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20代で老眼になる!? 今、増えている『若年性老眼』の実態に迫る!

「若年性老眼」という病気を聞いたことありますか? 老眼と聞くと高齢者がなるイメージですが、近年若い20代の方たちも老眼になってしまうんです! 昔はあまり聞かなかったこの病名。現代のライフスタイルが大きく関わっているようです。最近、目疲れていませんか? もしかしたら「若年性老眼」の前兆かもしれません。そんな人ごとではない「若年性老眼」を早速チェックしていきましょう。

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「若年性老眼」とは?

めがね

「若年性老眼」とは、読んで字のごとく20~30代の通常ではなりにくい若い世代で老眼の症状が現れてしまうこと。若年性老眼は、一般的な老眼の症状とほとんど違いはなく新聞や本など近くのものが見えにくくなります。眼の水晶体の厚さを調整する毛様体筋という眼の筋肉が衰え、ピントを合わせる能力が低下してしまいます。このピント調節機能の働きが鈍くなるため、近くのものが見えにくくなります。若年性老眼は、加齢で進行する一般的な老眼と比べて症状が早く進行し、重症化すると言われているので、もしかしたら?と思った方、今からライフスタイルを改善していきましょう。

若年性老眼の症状

・ 近くのものにピントが合いにくい
・ 近くのものを見るとき、焦点を合わせるのに時間がかかる
・ 小さな文字を読むとき、ぼやけたり見えにくく感じる
・ スマホやパソコン画面の文字がゆがんで見える
・ 夕方頃になると目がショボショボし、見えにくくなる
・ 目が疲れやすい
・ 軽度の頭痛や肩こり、目の奥の痛みがある
・ まぶたがピクピクを動くことが多い
など

「若年性老眼」の原因は?

スマホ

「若年性老眼」の増加は、スマホやパソコンを長時間使用する近年のライフスタイルの変化に一番の原因があります。若い年代からスマホやパソコンの使用が頻繁になっており、今やプライベートでも仕事でも欠かせないアイテム。スマホやパソコンを使用することが悪いのではなく、同じ焦点で長時間凝視することが問題なんです。近くの画面を見ているときは毛様筋体が常に緊張状態にあり、それが長時間続くことで負担がかかり機能が弱まってしまいます。それにより、水晶体の厚みをかえる調整機能が下がり、さらに水晶体の柔軟性も低下し、近くのものが見えにくくなっていくのです。

また画面には、明るくし文字を見やすくするためにブルーライトが使用されています。見やすくするために明るくなればなるほど強い光を発生し、その光には多くの紫外線を含みます。紫外線は、眼の細胞や視神経、網膜にダメージを与え、若年性老眼が起こりやすくなってしまうのです。

他にも原因はあります。スマホやパソコンを操作する際、ついつい夢中になっているときありますよね。そのような状態は、積極的に情報を得ようと眼を凝らし、眼を大きく開いて画面を見ているため、瞳孔も開き、まばたきが少なくなっています。まばたきが減ると涙の量が極端に少なくなり、角膜や水晶体が傷つきやすくなって毛様体筋の活動が衰えてしまいます。

さらに、スマホを手に持ちうつむく姿勢が多くなると、眼の内側から外側に圧力がかかり、眼球が圧迫され負担がかかります。この状態も毛様体筋や視神経が圧迫され、視野が歪むようになってしまうのです。

最後に、日頃のストレスや食生活の乱れも大きな原因。ストレスを抱えると活性酸素を体内に大量に発生します。眼の網膜は体の中で一番細い血管が張り巡らされ繊細にできていると言われているので、すぐにこの活性酸素によるダメージを受けてしまいます。食生活についても、ビタミンやミネラルは眼にとって重要な栄養素ですので、不足すると機能全体に支障がでてしまいます。バランスよく栄養を摂ることは、眼だけではなく体を正常に動かす基本のことなので、日頃から心掛けましょう。

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今すぐできるトレーニング法

女性

生活習慣の改善はもちろんですが、今からすぐにスマホとパソコンの使用をやめることはできないですよね? できるだけ使用を制限することは必要ですが、今すぐ簡単にできる「若年性老眼」を予防するトレーニング法をお伝えします。気持ちの面でもリフレッシュするので、束の間の休息時に行ってみてください。

1.目をギュッと閉じる。
2.目をパッと開く。
 →眼の周りの筋肉をほぐし、血行がよくなります。

1.目の前で親指を立てる。
2.指先を見つめゆっくり遠ざける。
3.そしてまた近づける。
4.遠くに、近くにを数回繰り返す。
 →1点を凝視し固まってしまった毛様体筋をほぐすトレーニング。

・ 顔を動かさないように目玉をぐるっと1周させる。
 →こちらも毛様体筋を鍛え、ピントを調節しやすくなる。

・ 遠くを1点見つめる。
 →水晶体が薄くなり、毛様体筋が休まる。

・40度のお湯で絞ったタオルを10分間、両目の上にのせる。
 →血行がよくなり、機能の働きがよくなる。

身体の内側からもアプローチ! 眼にいい食べ物

ブルーベリー

若年性老眼」を予防するには、食事からもケアをすることができます。外側と内側からのダブルケアで現代病から眼を守っていきましょう。これからおすすめする食材を普段の食事に少しプラスすることで気持ち的にも安心できますね。まずは、簡単にできることから始めていきましょう。

ルテイン

最もおすすめしたいのがルテイン。ルテインは、“天然のサングラス”と言われるくらい眼にいい栄養素。眼の筋肉をほぐしたり網膜への光の刺激を和らげる効果に期待が持てるとのこと。紫外線を直接受ける眼は活性酸素が多く発生するので、その活性酸素による酸化から眼を守ってくれると言われています。

●かぼちゃ、とうもろこし、菜の花、パプリカ、卵黄などの黄色い食べ物に多く含まれています。

アントシアニン

眼にいい食べ物としてブルーベリーをよく耳にすると思います。そのブルーベリーに多く含まれている栄養素がアントシアニン。アントシアニンは、抗酸化作用があり、視神経の働きを高め視力の改善、眼精疲労の軽減、眼の末梢血管の血流促進などに効果があると言われています。

●ブルーベリー、カシス、ぶどう、イチゴなど赤い色の食べ物に多く含まれています。

ビタミンA

レチノールとも呼ばれ、眼を健康に保つ重要なビタミン。眼が光を感じるのに必要な網膜の色素、ロドプシンの主成分です。ビタミンAは、“夜間の視力の維持を助ける栄養素”と呼ばれ、光を感じる重要な役割があります。

●レバー、肉類、卵、牛乳、バター、うなぎなどに多く含まれています。

まとめ

視力は人間にとってとても重要なもの。自分はまだ大丈夫と思って軽視していませんか? 「若年性老眼」はライフスタイルの変化によって流行しつつある現代病のひとつ。一度なってしまうと進行が早いようなので、できることから予防をしていきましょう。今回紹介したトレーニングや食物は、普段から気軽に取り入れたり、摂取できたりします。ちょっとした努力でカバーできるのでぜひ試してみてください。

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