容の理解」「予後の理解」 医療
現状の医学的問題、起こりうる合併症、医師、歯科医師への連絡・情報交換 「現状の医学的問題のとらえ方」「起こりうる合併症の理解」「医師、歯科医師への連絡・情報交換」 医療
栄養・食生活からの支援・介護 「人間らしい栄養・食生活とは」「栄養・食生活からの介護の手順」「望ましい栄養・食生活をめざして提示されている食生活指針等」 医療
呼吸管理・その他の在宅医療管理 「呼吸管理の考え方」「その他の在宅医療管理」 医療
感染症の予防 「感染症の種類と特徴」「起こりやすい感染症の予防と看護・介護」 医療
医療器具を装着している場合の留意点 「在宅酸素療法(HOT)」「気管内挿管」「人工呼吸器」「腹膜透析」「在宅中心静脈栄養法」「内視鏡的胃瘻増設術(PEG)」「ペースメーカー」 医療
急変時の対応 「高齢者救急疾患の病態上の特徴」「主な急変時の対応」「在宅看護・介護で遭遇しやすい急変」 医療
健康増進・疾病障害の予防 「基本理念」「生活習慣病の予防」「がん」「循環器疾患」「糖尿病」「骨粗しょう症」「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」 医療
総論Ⅱ福祉編 基礎相談・面接技術 「基本姿勢」「コミュニケーションの知識と技術」「インテークワーク技術」「隠されたニーズの発見」 福祉
ソーシャルワークとケアマネジメント(介護支援サービス) 福祉
ソーシャルワーク(社会福祉専門援助技術)の概要 「個別援助技術(ソーシャルケースワーク)」「集団援助技術(ソーシャルグループワーク)」「地域援助技術(コミュニティワーク)」 福祉
接近困難事例への対応 「援助困難事例への対応」「接近困難事例と問題状況の分類」「接近困難事例の理解とアプローチ」 福祉
総論Ⅲ臨死編 チームアプローチの必要性及び各職種の役割 医療
高齢者のターミナルケアの実際、家族へのケア 「事例の概要」「在宅での看取りの成立条件」「在宅ホスピスにおける症状緩和」「死の教育」「在宅ホスピスとQOL」 医療
死亡診断 「死亡に医師が立ち会っているとき」「医師が立ち会っていないとき」「精神面からみたターミナルケア」 医療
高齢者支援展開論
(居宅サービス事業各論)
訪問介護方法論 訪問介護の意義・目的 福祉
訪問介護サービス利用者の特性 福祉
訪問介護の内容・特徴 福祉
介護支援サービスと訪問介護 福祉
訪問入浴介護方法論 訪問入浴介護の意義・目的 福祉
訪問入浴介護利用者の特性 福祉
訪問入浴介護の内容・特徴 福祉
介護支援サービスと訪問入浴介護 福祉
訪問看護方法論 訪問看護の意義・目的 福祉
訪問看護サービス利用者の特性 福祉
訪問看護の内容・特徴 福祉
介護支援サービスと訪問看護 福祉
訪問リハビリテーション方法論 訪問リハビリテーションの意義・目的 福祉
訪問リハビリテーションサービス利用者の特性 福祉
訪問リハビリテーションの内容・特徴 福祉
介護支援サービスと訪問リハビリテーション 福祉
居宅療養管理指導方法論 医学的管理サービスの意義・目的 医療
医学的管理サービス利用者の特性 医療
介護支援サービスと医学的管理サービス 医療
口腔管理-歯科衛生指導の意義・目的 医療
口腔管理-歯科衛生指導利用者の特性 医療
介護支援サービスと口腔管理-歯科衛生指導 医療
薬剤管理指導の意義・目的 医療
薬剤管理指導利用者の特性 医療
介護支援サービスと薬剤管理指導 医療
通所介護方法論 通所介護の意義・目的 医療
通所介護サービス利用者の特性 医療
通所介護の内容・特徴 医療
介護支援サービスと通所介護 医療
通所リハビリテーション方法論 通所リハビリテーションの意義・目的 医療
通所リハビリテーションサービス利用者の特性 医療
通所リハビリテーションの内容・特徴 医療
介護支援サービスと通所リハビリテーション 医療
短期入所生活介護方法論 短期入所生活介護の意義・目的 医療
短期入所生活介護サービス利用者の特性 医療
短期入所生活介護の内容・特徴 医療
介護支援サービスと短期入所生活介護 医療
短期入所療養介護方法論 短期入所療養介護の意義・目的 医療
短期入所療養介護サービス利用者の特性 医療
短期入所療養介護の内容・特徴 医療
介護支援サービスと短期入所療養介護 医療
特定施設入居者生活介護方法論 特定施設入居者生活介護の意義・目的 医療
特定施設入居者生活介護サービス利用者の特性 医療
特定施設入居者生活介護の内容・特徴 医療
介護支援サービスと特定施設入居者生活介護 医療
福祉用具及び住宅改修方法論 福祉用具の意義・目的 福祉
福祉用具利用者の特性および福祉用具の機能、使用法 福祉
福祉用具の内容・特徴 福祉
介護支援サービスと福祉用具 福祉
住宅改修の意義・目的 福祉
住宅改修利用者の特性及び住宅改修の機能、使用法 福祉
住宅改修の内容・特徴 福祉
介護支援サービスと住宅改修 福祉
高齢者支援展開論
(地域密着型サービス事業各論)
定期巡回・随時対応型訪問介護看護方法論 定期巡回・随時対応型訪問介護看護の意義・目的 医療
定期巡回・随時対応型訪問介護看護の利用者の特性 医療
定期巡回・随時対応型訪問介護看護の内容・特徴 医療
夜間対応型訪問介護方法論 夜間対応型訪問介護の意義・目的 医療
夜間対応型訪問介護の利用者の特性 医療
夜間対応型訪問介護の内容・特徴 医療
認知症対応型通所介護方法論 認知症対応型通所介護の意義・目的 医療
認知症対応型通所介護の利用者の特性 医療
認知症対応型通所介護の内容・特徴 医療
小規模多機能型居宅介護方法論 小規模多機能型居宅介護の意義・目的 福祉
小規模多機能型居宅介護の利用者の特性 福祉
小規模多機能型居宅介護の内容・特徴 福祉
認知症対応型共同生活介護方法論 認知症対応型共同生活介護の意義・目的 福祉
認知症対応型共同生活介護の利用者の特性 福祉
認知症対応型共同生活介護の内容・特徴 福祉
地域密着型特定施設入居者生活介護方法論 地域密着型特定施設入居者生活介護の意義・目的 福祉
