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肌荒れ・湿疹? 脱毛・白髪? それって『ビオチン』不足かも!

ビオチン?何となく聞いたことがあるような、ないような…というフワフワなスタンスの私でした。ところがちょっと調べてびっくり!

ビオチンが不足すると、湿疹・肌荒れに始まり、脱毛・白髪の増加、疲労・筋肉痛・食欲不振など、まるでゾンビのようにおぞましい状況が大挙してやってくるとか。

またビオチンは、あらゆる臓器の大元であり、最近では「第二の脳」とも呼ばれている腸の状態(腸内フローラ)がストレートに反映していると知って、がぜん興味がわいてきました。

ビオチンって何?

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ビオチンには複数の名前があるようです。
発見されたのは1935年。オランダの研究者ケーグルさんが卵の黄身から見つけました。当初は酵母の増殖に欠かせないビオス(BIOS)のひとつとして研究されたので「ビオチン」と名付けられました。

現在ではビタミンB群に分類されており、別名「ビタミンB7」とも呼ばれていますが、他にも「コエンザイム(補酵素)R」、「ビタミンH」ともいわれています。

ちなみにビタミンHとは、ドイツ語の皮膚(Haul)から。日本語でもH(Hifu、Hada)ですけど。つまり「ビタミン皮膚」。これはビオチンが肌や髪の健康に深く関わっているから。

皮膚炎の原因であるヒスタミンを抑制し、毛細血管を太め、毛髪の発育機能を高めると考えられています。

食品では酵母をはじめ、卵黄・レバー・ヨーグルト・大豆・ほうれん草などから摂れますが、ポイントは私たちの腸内でも「生成」できるところ!たとえ食物そのものにビオチンが含まれていなくても、腸内にいる「善玉菌」たちがビオチンを作り出してくれるのです。

あーよかった。めでたし、めでたし…とはいきません。これには「if」が付きます。「もし、あなたの腸内フローラが良好で、善玉菌が活発な状態だったら」という。

ビオチンが不足するとどうなるか?

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美しい肌や髪に大きく関わるビオチンは、私たち自身の体内で生成できるのですが、その任務を負っているのがいわゆる善玉菌。ということは、何かの原因で善玉菌に元気がないと、ビオチンの量も減ってしまいます。

さらに!ビオチンは悪玉菌の大好物。善玉菌がセッセと作ったはしからエサにしてしまうのです。ただでさえ生産量が落ちているのに、私たちが利用する前に横取りされたあげく、栄養を摂った悪玉菌はさらに増加。トリプルパンチをお見舞いされて、さらに湿疹・脱毛・疲労感。これでは自分がかわいそう過ぎます。ではそうならないためにどうしたらよいのでしょうか?

と、その前に。ビオチンが不足しはじめたときにはサインがあります。それは「便秘」が続く、もしくは「下痢」が続いているとき。これらの症状は「腸内バランスが崩れていますよ」というお知らせ=悪玉菌が増えているということ。健康な腸内バランスは、善玉菌が20%、悪玉菌が10%、日和見菌が70%いる状態といわれています。

ここで補足したいのが日和見菌。日和見菌は善玉菌にも悪玉菌にも属していませんが、腸内フローラでは圧倒的な最大派閥。しかもやっかいなことに、腸内で善玉菌が優勢なときは善玉菌を助け、悪玉菌が多いときは悪玉菌の味方をするという関ヶ原の戦国大名みたいな存在。私たちの腸内はけっこうシビアな世界なのです。

ビオチン対策はこれ

ところで、お通じが快調じゃない人って珍しくないですよね?実は近年、ビオチンが慢性的に不足している人が増えているようなのです。その原因は大きくわけて3つ。

①善玉菌へのサポート不足

「ストレス」、「偏食」、そして善玉菌のエサとなる「食物繊維」の少なさなどがあります。

②ビオチンを大量消費

「喫煙」と「飲酒」はビオチンを大量に失います。

③抗生物質の多用

「抗生物質」は病原菌だけでなく善玉菌であるビフィズス菌や乳酸菌も殺菌してしまう可能性があります。

なので以上3つのことに注意すると共に、ビオチンを多く含む食物から摂取することもアリかもしれません。では1日にどのくらい摂ったらよいのでしょうか?厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」では、成人男女で50.0㎍(マイクログラム=0.000001g)を目安としています。でもマイクログラムとかいわれてもわかりません!具体的な食品でみてみましょう。食品100gあたりのビオチン含有量です。

○魚介類

  • まがれい:23.9㎍
  • あさり:22.7㎍
  • ししゃも:17.9㎍
  • たらこ(生):17.6㎍
  • まいわし:17.1㎍
  • かつお節:14.9㎍
  • あんこう(きも):13.4㎍
  • まかじき:13.1㎍
  • うなぎ(蒲焼):10.4㎍

○種実類

  • ひまわりの種(フライ):80.1㎍

○卵

  • 卵黄:65.0㎍

○レバー

  • 鶏レバー:232.4㎍
  • 豚レバー:79.6㎍
  • 牛レバー:76.1㎍

○のり

  • あおのり(素干):73.6㎍
  • 焼きのり:46.9㎍
  • ほしのり:41.1㎍

○豆類

  • 糸引き納豆:18.2㎍
  • ゆば(生):14.3㎍
  • 大豆(ゆで):11.1㎍

○調味料など

  • 黒砂糖:33.6㎍
  • マスタード:22.5㎍
  • 豆味噌:16.8㎍
  • 脱脂粉乳:18.7㎍
  • 濃口しょうゆ:12.3㎍
  • 乾しいたけ(ゆで):10.4㎍

もちろんサプリメントも市販されていますよ。ただしビオチンは水溶性。必要以上に摂っても汗や尿として排出されてしまうので(その分副作用の心配は少ないんですけど)摂りすぎもあまり意味がないようです。

まずは腸内環境を整え、善玉菌がビオチンを生成できるようにしてあげて、さらに不足気味なら食事やサプリで補っていく感じでしょうか。
お肌や髪が健康になれば、もうそれだけで印象がイキイキとしてきます。美肌・美髪のキーワードはビオチンです。

参照・引用
・「日本人の食事摂取基準(2010年版)」厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/sessyu-kijun.html

・「腸内バランスとは大腸のこと」大鵬薬品工業株式会社
http://www.taiho.co.jp/kenko/otayori/chounai01.html

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