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すべての不調の原因は「食」にあり! 松野エリカさん #1

すべては「食」から。正しく賢く食べて”キレイ”を手に入れる

あまりにも当たり前のことすぎて、ついおろそかになりがちな「食」のこと。でも、私たちのカラダは「食べたもの」でできています。「何を、どう食べるか」でその人の美しさ、価値が決まるのです。「食べてキレイに」をコンセプトに、食べるほどにカラダの内側から美しくなる食事、「美容料理」を研究・開発している松野エリカさん。食事がカラダとココロにどう関わるのか、何を食べればキレイになれるのか、教えていただきました。

食事を変えただけで、10年間悩まされていたカラダとココロの不調がわずか1ヵ月で改善。それ以来、「食」の素晴らしさに魅了され続けているという松野さん。「食」で何がどう変わるのか、まずはご自身の経験をうかがいました。

なかなかヤセない、その理由

松野エリカさん

松野さんは、すらっと背が高くて手足は長く、しかも小顔……と、誰もがうらやむようなスタイルの持ち主。でも実は、長い間ダイエットに苦しんだ経験があると言います。

「高校生の頃、ものすごく無理なダイエットをしたんです。もともとそれほど太ってはいなかったのですが、思春期を迎える頃からぷくぷくしはじめてしまって。ピーク時は、今より10kgも太っていました。今思えば、誰でもぽっちゃりしがちな、そういう年頃だったのに、太っている自分がいやでいやで。やせている=かわいい、と信じ込み、とにかくやせたい! と思っていたのです」

キャベツだけダイエット、海藻ダイエットなどなど、ちまたで「やせる!」とウワサになっていることは、ほとんどすべて経験したそう。

「でも、どれも効果があがらない。それは当然だと今ならわかるのですが、じゃあ次はこれ、それでダメならあの方法と、ダイエットの事で頭がいっぱいでした。そのうちカラダが悲鳴をあげはじめて……。だるくて疲れやすくなり、貧血にもなってしまい、もともと悩んでいた生理痛もどんどん悪化。いちばん元気な年代のはずなのに、最悪の体調でした。当然、美容面も最悪。肌荒れがひどくて皮膚科に行くと『栄養失調』だと言われ、ビタミン剤をどっさりもらうほどでした」

松野エリカさん

それでも、やせたいから食べない。それで体重は減ったものの、鏡に映る自分の姿を見て、さすがに「これはまずいかも」と思いはじめたのだとか。

「料理が得意な母の影響で、もともと食べることや料理を作ることが大好きだったんです。つまり、私の中心に『食べることが好き』ということがある。でも、だからこそダイエットに苦しんでいる。だったら、食べることについて勉強してみようと思いました。食べないことで体調が悪く、肌がボロボロになったのだから、逆に、食べることで健康に、キレイになれるかもしれないと」

大学と、さらに専門学校で栄養学を専攻。その後はさらに、マクロビオティック(穀物や野菜、海藻などを中心とする日本の伝統食をベースにした食事法)も学んだことで、これまで自分がやってきたことはすべて、美容と健康を損ねるものだったことを知ったそうです。

「食事を変えたら、それまでひどかった生理痛が劇的に改善したんです。生理の1週間前から鎮痛剤を飲んでも痛みがおさまらなかったのに。次第に肌の調子もよくなって、気がついたら体重も元に戻っていました」

ココロの乱れは食事の乱れ

「食」の力は、「メンタル面も大きく変えてくれた」と松野さんは言います。

「食べたいのに食べられない、それなのに効果が上がらないということで、かなりストレスがたまっていたこともあると思いますが、めちゃめちゃな食生活をしている時はとにかく精神的に不安定でした。いつもイライラして、怒りっぽかったですね。物事をすべてネガティブにとらえ、うまくいかないとすぐに誰かのせいにして。もう、最悪(笑)」

ところが、食事を変えて食生活を正したら、180度転換。人が変わったように、精神的にも落ち着いたそうです。

「笑顔でいることが増えました。言葉で表すのはむずかしいのですが、自分らしくいられるようになったというのでしょうか。それまでカラダにもココロにも力が入ってガチガチに硬かったのですが、その余計な力が抜けてすごく楽になったんです。そのせいか、何かあっても必要以上に落ち込まなくなり、前向きな気持ちでいられるようになりました」

自然と調和した生き方、食べ方を

松野エリカさん

カラダとココロが大きく変わって、「食」の大切さを痛感した松野さん。それまでの松野さんの食生活のどこに問題があったのでしょう。

「まずは、食べない、あるいは『◯◯しか食べない』ことによる栄養不足。栄養を必要としているのはカラダだけではなく、ココロもそうなのです。食べなかったり、栄養のバランスが乱れていたら、カラダもココロもきちんと働いてくれなくなります」

そして2つめは、自然のサイクルに反していたこと。

「よく、健康のためには太陽の動きに合わせての生活、つまり朝は早く起きて、夜も早く眠ったほうがいいと言われますね。人間も自然の一部だから、自然のサイクルに合った生活をすることが大切だと。それは食べものについても同じで、夏には夏の、秋には秋の食べ物を食べるのがカラダにとっては無理がないんです。夏にできる野菜などはカラダの熱を冷ましてくれる働きが、秋冬にできるイモ類などはカラダを温めてくれる働きがありますから。

でも、現代は朝昼逆転した生活をしている人もいますし、私も仕事で夜が遅くなったり、友達と遊んでいて夜更かしすることもあります。食べものにしても、夏の野菜であるトマトが1年中食べられるようになって、”旬”がなくなりましたよね。そんなふうに、すべて自然のサイクルに逆らって生きているから、カラダもココロも調子を崩してしまうのでしょう」

ただ、そうは言っても現代に生きていると、日の出とともに起きて、日が沈んだら眠るという生活は不可能では……?

「でも、『食』なら変えることができると思うんです。食事はなるべく1日3回とるとか、できるだけ”旬”を意識して食材を選ぶとか。栄養バランスにしても、むずかしく考えることはなくて『同じものを食べ続けない』というだけでも、かなり改善されますよ」

そうこうするうちに、少しずつカラダとココロが整っていく。それは「『キレイ』に向けてストレートにつながる」と松野さんは言います。それでは、カラダとココロを整える「食」とはどういうものなのか、次の#2で具体的に教えていただくことにしましょう。

取材・文/鈴木裕子

Profile

松野エリカさん
松野エリカさん

美容料理家・ビューティスイーツパティシエ
10代でモデルの仕事に就き、無理なダイエット経験から「食」の大切さを痛感。大妻女子短期大学家政学部卒業後、服部栄養専門学校栄養士科にて栄養士・食育インストラクターの資格を所得。その後、マクロビオティックを学び、マクロビオティックインストラクターの資格を取得。
現在、美容料理家として料理教室やセミナー開催、FoodexJapanをはじめとするフードイベント参加するほか、ラジオや雑誌など幅広く活躍中。「キレイ料理レストランG&V」にてビューティスイーツパティシエとしてスイーツ開発にも携わる。

ブログ〜Erica’s Beauthiful Rechipe〜http://ameblo.jp/erica-cook/

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