地域密着型特定施設入居者生活介護の利用者の特性 福祉
地域密着型特定施設入居者生活介護の内容・特徴 福祉
地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護方法論 地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護の意義・目的 福祉
地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護の利用者の特性 福祉
地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護の内容・特徴 福祉
看護小規模多機能型居宅介護 看護小規模多機能型居宅介護の意義・目的 医療
看護小規模多機能型居宅介護の利用者の特性 医療
看護小規模多機能型居宅介護の内容・特徴 医療
高齢者支援展開論
(介護予防サービス事業各論)
介護予防訪問介護方法論 介護予防訪問介護の意義・目的 福祉
介護予防訪問介護サービス利用者の特性 福祉
介護予防訪問介護の内容・特徴 福祉
介護予防支援サービスと介護予防訪問介護 福祉
介護予防訪問入浴介護方法論 介護予防訪問入浴介護の意義・目的 福祉
介護予防訪問入浴介護利用者の特性 福祉
介護予防訪問入浴介護の内容・特徴 福祉
介護予防支援サービスと介護予防訪問入浴介護 福祉
介護予防訪問看護方法論 介護予防訪問看護の意義・目的 医療
介護予防訪問看護サービス利用者の特性 医療
介護予防訪問看護の内容・特徴 医療
介護予防支援サービスと介護予防訪問看護 医療
介護予防訪問リハビリテーション方法論 介護予防訪問リハビリテーションの意義・目的 医療
介護予防訪問リハビリテーションサービス利用者の特性 医療
介護予防訪問リハビリテーションの内容・特徴 医療
介護予防支援サービスと介護予防訪問リハビリテーション 医療
介護予防居宅療養管理指導方法論 医学的管理サービスの意義・目的 医療
医学的管理サービス利用者の特性 医療
介護予防支援サービスと医学的管理サービス 医療
口腔管理-歯科衛生指導の意義・目的 医療
口腔管理-歯科衛生指導利用者の特性 医療
介護予防支援サービスと口腔管理-歯科衛生指導 医療
薬剤管理指導の意義・目的 医療
薬剤管理指導 利用者の特性 医療
介護予防支援サービスと薬剤管理指導 医療
介護予防通所介護方法論 介護予防通所介護の意義・目的 福祉
介護予防通所介護サービス利用者の特性 福祉
介護予防通所介護の内容・特徴 福祉
介護予防支援サービスと介護予防通所介護 福祉
介護予防通所リハビリテーション方法論 介護予防通所リハビリテーションの意義・目的 医療
介護予防通所リハビリテーションサービス利用者の特性 医療
介護予防通所リハビリテーションの内容・特徴 医療
介護予防支援サービスと介護予防通所リハビリテーション 医療
介護予防短期入所生活介護方法論 介護予防短期入所生活介護の意義・目的 福祉
介護予防短期入所生活介護サービス利用者の特性 福祉
介護予防短期入所生活介護の内容・特徴 福祉
介護予防支援サービスと介護予防短期入所生活介護 福祉
介護予防短期入所療養介護方法論 介護予防短期入所療養介護の意義・目的 医療
介護予防短期入所療養介護サービス利用者の特性 医療
介護予防短期入所療養介護の内容・特徴 医療
介護予防支援サービスと介護予防短期入所療養介護 医療
介護予防特定施設入居者生活介護方法論 介護予防特定施設入居者生活介護の意義・目的 福祉
介護予防特定施設入居者生活介護サービス利用者の特性 福祉
介護予防特定施設入居者生活介護の内容・特徴 福祉
介護予防支援サービスと介護予防特定施設入居者生活介護 福祉
介護予防福祉用具及び介護予防住宅改修方法論 介護予防福祉用具の意義・目的 福祉
介護予防福祉用具利用者の特性及び介護予防福祉用具の機能、使用法 福祉
介護予防福祉用具の内容・特徴 福祉
介護予防支援サービスと介護予防福祉用具 福祉
介護予防住宅改修の意義・目的 福祉
介護予防住宅改修利用者の特性及び介護予防住宅改修の機能、使用法 福祉
介護予防住宅改修の内容・特徴 福祉
介護予防支援サービスと介護予防住宅改修 福祉
高齢者支援展開論
(地域密着型介護予防サービス事業各論)
介護予防認知症対応型通所介護方法論 介護予防認知症対応型通所介護の意義・目的 福祉
介護予防認知症対応型通所介護の利用者の特性 福祉
介護予防認知症対応型通所介護の内容・特徴 福祉
介護予防小規模多機能型居宅介護方法論 介護予防小規模多機能型居宅介護の意義・目的 福祉
介護予防小規模多機能型居宅介護の利用者の特性 福祉
介護予防小規模多機能型居宅介護の内容・特徴 福祉
介護予防認知症対応型共同生活介護方法論 介護予防認知症対応型共同生活介護の意義・目的 福祉
介護予防認知症対応型共同生活介護の利用者の特性 福祉
介護予防認知症対応型共同生活介護の内容・特徴 福祉
高齢者支援展開論
(介護保険施設各論)
指定介護老人福祉施設サービス方法論 指定介護老人福祉施設の意義・目的 福祉
指定介護老人福祉施設サービス利用者の特性 福祉
指定介護老人福祉施設の内容・特徴 福祉
介護老人保健施設サービス方法論 介護老人保健施設の意義・目的 福祉
介護老人保健施設サービス利用者の特性 福祉
介護老人保健施設の内容・特徴 福祉
指定介護療養型医療施設サービス方法論 指定介護療養型医療施設の意義・目的 医療
指定介護療養型医療施設サービス利用者の特性 医療
指定介護療養型医療施設の内容・特徴 医療
老人性認知症疾患療養病棟の意義・目的 医療
老人性認知症疾患療養病棟利用者の特性 医療
老人性認知症疾患療養病棟の特徴・内容 医療
高齢者支援展開論
(社会資源活用論)
公的サービス及びその他の社会資源導入方法論 自立支援のための総合的ケアネットワークの必要性 福祉
社会資源間での機能や役割の相異 福祉
フォーマルな分野とインフォーマルな分野の連携の必要性 福祉

