やっかいな「ストレートネック」は現代版・肩こり頭痛の原因

やっかいな「ストレートネック」は現代版・肩こり頭痛の原因

多くの人たちを悩ませている「肩こり」はひどくなると頭痛、吐き気、めまいなどの症状を引き起こします。なかでもやっかいなのが頭痛。これは「緊張型頭痛」と呼ばれるもので、頭痛の中で一番多いタイプだといわれています。放っておくと頭痛の症状が起こる頻度が増え、やがて慢性化してしまうことに。そうなると、吐き気、めまいなど、さらに悪化してしまうのです。

パソコン・スマホ世代の天敵!?

ストレートネック

基本的に肩こりは、肩や首周りの筋肉の緊張によって引き起こされます。この結果、筋肉の緊張が周囲の血管を圧迫することで血行不良に陥り、脳に血液が行きづらくなることで頭痛やめまいを引き起こすのです。同じ姿勢をとり続けると、首から肩にかけての僧帽筋が緊張し縮んだ状態になります。この状態が続くと筋肉は酸素不足になり、疲労物質の乳酸菌が溜まります。これがやがて筋肉の炎症を引き起こし、肩の重苦しさや痛みといった肩こりの症状を引き起こします。

肩こり頭痛の原因として最近増えているのが「ストレートネック」です。 本来ゆるやかなカーブを描いているべき首の骨がまっすぐになってしまうことを指し、パソコンやスマートフォンを長時間うつむいた姿勢で眺めることで起こりやすくなる症状だといわれています。

本来健康な人間の首は、前の方に30~40度程度のゆるいカーブを描くように曲がっているものですが、不自然な姿勢をとり続けることで首にかかる負荷が増えてしまい、骨がまっすぐになった状態に固定されたような状態になってしまうことがストレートネックといわれています。

あくまでこれは首の状態を指す言葉であり、病名ではありませんが、頭を支える頸椎に大きな負担がかかってしまうことは間違いなく、さらに骨と骨の間でクッションの役目を果たしている椎間板の弾力が段々と失われていってしまうことになります。頭の重さは成人で体重の10%といわれており、50kgの人なら約5㎏もあります。ストレートネックになってしまうことで、首がクッション性を失い、頭部の重さ直接、首や肩にのしかかることになります。さらに、歩行時の衝撃をうまく吸収・分散ができなくなるため、少ない衝撃でも首や肩に対して負担がかかって肩こりになってしまうのです。

本当は超こわいストレートネック

ストレートネックが怖いのは、単なる肩こりや緊張型頭痛だけでなく、自律神経失調症、椎間板ヘルニア逆流性食道炎などの症状を引き起こす可能性もあります。さらにひどくなると、背骨が変形したり、ヘルニアを誘発することも報告されています。一説によると、頚椎動脈圧迫による脳梗塞のおそれもある…などという怖い話もあります。

しかし自分がストレートネックなのかどうかは、なかなか判断しづらいところです。

そこで、簡単なチェック方法を紹介しましょう。

  1. 壁を背にして直立します。
  2. かかとを壁にくっつけます。
  3. 背中を壁にくっつけます。
  4. 少しあごを引きます。

このときの頭の位置が重要で、壁にくっついているなら問題ありませんが、壁から離れていたとしたらストレートネックの可能性があります。

ストレートネックはストレッチで緩和できる

ストレートネック

まずは姿勢を正すということが何よりも一番大事なことです。パソコンでお仕事をしている時も時々このことを意識して、 画面に前のめりになって顔を近づけてパソコンを見ていないか、自分でチェックをして修正してみましょう。しかし姿勢を改善しても、まだ肩がこる、頭痛がするという人には、ストレッチが効果的です。

肩のストレッチをするなら、肩こりをほぐしながら姿勢も矯正できるストレッチポールを使用したストレッチがおすすめです。ちなみにストレッチポールとは、やわらかい素材でできた丸太のような器具で、人の手の届かない間接や骨格を緩めるために開発された健康器具です。ストレッチポールを背中に敷いた態勢で仰向けに寝転がって、両手は頭の上から膝までゆっくり上げ下げするだけです。このような方法で肩のコリが段々ととれていくはずです。

ゆっくりストレッチをする時間がないという人たちには、仕事の合間の時間を見付けて、ツボ押しをしてみましょう。

一番手っ取り早く押せるのは「合谷(ごうこく)」と呼ばれるツボです。手の甲、人差し指の骨と親指の骨が交わる付け根から、やや人差し指よりにあります。そこにあるくぼみを親指でグリグリと円を描く感じで押してみましょう。 「合谷」はもっとも脳に刺激が伝わりやすいツボともいわれています。眼精疲労にも効果があるのでパソコンで目が疲れて肩こりが起こっている方々などにも有効的方法です。

さらに「天柱(てんちゅう)」も、肩こり・ストレス解消・目の充血・視力低下の緩和に効果的です。首の後ろ側、中央のくぼみ(盆のくぼ)の両脇にある太い筋肉の上端、左右両方外側のくぼみにあります。そこの部分を痛くない程度に4~5秒ほど圧してみましょう。

文/sapuri

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