管理者になっていちばんの収穫は業務を通して成長が感じられること【介護リレーインタビューvol.63/管理者 新谷健太さん】#2
介護業界に携わる皆さまのインタビューを通して、業界の魅力、多様な働き方をご紹介する本連載。
お話を伺ったのは…
(株)ソーシエ
シェフズデイサービス青葉 管理者
新谷健太さん
大学を卒業後、有料老人ホームに就職。在職中に初任者研修と実務者研修を修了。2年間の勤務後、(株)ソーシエの介護事業部に転職。現在はシェフズデイサービス青葉の管理者として施設の運営に携わっている。
前編では有料老人ホームからデイサービスの事業所へと転職するまでのお話を伺いました。後編では、入社から管理者への道を歩み始めたこと、たくさんの業務を覚えるための新谷さん流の秘策、介護業界を目指す方へのアドバイスについて語っていただきます。
管理者になって驚いたのは、事務作業の多さ!

管理者になって3か月。まだまだ学ぶことが多いそう。
――こちらに転職をなさって、すぐに管理者として働きはじめたんですか?
3か月ほど一般の介護職として働いていて、「管理者に興味はありますか」というお話をいただきました。ずっと目指していたことだったので「もちろんです」とお答えしました。
――お返事をしてからは?
上司にあたるマネージャーから管理者の業務などを教わりながら、今に至っています。
――一般の介護職と管理者とは違いますか?
利用者さまに楽しい時間を過ごしていただきたいという想いは同じですが、モノの管理や経費などの報告、請求業務など事務作業がとにかく多い! 覚えることがたくさんあったので、動画で撮ったりメモに残したりしながら覚えていきました。
――動画ですか?
一連の流れとかやり方とか、メモに残すよりも動画で撮った方が覚えやすいんですよね。分からなくなったとき、あとで見返すとメモよりも思い出しやすい気がします。
――覚えることが多いとストレスが溜まりませんか?
マネージャーがつきっきりで教えてくれたので、覚えるのは大変でしたがストレスなく仕事ができました。「分からないことがあったら休日でもかまわないから連絡して」とおっしゃってくれたので安心感もありました。
――管理者になって4ヶ月目ですが、慣れてきましたか?
最初のうちは戸惑うことが多かったんですが、今は仕事が楽しいです。できることが増えてきましたし。ただ今までとは違って責任が伴ってくるので、ひとつひとつ前向きに、しっかり検討して答えを出さなくてはいけない覚悟もあります。
自分らしくいられる場所で働くのがベスト

新谷さんの生き抜きはドライブ。運転はもちろん洗車をするのも楽しみの1つなのだとか。
――新谷さんがお仕事をする上で、心がけていることはありますか?
「命をお預かりしている」という責任ですね。あとはコミュニケーションでしょうか。利用者さまのことを知れば知るほどケアにも繋がっていきます。普段はどのようにお過ごしなのか、今までどのように過ごされてきたのか。利用者さまとの普段の会話やご家族との話の中から探ることもあります(笑)。
――仕事の上で辛いことはありますか?
利用者さまが亡くなることですね。ずっと通っていらした方が亡くなると辛いですね。
――そんなときに気持ちをどうやって上げるんですか?
社員同士で気持ちを共有することもありますが、いちばん効果的なのはドライブですね。車を運転するのも楽しいですが、運転しながら会話するのもいい気分転換になっています。
――新谷さんがモチベーションを高いままキープできているのはどうしてですか?
自分が管理者をしている事業所のスタッフはもちろん、他の事業所のスタッフやマネージャーとコミュニケーションが密に取れているのが大きいですね。
自分の方が年下にもかかわらず、みなさん快く事業所の運営に携わってくださっています。
――人に恵まれているんですね。
マネージャーの存在も大きいですね。困ったときは問題解決に向けて一緒に動いてくれるので安心感があります。絶えず「悩みごとはないか」気にかけてもらっているので助かっています。
――目指していた管理者になった今、これからは何を目指しますか?
先ずは管理者という業務に慣れて、事業所の運営を安定させたいですね。その後はマネージャーを目指していければ…と考えています。
――これから介護業界を目指す方にアドバイスをお願いします。
介護職は目の前にいる人の日常を支える仕事なので、たいへんなこともあります。でもそれ以上に楽しいことがあり、利用者さまに対して心が動く瞬間があります。人のために働きたい、人の笑顔が大好きな方、「ありがとう」という言葉でやりがいを感じられる方にはピッタリの仕事だと思います。
――新谷さんは転職を経験しています。自分に合う職場を見つけるヒントもお願いします。
無理をしたり、ガマンしたりすると辛くなります。「ここなら自分らしくしていられる」と思える仕事や職場を探すといいと思います。
新谷さん流! 管理者になるための心得三か条
1.管理者を目指していることをアピールし続ける
2.メモ書きと同時に動画も駆使して業務を覚える
3.スタッフ、上司、利用者さまのコミュニケーションを密にとる
撮影/森 浩司