■ケアマネージャー試験の合格ライン(2016年)
ケアマネジャー試験の合格ライン(合格基準)ですが、固定された合格基準点はありません。
ケアマネ試験の公式に発表されている合格基準は以下の通りです。

介護支援分野及び保健医療福祉分野のそれぞれの得点が、合格点に達しているものを合格とする。
 (合計得点、総得点は合否に関係しません。)
 1. 配点は1問1点(部分点はありません。)
 2. 介護支援分野(全25問)、保健医療福祉サービス分野(全35問)ごとに、正答率70%を基準とし、問題の難易度で補正した点数。

要は、2つの合格基準点(介護支援分野と保健医療福祉サービス分野)のどちらも超えている必要があるのです。また、合格基準点は問題の難しさによって補正されるので、固定されておらず、毎年試験終了後に合格点(合格ライン)が発表されるのです。
そして先日合格基準が発表された、第19回(2016年)ケアマネ試験についてお知らせします。

<介護支援分野>
分野 問題数 合格点
介護支援分野 25問 13点
(注)1 配点は1問1点である。
   2 分野ごとに正解率70%を基準歳、問題の難易度で補正した。


<保険医療福祉サービス分野>
分野 問題数 合格点
保健医療福祉サービス分野 35問 22点
(注)1 配点は1問1点である。
   2 分野ごとに正解率70%を基準歳、問題の難易度で補正した。


それぞれの分野について、上記の合格点に達していないと合格することはできません。
ちなみに第18回(2015年)試験は、
介護支援分野 合格点13点(全25問)
保健医療福祉サービス 合格点25点(全35問)
であり、合格率15.6%から13%台(予想)に減少したため、少し試験内容は難しくなったのかもしれません。

