指名率No.1目黒さんがSNS発信とカウンセリングで大切にしている「安心感」の作り方【「kon.」店長 目黒尚之さん】#2
SNS発信が当たり前になった美容業界。採用に向けてSNSアカウントを確認するサロンも増え、就職活動におけるSNSの影響力は年々高まっています。本企画では、就活に役立つSNS活用法を、現役美容師のリアルな経験から紐解きます。
SNSを通じて日本全国・世界各地から予約が絶えない「kon.」店長の目黒さん。後編では、動画制作における細かなこだわりや、高い指名率の裏側にある「悩みを引き出すカウンセリング」のポイントを詳しく伺いました。
お話を伺ったのは…
「kon.」店長・目黒尚之さん
ブリーチ縮毛矯正やメンズ縮毛矯正を得意とし、サロン内予約率はNo.1。ビフォーアフターのリール再生数は最多1725万回を誇る。強い癖毛や縮毛に悩む人の心を掴み、顧客層は子どもから外国人までと幅広い。
Instagram:@kon.__meguro.
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自分の露出は最小限に。「技術」と「悩み」にフォーカスする理由
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――動画発信をするうえで大切にしていることはありますか?
意図的に自分はあまり映らないようにしています。カウンセリング動画などで少し映り込んでしまうことはありますが、主役はお客様なので、その表情や髪の変化を第一に映すことを大切にしています。
――動画では施術前のお客様の不安そうな顔が、最後にはパッと明るくなるのが印象的です。投稿を続ける中で、ご自身の中で変化してきたことはありますか?
最初はとにかく「数」を上げることを意識して毎日投稿していましたが、続けていくうちに徐々に「質」を意識するようになりました。今では、kon.オリジナルの技術で、お客様の悩みがどう解消されていったのか。そのプロセスが視聴者にひと目で伝わるような構成を意識しています。
ただ、中には深刻に悩んで来てくださる方もいます。撮影許可をいただいても、実際の対話の中で「この方はSNSに載せられたくないだろうな」と感じたら、たとえ撮影していても掲載は控えています。
――お客様の気持ちに寄り添うことを優先しているんですね。オーナーの甲斐さんはSNS集客で大成功を収めていますが、SNS運用についてどのようなアドバイスを受けていますか?
「見る側の視点に立って、どういう投稿なら見たいと思えるか」という客観性を常に意識するように言われています。画角一つとっても、お客様が大きく映りすぎたり、逆に小さすぎていないか、動画の尺も重要で、「最後まで飽きずにみてもらえるか」を基準に、自分は1分前後で作るようにしています。
――編集の技術やセンスは、どのように磨いてこられたのですか?
オーナーや他の美容師さんの伸びている動画をとにかくたくさん見て、参考にしました。伸びている動画は、サムネイルと始まってからの「3秒間」で心を掴まれます。その3秒で「この続きが見たい」と思わせるために、映像の入り方や音楽のチョイスには神経を使っています。
緊張をほぐす「目線」と「気遣い」。信頼と安心を生むカウンセリング
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――カウンセリングで意識されていることはありますか?
とにかく「話しやすい雰囲気」を作ることです。実は僕自身、自分が美容室に行くとすごく緊張してしまうタイプなんです。だからこそ、お客様には緊張しない空気づくりは常に心がけています。
――具体的にどのような振る舞いを心がけているのでしょうか。
目線や気遣いといった部分を意識することが多いです。また、必ず敬語でお話ししています。何度も来てくださって仲良くなったお子さんなどにはタメ語でフランクに接することもありますが、基本は丁寧な言葉遣いから信頼関係を築くようにしています。
カウンセリングも技術と同様、「数をこなすこと」が成長に繋がります。日々たくさんの方にお会いする中で「この方にはこういう聞き方の方が話しやすいだろうな」という経験値が溜まっていきました。その積み重ねが、今の自分のスタイルを作っているのだと感じます。
――動画内のテロップでは、お客様の言葉がうまく拾われていますよね。
お客様の「生の熱量」を届けたいので、あえて特定の質問を投げかけることもあります。例えば、お子様が縮毛矯正をかけに来てくれた時には、「学校で髪のことで何か言われたり、気になることはない?」と踏み込んで聞くことがあります。
ただのカウンセリングだったら聞かないことかもしれませんが、お客様の悩みを深掘りすることで、同じように悩んでいる視聴者の方にも、より深く想いが届くようになると考えています。
迷っているなら、まずは「小さなチャレンジ」から
――SNSに苦手意識を持っている方へアドバイスをお願いします。
自分もSNSは得意ではなかったんですが、SNS発信を始めて本当によかったと思うのは、SNSがなければ絶対に出会えなかったお客様と繋がれたことです。沖縄の離島から来てくださった方や、海外からわざわざ来てくださる方。そんな出会いは、SNSなしではあり得ませんでした。
最初からカウンセリング動画をいきなりというのは難しいと思うので、ビフォーアフターの後ろ姿だったり、まずは自分で動画を作ったりして投稿するというところから始めたらいいかなと思います。
本当にそれも苦手だったら美容学生のうちに、ヘアのことでなくても、例えば旅行とかの動画を上げまくって、「どういう旅行の動画だったらリーチが伸びるのか」「どういう構成にしたら伸びやすいか」を知っておくだけでも感覚が掴めるようになります。
最近はAIで簡単に作れるものも増えていますが、やっぱり、自分で作ったものの方がいいかなと思います。「構成を考えて動画を作って投稿して」というのを何回もトライしていけば、いつか絶対伸びる一本に繋がります。
――最後に、これから美容業界を目指す方へメッセージをお願いします。
まずは、どんなことからでもいいのでやってみる。小さなことからでも何かには絶対繋がると思うので、小さなことから少しずつ、たまにはちょっとできないかもと思うこともチャレンジしてみると役立つことがあるので、小さな努力やチャレンジする姿勢を大切にしてほしいなと思います。
SNS発信とカウンセリング技術の3つヒント
1.自分よりも「技術」と「悩み解決」を映す
2.ストーリーを引き出す「カウンセリング」を可視化する
3.「目の前のお客様」への誠実さが、SNSの質を上げる
取材・文/Maki Nagai
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「kon.」
住所:〒1500001 東京都渋谷区神宮前1-9-29 Fleg 2F
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