ヘルスケア&介護業界の応援メディア
学び・キャリア 2020-02-25

介護福祉士のスキルアップ資格のである医療介護福祉士

介護福祉士がスキルアップをはかるために取得できる資格のひとつに、医療介護福祉士があります。医療介護福祉士は2010年より認定が始まった民間の資格で、特に医療現場においてチーム医療のメンバーとして活躍できる、医療知識を持つ介護福祉士を教育認定するものです。一般社団法人日本慢性期医療協会が認定を実施しています。

医療介護福祉士とはどんな資格?

医療介護福祉士とは一般社団法人日本慢性期医療協会が認定を行っている民間資格です。1年以上の実務経験のある介護福祉士が所定の講座を修了することによって取得が可能となります。

医療機関や介護保険施設では、高齢者のほか高度障害者や神経難病患者に対する介護など、医療現場での介護ニーズも高まっており、一定の医学知識を持った高度な介護福祉士が求められています。また、近年注目されている終末期医療においても介護は避けて通れない問題で、介護福祉士が貢献できる場となることが予測されます。

医療介護福祉士の認定は、チーム医療のメンバーとして活躍できる介護福祉士 の育成を目的としています。同時に介護の現場で知っておきたい緊急時の対応や事故防止といった介護の質を向上させるための知識を学ぶことも可能です。介護や医学の知識をさらに深めたい介護福祉士はもちろん、仕事や職場の幅を広げたいといった場合にもスキルとして役立てることができるでしょう。

医療介護福祉士取得にあたって学ぶ内容

医療介護福祉士の認定は全6日間で24単位(講義16単位、実習8単位)を学習し、認定試験に合格することが要件です。

学習する内容は高齢者介護だけでなく、慢性期医療についても対象としています。介護福祉士として携わる身体介護のほか、知識として慢性期医療で行われる検査や薬について、救急処置についてなどについても学び、医療や介護についての理解を深めることが目的です。

特に医療機関に勤務している介護福祉士の場合には、介護が必要となる慢性期医療について学んでおくことで、介護がスムーズにできるようになるでしょう。

介護福祉士は直接医療行為に携わることはできませんが、介護の対象の方がどのような状態であるかを理解しておくことは介護の質にも大きく貢献します。医療機関においては介護される方と密接に接する機会があることから、細かい変化にも気づくことも多いです。適切に医療チームと情報交換を行うことで、より適切な医療の提供にもつながっていくでしょう。

医療介護福祉士取得のメリットとは

医療介護福祉士は民間資格であるため、国家資格と比較すると必ずしも資格の恩恵が受けられるというものではありません。しかし、医療についても一定の知識を習得しているというひとつの判断基準となります。取得しておくと医師や看護師などの医療チームからの信頼が高くなるでしょう。

また、日本慢性期医療協会が認定を行う慢性期医療認定病院においては、認定の更新条件として医療介護福祉士の単位が加算されるしくみになっています。

もっとも大きな取得のメリットは、医療知識を身につけることによって以前よりも自信を持って毎日の業務につけることでしょう。医療機関で勤務している介護福祉士はもちろん、老人ホームや介護施設においても看護師との連携が必要です。

将来的には介護度の進んだ高齢者や介護が必要となる病気の方も増えると予想されています。そのため、十分な医療知識を持った介護福祉士のニーズは高まっていくでしょう。

介護の現場では医療知識を持った介護福祉士のニーズが高いことがわかりました。また、法改正により、介護施設では一定の研修を受けた介護職員がたん吸引や経管栄養を行えるようになるなど、介護福祉士や介護職員はますます医療知識が求められるようになっています。そういった流れもあり、医療介護福祉士認定講座の内容は、今後「介護職員等によるたんの吸引等の実施のための研修」として、介護福祉士以外の介護職員も対象とした研修に引き継がれていく予定です。

この記事が気に入ったら
いいね!してね

この記事をシェアする

編集部のおすすめ

関連記事