■他の介護・福祉系試験との難易度の違い
ケアマネジャー試験は、他の介護・福祉系試験と比較して難しいのでしょうか。
第18回(2015年度実施)のケアマネ試験でみると、合格率は15.55%(受験者数:134,539人 合格者数:20,924人)です。
合格率40%以上の第1回の試験から徐々に合格率は下がっていますが、ここ数年は15%~20%の間で上下しています。

社会福祉士
第28回社会福祉士(2015年度実施)の国家試験の合格率は26.2%(受験者数:44,764人 合格者数:11,735人)であり、ここ3年は27%前後をキープしています。
国家試験であるにもかかわらず、ケアマネジャー試験と比較すると合格率は高く、少しですが難度は低いと言えるでしょう。

精神保健福祉士
第18回精神保健福祉士国家試験(2015年度実施)の合格率は61.6%(受験者数:7,173人 合格者数:4,417人)であり、国家試験としてはかなり高い合格率であると言えます。
合格率だけで鑑みるとケアマネジャーは、精神保健福祉士の国家試験に比べて3~4倍の難しさと言えるでしょう。

理学療法士
第51回理学療法士国家試験(2015年度実施)の合格率は74.1%(受験者数:12,515人 合格者数:9,272人)です。2009年度までは合格率90%以上をほぼキープしており、第38回(2002年度)は合格率が98.5%もありましたが、受験者数が年々増え、それにより理学療法士の数が増えてきていることで、試験難度がだんだんと上がっている傾向にあります。

介護・福祉系の試験3種と比較しましたが、ケアマネジャー試験は国家試験と比較しても難しいことがわかります。そのため、受験に際しては綿密な試験対策と勉強が必要と言えます。
次の項目では、そのケアマネジャー試験に向けての勉強方法についてご説明します。

┃勉強方法

ケアマネジャー(ケアマネージャー)の試験勉強にはどのような方法があるのでしょうか。

<問題集を買って独学で勉強する>
問題集や過去問の解説書などがたくさん出ていますので、独学でも勉強することができます。WEBサイトや携帯のアプリでも無料で手に入れることができます。コツコツと勉強ができる方は一番お金のかからない方法としておすすめですが、勉強方法や回答に悩んだときに相談できる場所がないのが困るところです。


<通信講座で勉強する>
仕事をしながら勉強する人の多くが利用しているのが通信講座です。各講座のテキストでは試験の傾向と対策が研究されており、効率よく勉強することができます。添削や公開の模擬試験を受けられたり、通信+通学(スクーリング)ができる講座もあります。おおむね半年以下、費用は5万円以下で受講できます。


<学校に通学して勉強する>
スクールに通学して勉強する方法もあります。費用は6万~15万前後と一番高くはなりますが、集中して勉強できることや、講師に直接質問や相談ができることがメリットです。仕事で出席できなかった場合、授業の振替えができたり、夜間に自習室が使えるなど充実した環境を自慢にしているスクールもあります。


■使える無料アプリ3選
ちょっと時間が空いた時、移動中の電車内など、簡単にケアマネ試験の勉強ができるスマホの無料アプリがあるので、ご紹介します。

ケアマネ試験400問 ケアマネ試験400問 -目指せケアマネジャー!
開発:Sayoko Fukuura
無料
ケアマネジャー試験の過去問を使ったクイズで、ゲーム感覚で学習できるアプリ。 ゲーム感覚と言っても、その内容は本格的。
魅力はなんといっても、一問一問に丁寧な解説がされているという点。「自分が何故間違えたのか?」「何故他の選択肢が合っているか?」などをしっかりと理解するまで学習することができ、分からない問題があってもしっかりと復習して、知識を自分のものにできます。

ケアマネ暗記カード ケアマネージャー(ケアマネ)暗記カード+過去問 解説付
販売元:Toshichika Yamashita
無料
開催別、分野別、苦手な問題などから独自の問題セットを作成することができ重要な項目を徹底的に勉強できます。復習用にカラー付箋(ふせん)を使用したり、間違い回数が多い問題だけを解けるのでスキマ時間に、いつでも、どこでも効率的な学習が可能です。成績機能も充実しており、解答率、正解率、分野ごとに分析されます。
多数の暗記カードが収録されており、さらにオリジナルの暗記カードを追加することもできるので、ドンドン暗記がはかどります!

ケアマネ合格アプリ ケアマネジャー合格アプリ2016 一問一答+模擬問+過去問
販売元: Fasteps Co., Ltd.
一部無料
毎年ご好評いただいている、中央法規出版のケアマネジャー試験対策アプリの2016年版がリリース!
2016年版からは、新たに過去問題コンテンツを加え、アプリ名も「合格アプリ」にリニューアル!受験生の皆様が基礎から試験当日まで活用できる内容となっています。
書籍を購入済みの方も、試験直前対策として、すきま時間に弱点科目のドリル強化として、ご活用頂けます。今すぐ無料アプリをダウンロードして問題にチャレンジ!

