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髪は命!毛髪診断士・余慶尚美さんに聞く、髪と地肌の紫外線対策 #1

モアリジョブ読者の大半は、毎日の紫外線対策は、顔や首、腕だけという人も多いのでは? でも実は、顔よりも一番日焼けするのは髪と地肌なのです!

仕事柄、それは知ってはいても、日焼け止め剤を髪に塗ることはできないし、結局、何もしないままという人も多いよう。最近は髪のUVケア商品も目にしますが、どれを選んで良いのかわかならいという声も聞きます。

頭はカラダでは一番高い場所にあるので、紫外線のダメージを受けやすいもの。つまり、頭皮も顔と同じ肌の一部!しっかりケアをしていきたい大切な部分です。また、最近では髪に関する悩みは白髪や薄毛などの他に、強い日差しと紫外線が原因で、髪や頭皮に与える悪い影響についても注目されています。

そこで今回は、自分でできる髪と地肌の紫外線対策と、紫外線で傷んでしまった髪と頭皮のケアについて、漢方美容家・韓方(はんばん)薬膳料理専門家で、毛髪診断士の資格を持つ余慶尚美さんに伺ってみました。しっかり理解して、自分の艶やかな髪と健康な地肌作りに生かすのはもちろん、お客さまにもアドバイスしてあげてくださいね。

髪を襲う紫外線のダメージとは?

「暑い夏は特に紫外線の影響はひどく、自分ではケアしているつもりでも、パサついたり、髪の色が落ちたり、時には地肌がかゆくなったりと、髪の不調を感じることが多いと思います。頭は太陽に一番近く、温度も55度くらいになると言われています。太陽の陽射で頭皮の炎症、そして紫外線が肌の深くまで届き、髪の毛に栄養を運ぶ毛細血管にダメージを与えたり、時にはリンパ管を消失させたりも…。その結果、髪の毛に十分な栄養が行き届かず、抜け毛や細毛の原因になり、頭皮の毒出しもうまくいかず、悪循環が生まれます。

髪の主な成分はケラチンというタンパク質が大半を占めています。ケラチンタンパク質はアミノ酸がつながったプロペプチドからできており、このアミノ酸自体が紫外線によって酸化することで髪が傷む原因となります。また、ケラチンタンパク質の結合が切れると“システイン酸”が生成され、パサつきや痛みの原因に。特に、髪が濡れたまま紫外線を浴びるとシステイン酸の生成が加速され、さらにダメージを受けることになります。

髪と同様に、頭皮も紫外線によってジワジワと炎症をおこします。紫外線UVAが到達する、地肌の奥にある真皮層には、毛細血管やリンパ管があり、毛根もそこにあります。紫外線によって血管やリンパの機能が低下することがわかっており、そうすると毛根に充分な栄養を与えることが出来なくなります。そして老廃物や炎症物質が溜まると、新しい細胞を生み出す力が低下して、抜け毛や薄毛、枝毛や切れ毛などの毛髪の表面の傷みだけでなく、全体のダメージになっていくわけです」と余慶先生。

それでは、いったいどうしたら紫外線をカットして、健康な髪を維持することができるのでしょうか?

紫外線のダメージと
紫外線が髪や頭皮に与える影響は大きいのでしっかりケアして!

髪と頭皮の効果的な紫外線対策は?

「まずは髪と頭皮を夏の陽射と紫外線を防ぐことが大切です。帽子をかぶり日傘を差すのはもちろん必須。帽子はツバが広く、通気性の良いものがオススメ。また、髪の分け目の部分にUVA用のクリームを塗ったり、紫外線予防のヘアスプレーを上手に活用すると効果的です。

また、東洋医学では髪は“血余(けつよ)”と言われ、血の巡りと深く関係しています。暑い季節はどうしても寝苦しく睡眠時間が短くなったり、眠りが浅くなったりして、質の悪い睡眠になりがちです。睡眠中に優位になる副交感神経が髪に栄養を与えてくれる毛細血管の巡りに深く関わっているので、質のいい睡眠が得られるように日頃から努めることも大切です。

頭部の血液やリンパの巡りを改善するヘッドマッサージを上手く取り入れてもいいですね。
耳をひっぱってみたり、肩の上げおろしをすることでも頭部の血流改善ができるので、時間をみつけてこまめに実践しても効果的です」とのこと。

髪や頭皮にいい食べ物は?

「質のいい睡眠をとり美髪や丈夫な頭皮を作るのに効果的な食物は、“なつめ”がオススメ。「なつめ」は薬膳では、カラダを温め、そして、血を補い、また排泄をサポートする果物とされています。また、精神のリラックスにも効果的なので、血巡りや水分代謝を高めながら、カラダの巡りを整えるだけでなく、血も補うので、まさに『血余=髪』にいいものですね。

漢方では、髪の衰えは、水分代謝だけでなく生殖機能の働きも担う『腎』の衰えが深く関係しているので、腎にいい食べ物として(薬膳)“黒ごま”や“黒豆”もオススメです。“黒ごま”はビタミンEが多く含まれており、血管を強くしたり、血流の改善にも効果的です。また、質の良い植物油なども多く含まれています。“黒豆”はカラダに必要な潤いや『血』を養うので、こちらも『血余=髪』にいいものですね。

その他、青魚や発酵食品にも注目を。青魚にはDHA・EPAが多く含まれているので、血行を促進し、老廃物を排出してくれる効果があります。発酵食品の酵素は消化や吸収をスムーズにし、腸内環境を整えてくれるので免疫力がアップ!新陳代謝を高めてくれるので、アンチエイジングに役立つだけでなく、美髪・美白・美肌などにも効果抜群です」と余慶先生。

この夏は紫外線を寄せつけず、しっかりケアして美髪美人を目指しましょう!

髪や頭皮にいい食べ物
漢方薬の世界でも健康にいい生薬として古くから重宝されています。

取材・文/いけだゆきこ

Profile

余慶 尚美さん

余慶 尚美さん

漢方美容家/韓方(はんばん)薬膳料理専門家
「巡り」をコンセプトに、漢方美容&薬膳サロンを白金高輪にて主宰。
薬膳が根付く韓国の薬膳料理界において日本人初の大韓民国薬膳料理専門家としても活躍中。
国際薬膳師 /大韓薬膳料理専門家:약선요리전문가/ 漢方養生指導士/毛髪診断士
詳しくは、余慶尚美HPでご確認ください。
HP: http://yokeinaoko.manna-heart.jp/
オフィシャルブログ:http://ameblo.jp/yokeinaoko/
オフィシャルインスタグラム:https://www.instagram.com/yokenao/

Information

NATSUME

余慶尚美さんがプロデュースする「補巡排(ほじゅんはい) なつめチップス 26g」参考価格525円(税抜)8月発売予定!

カラダに必要なものを補い、全身に巡らし、不要になったものを排出する。そんな当たり前を美味しくサポートする東洋のスーパーフード「なつめ」をスライスし、チップスにしました。カリカリ、サクサクの食感と自然の甘さが嬉しい「薬膳おやつ」です。8月発売予定なのでHPを要チェック!

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