■おすすめのテキスト5選
ケアマネジャー試験の予想問題集やテキストを買いたいと思っても、たくさんありすぎてどれを買えば良いかわからないという方が多いと思います。そこで、リジョブがおすすめする教材をご紹介します。

ケアマネジャー基本問題集’17
(上巻:介護支援分野 下巻:保健医療・福祉サービス分野
text05
監修 介護支援研究会 判型 A5
出版社 晶文社 ページ数 上巻:288ページ
下巻:336ページ
発行日 2017年1月24日 価格 各税込1,944円
七訂版『基本テキスト』準拠。問題ごとに参照ページも掲載。1頁1問完結の構成は、問題演習と重要事項の整理が同時にでき、繰り返し学習に最適です。携帯に便利なA5の判型で、日常業務の合間や通勤途中でも学習できる!

本書の5つのポイント
1 出題傾向を徹底分析してつくられた問題内容
2 ていねいで分かりやすいポイント解説
3 ページ単位で問題演習と重要事項整理が同時にできる
4 携帯学習に便利なサイズ・分野別上下2巻
5 姉妹誌との一体化学習で体系的・効果的に理解

ケアマネジャー試験過去問一問一答パーフェクトガイド2016 text01
編集 NPO法人神奈川県介護支援専門員協会 判型 B5
出版社 中央法規出版 ページ数 311ページ
発行日 2016年4月15日 価格 税込3,024円
過去5年間(平成23~27年)の試験問題を選択肢別に分解し、一問一答形式で収載した問題集。繰り返し解くことにより、即答力が身につく。「出題実績分布表」「図表で覚える! 重要ポイント」等で出題傾向もチェックでき、最新の法令にも対応。
5年分の試験を一問一答形式に! どこがでる? 「出題実績分布表」で出題傾向をつかむ! まずはこれ!図表で覚える! 重要ポイント。○×で鍛える! 過去問“選択肢”5年分! 弱点を克服! 出題範囲ごとに問題を分類! 即答力を養う!

ケアマネジャー試験 過去問解説集2016 text02
著者 馬淵敦士 判型 B5
出版社 中央法規出版 ページ数 307ページ
発行日 2016年2月26日 価格 税込3,024円
過去5年分のケアマネジャー試験の全問を収載し、選択肢ごとに詳しく解説。すべての問題で出題・学習のポイントを提示。「解き方のテクニック」を解説した問題も充実させた。出題傾向の把握や自分の実力(弱点)確認で得点力アップにつなげる、学習に便利な赤シート付き。
5年分の全問題を徹底学習。試験の出題傾向がわかる! 今の自分の実力が見える!本番前の腕試しができる!

ケアマネジャー過去問解説<決定版>’17 text07
編集 晶文社編集部 判型 A5
出版社 晶文社 ページ数 320ページ
発行日 2017年1月24日 価格 税込2,808円
平成24年~28年まで5年分の過去問を掲載。過去の出題傾向を知るとともに、合格につながる学習方法を知ることができる。すべての選択肢をていねに詳しく解説し、選択肢レベルでの重要度がひと目でわかるほか、全問題に正答へと導く「解き方アドバイス」を掲載。制度改正のあった内容は改題をほどこし最新情報に対応。

本書の5つのポイント
1 すべての選択肢をていねに詳しく解説
2 問題の頻出度、選択肢レベルでの重要度がひと目でわかる
3 全問題に正答へと導く「解き方アドバイス」を掲載
4 制度改正のあった内容は改題をほどこし最新情報に対応
5 姉妹誌との一体化学習で体系的・効果的に理解

┃実務研修

ケアマネジャー(ケアマネージャー)の資格は2016年度(平成28年)から実務研修の時間がほぼ2倍に変更になります。

【現行】ケアマネジャー試験(介護支援専門員実務研修受講試験)合格後、44時間の実務研修を受講し、登録申請可能

【2016年度~】ケアマネジャー試験(介護支援専門員実務研修受講試験)合格後、87時間の実務研修を受講し、登録申請可能

実務研修の費用は各都道府県により異なり、12,000円~32,000円です。

┃ケアマネージャーの給料・年収

当然、職場や年齢、経験年数によって給与は異なります。ここではまず、厚生労働省 「平成26年賃金構造基本統計調査」による、平均的な所得を見てみましょう。

■平均年齢:46.9歳
■勤続年数:8.0年
■労働時間:170時間/月
■超過労働時間:4時間/月
■月給:262,900円
■年間賞与:567,700円
■年収:3,722,500円
出典(情報元):厚生労働省 「平成26年賃金構造基本統計調査」

国税庁「民間給与の実態調査結果」によると、の平成25年(2013年)の日本人の平均年収は414万円(男性の平均年収:511万円・女性の平均年収:272万円)です。

この金額だけを見るとケアマネジャー(ケアマネージャー)の372万円という年収は全国平均よりも低く見えますが、ケアマネジャー(ケアマネージャー)は全体の73.6%が女性ですので、そう考えると平均よりかなり高いと言えます。

参考として、リジョブで募集している求人(民間施設)の給与についても調査しましたのでご覧ください。

初任給/月給:20~25万円(年収:260~336万円)

10年以上経験を積んだケアマネジャー(ケアマネージャー)の収入/月給:25~38万円(年収:352~560万円)
※手当込月額

パート/時給1,000円~1500円

┃ケアマネージャーの求人

ケアマネジャー(ケアマネージャー)には、正社員として事業所に入社して働く人や、パートアルバイトで働く人もいます。求人を探すには介護専門の求人サイトや人材紹介サービス、ハローワークインターネットや窓口などで探すことができます。ハローワークは掲載料がかからないため、求人サイトにはない地域の事業所を見つけることもできます。

リジョブもそうですが、求人サイトでは、都道府県や市区町村(東京、大阪、愛知、千葉、北海道札幌、北区、南区、東区など)、キーワード(経験者歓迎、UIターン歓迎、学歴不問など)で検索することができます。求人が決まり次第、掲載終了となってしまうので、気になる求人があったら早めの応募をおすすめします。

また、居宅介護支援事業所で働く場合は、利用者の居宅を訪問するので、普通免許の資格を求められる場合が多くあります。

┃ケアマネージャーの将来性

平成27年のケアマネジャー(ケアマネージャー)の有効求人倍率は1.87倍と、ここ数年で増加しています。有料老人ホームデイサービスグループホームなどは増加傾向にあり、こういった施設でもケアマネジャー(ケアマネージャー)を募集しています。しかし、採用人数としては少ないケースが多いので、事業拡大で新設する事業所をチェックしたり、介護職など他の職務も兼務するといった選択肢を用意しておくことも必要です。

また、資格制度が始まった平成10年には45%近くの合格率だったケアマネジャー(ケアマネージャー)の試験は年々難しくなっており、ここ数年は20%を切っています。つまり、なれる人が少なくなっているのです。介護保険制度や介護サービスの幅広い知識を持つ専門化として、今後もますます必要とされると言えます。

┃ケアマネージャーのキャリアアップ

■主任介護支援専門員になる
ケアマネジャー(ケアマネージャー)として5年の実務経験を積み、所定の研修(60~70時間程度)を修了すると 主任介護支援専門員になることができます。事業所のケアマネジャー(ケアマネージャー)はスタッフをまとめるリーダー的業務を任せられるので、収入のアップや転職に有利に働くことが期待できます。


■認定ケアマネジャー(ケアマネージャー)になる
「認定ケアマネジャー」はケアマネジャーの更なるスキルアップを目指してつくられた資格です。日本ケアマネジメント学会が運営しており、学会員であれば2年、会員以外は3年以上の実務経験が必要です。受験要件を満たせば、年1回の試験を受け(口頭試験)認定されれば、認定ケアマネジャーになることができます。


■居宅支援介護事業所を開業する
経験を積んだケアマネジャー(ケアマネージャー)のなかには、自分で会社をつくり居宅支援介護事業所を開業して活躍する人もいます。事業所や施設の方針に左右されることなく仕事ができるのがメリットです。地域包括支援センターや介護サービス事業所とのネットワークをもつなど、お客様をつくるための営業面での努力は必要です。


┃ケアマネジャー(ケアマネージャー)の魅力・やりがい

ケアマネジャー(ケアマネージャー)は、ホームヘルパー介護福祉士の上位資格と考えられており、社会的地位も高い職種です。事実、給与面でも介護・福祉関連の中ではかなり恵まれています。

魅力は給与面だけではありません。介護が必要となった方や家族がまず始めに出会うのがケアマネジャー(ケアマネージャー)です。「どうやって介護したらいいのか」「いくらかかるのか」など不安な状況のなかで、なんでも相談できるケアマネジャー(ケアマネージャー)は本当に頼りになる存在です。ケアマネジャー(ケアマネージャー)がいなければ介護サービスは上手く機能しないため、その責任感が仕事のモチベーション繋がるという意見も多く聞くことができます。

自分の立てたケアプランによって介護サービスを受け、利用者や家族が前向きになったり、元気になってくれることがケアマネジャー(ケアマネージャー)のやりがいだと言います。また、サービスを提供したら終わりではなく、利用者や家族の心身や生活状況に応じて調整が必要になってくるので、ずっと利用者と関わっていける仕事です。

ケアマネジャー(ケアマネージャー)は介護生活の頼れるパートナーとして、利用者や家族をサポートする大きな役割を担っています。

┃ケアマネージャーと関係各所の連携

ケアマネジャーは要介護者と介護サービス事業所、その他の機関を「つなぐ」役割であることは既にお話した通りです。そして、「その他の機関」の代表的なものとして「民生委員」や「医師」があります。ここではそれらの機関とケアマネジャーの連携についてお話します。

■民生委員との連携
<民生委員とは>
民生委員は、厚生労働大臣から委嘱され、担当の地域の高齢者や障害者、貧困問題などで困っている人や地域の問題に対して相談・解決に取り組む活動をしており、「日本の社会福祉の最後の砦」と言われています。
民生委員法により非常勤の地方公務員と規定されている民生委員ですが、その活動に対する報酬はなく、必要経費以外はボランティアとして活動しています。
また、家庭内のことに深く入り込む必要がある民生委員には厳しい守秘義務があり、守秘義務は民生委員の任期が終わっても続きます。

<ケアマネと民生委員の関わり>
民生委員は独り暮らしの高齢者や生活に困っている被介護者の自宅を見回りしますが、介護やその他のケアはケアマネやヘルパーの仕事です。
しかし、介護保険での在宅介護には限界があり、そういった際にはケアマネジャーは民生委員と連携し支援することがあります。また、民生委員は被介護者の状況を適切に把握するために、ケアマネジャーと連携を取ることがあります。

<課題>
ケアマネと民生委員は被介護者の状況を把握するためなど、お互いに被介護者の情報を提供する必要があります。しかし、民生委員には守秘義務がありますし、居宅ケアマネも初対面の民生委員から「情報を提供してほしい」と言われても拒否するでしょう。
その問題に対して大切なものは、お互いの信頼関係です。まずは、「被介護者本人に情報提供の同意を得る」、必要なら民生委員は「担当者会議」に参加するなどによりケアマネとの信頼関係を作ることが大切です。

■医師との連携
<ケアマネと医師との連携>
要介護者が認知症などの病気を抱えていると、ケアマネは医療との連携が必要になることがあります。但し、連携が必要なのはケアマネだけではなく、医師も同じくケアマネとの連携を望んでいます。
そして、ケアマネと医師の連携の目的のほとんどは「情報共有」という言葉に集約できます。
(1) ケアマネは知ることができない情報で、ケアマネが知ることにより有用な情報を医師が提供する。
(2) 医師は知ることができない情報で、医師が知ることにより有用な情報をケアマネが提供する。
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これだけを見ると簡単な情報共有に思えますが、医師とケアマネの連携には、なかなか難しい問題もあるのです。

<課題>
2009年度の調査では「ケアマネジャーが困難に感じる点」として49.9%のケアマネジャーが「医師との連携が取りづらい」と答えています。これは、「忙しくて」とか「時間がなくて」と言った問題ではありません。
ケアマネジャー側からは「医師は上から目線で、こちらの話を聞こうとしない」という意見があり、医師側からは「ケアマネジャーは医療知識に乏しいので、話がスムーズに進まない」などの意見があります。
更に、医者とケアマネでは対象者(要介護者)に対する考え方が異なります。医師としては「滞りなく治療を終えること」が目的ですし、ケアマネとしては、「病状から『生活上での不便』を知り、『フォローする方法』を見出すこと」が目的です。
情報交換は「自分にとって有用な情報を相手から貰い、相手にとって有用な情報を提供すること」が基本です。医師とケアマネの連携を適切に行うには、「提供すると喜ばれる情報と、どんな情報を貰うと自分に有用か」を理解することが必要です。それを理解した上で、情報交換を続けることにより医師とケアマネ間の信頼が深まり、連携が機能するのです。


┃失敗しないケアマネージャーの選び方

ケママネジャーは、「話を聞くのが上手い」「医師などとの連携が上手い」など、それぞれの得意分野は異なりますし、利用者としても「こんなケアマネが嬉しい!」と言った理想は違うものです。しかし、利用者は自分の希望でケアマネジャーを選ぶことはできるのでしょうか。
実は、地域包括支援センターではケアマネジャー候補者のリストがあり、それぞれのケアマネジャーについて、いろいろと聞くことができるのです。
ケアマネジャーは、これから介護生活を送るための大切なパートナーですので、被介護者としてより良い生活を送ることができるケアマネジャーに担当してもらいたいものです。

■ケアマネジャーの経歴を見る
ケアマネジャーの資格を所持している人は、必ず介護の実務経験があります。そして、その実務経験内容によっても得意分野が異なります。看護師の資格や経験がある人は医師との話がスムーズに進むでしょうし、ソーシャルワーカーの経験がある人は、その経験から利用者のことを考えたケアプランを作ってくれるでしょう。
これまでの経験や実績を確認し、わからなければ地域包括支援センターで相談に乗ってもらうようにしましょう。

■話を聞いてくれる人を選ぶ
ケアマネジャーは、利用者やその家族の話をちゃんと聞ける能力がなくてはなりません。中には「こうしないといけません」などのように、利用者の意見を聞かずに自分の意見が正しいと信じ込んでしまい、無理矢理自分の意見やケアプランを押し付けてくるケアマネジャーも存在します。
利用者の考え方をしっかり認識し、それに応じたプランを提案してくれる人を選ぶと良いでしょう。

■フットワークが軽い人を選ぶ
利用者が一人で在宅中に何か問題が発生した場合、すぐに対応してくれるケアマネジャーだと心強いですね。当然、トラブルや依頼に対して軽いフットワークを持つケアマネジャーを選びましょう。
そのケアマネジャーが所属する居宅介護支援事業所が遠い場合などは、なかなか素早い対応ができないこともありますので、利用者の住まいと同じ市区町村内に所属するケアマネジャーを選ぶと安心です。しかし、いくらフットワークが軽いケアマネジャーであっても、他の現場でトラブルがあった場合など、どうしても迅速な対応ができない場合があります。そういった時のために、民生委員との連携が強いことも、ケアマネジャー選ぶ基準となります。

■利用者のためのケアプランを考えてくれる人を選ぶ
タイトルだけを読むと当然のことのように思えるのですが、ケアマネジャーの中には“利用者の意見よりも、利用者の家族を優先”してケアプランを作成する人がいるのです。
家族の介護疲れを懸念して、「介護負担軽減」のための提案をしてくれるのですが、実際に介護を受けるのは利用者です。被介護者がより良い生活を送るためのことを第一に考えたケアプランを作成してくれるケアマネジャーを選びましょう。

これだけ調査した上でケアマネジャーを選んだとしても、実際に担当してもらうと、人間性などで、どうしても合わないこともあります。
ケアマネジャーの候補者はたくさんいます。自分に合わないと思ったら、いつでも変更することができますので、その際は遠慮せずにケアマネジャー本人、もしくは居宅介護支援事業者に申し出るようにしましょう。




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ケアマネジャー(ケアマネージャー)とは

今後、進んで行く高齢化社会に向けて、福祉サービスを向上させるためにできた介護保険制度。ケアマネジャーは介護保険制度を進めていくにあたって、介護を必要としているお年寄りやその家族と、介護サービス提供施設をつなぐ大切な役割を担う資格です。そのため、ケアマネジャーは介護保険制度を熟知し、医療や福祉業界の様々なサービスを理解する必要があります。

2017/01/06

施設&居宅ケアマネ

施設ケアマネジャーと居宅(在宅)のケアマネジャーの違い

ケアマネジャー(介護支援専門員)には大きく分けて、施設ケアマネジャーと居宅(在宅)ケアマネジャーの二種類があります。 施設でも居宅でも、ケアマネジャーになるための資格に違いはありませんし、どちらも略称で「ケアマネ」と呼ばれているケアマネジャーですが、仕事内容はまったく異なります。

2016/07/15

66

グループホームのケアマネジャーの仕事内容や必要な資格とは

ケアーマネージャーとは、グループホームなどの介護福祉施設で要支援、要介護認定を受けた人からの相談を受けたり、介護計画書の作成を行ったりする介護支援専門員のことです。 他にも入居者の介護業務、スタッフへの指示、地域の研修にも参加しています。グループホームでは少人数のグループ(最高9名)のユニットと呼ばれていますが、このユニットの中に必ず一人のケアマネジャーが必要です。

1970/01/01

ケアマネジャーのやりがい

ケアマネジャーの魅力は、やりがいを見失わないこと

介護支援には必要不可欠となっているケアマネジャー。介護支援専門員実務研修試験を受け、介護施設専門員証を取得した後、実務研修を終了してケアマネジャーの資格を取得し働く方が増えています。 ケアマネジャーになった後の道も実務をこなしつつも勉強をしていかなければならない、という険しい道ですが、その魅力とやりがいについて詳しくしていきます。

1970/01/01

初心者

未経験者でもケアマネジャーとして就職できるのか

高齢化社会となり、その存在を重要視されているケアマネジャー。ケアマネジャーになるためには、介護支援専門員実務研修試験を受け、介護施設専門員証を取得した後、実務研修を終了しなければなりません。 世間では圧倒的に求められているケアマネジャー。しかし実務経験が未経験からのケアマネジャーの道のりは厳しいものになっています。

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アルバイト

ケアマネジャーはパートタイムでも働くことができる職業

ケアマネジャー資格取得を取得するにあたり、パートタイムで働くことができるのかを心配されている方も多いのではないでしょうか? せっかく資格を取ってもフルタイムでしか働くことができないなら、断念しようと考えている方に朗報です。ケアマネジャーはパートタイムとしても働くことができる職業なのです。勤務体制や将来性についてご紹介します。

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職種別の記事まとめ

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