歯科衛生士にはどんなキャリアアップの道がある?おすすめ資格7選を紹介

歯科衛生士として働くなかで、将来のキャリアに不安を感じたり、さらなる成長を目指したいと考えたりしている方もいるのではないでしょうか。近年では、スキルアップや専門資格の取得によって、より幅広いフィールドで活躍する歯科衛生士が増えています。

本記事では、歯科衛生士がキャリアアップを目指す際の具体的な方法を紹介するとともに、専門性を高めるためにおすすめの資格を紹介します。

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歯科衛生士がキャリアアップするには?

歯科衛生士として働くなかで、「もっと収入を増やしたい」「やりがいのある仕事に挑戦したい」とキャリアアップを考える人は少なくありません。キャリアアップには、現在の職場での昇進を目指す道のほか、専門資格を取得してスキルを磨く、さらにはフリーランスとして独立するなど、さまざまな選択肢があります。

ここでは、歯科衛生士の主なキャリアアップ方法について見ていきましょう。

1. 実績を積んで職場での昇進を目指す

歯科衛生士としてキャリアアップを図るもっとも基本的な方法の一つが、現在の職場でコツコツと実績を積み、主任やチーフといった役職に昇進することです。診療補助や予防処置のスキルを高めるだけでなく、患者対応や後輩指導、院内の業務改善への積極的な関与など、リーダーシップを発揮することが求められます。

昇進することで責任は増えますが、その分やりがいや収入面でのメリットも大きくなります。まずは、与えられた業務に真摯に取り組み、信頼を積み重ねていくことが重要です。

2. 資格取得や研修会に出席して専門性を高める

専門性を高める資格を取得したり、各種の研修会・セミナーに積極的に参加したりすることも、歯科衛生士のキャリアアップに有効です。

たとえば、日本歯科衛生士会や各専門学会が認定する資格を取得することで、専門分野での知識や技術が認められ、職場内での評価や信頼が高まるでしょう。

こうした資格を取得すると、勤務先によっては資格手当が支給されるケースもあり、収入アップにつながることも。さらに、外部研修で得た最新の知見を現場に活かすことで、より質の高いケアを提供できるようになり、自身の成長にもつながります。

3. フリーランスになる

ある程度の実務経験や専門資格を積んだ歯科衛生士のなかには、フリーランスとして独立する道を選ぶ人もいます。フリーランスの歯科衛生士は、複数の歯科医院や介護施設、訪問診療の現場などと業務委託契約を結び、柔軟な働き方が可能です。

完全歩合制で働くケースが多く、自分のスキルや実績次第で収入を大きく伸ばすことも期待できます。また、時間や勤務地の選択肢が広がることで、ライフスタイルに合わせた働き方が実現しやすくなるのも大きな魅力です。

歯科衛生士のキャリアアップにおすすめな資格7選を紹介

キャリアアップを目指す歯科衛生士にとって、資格の取得は専門性を高めるだけでなく、仕事の幅を広げる大きなチャンスです。各学会や団体が認定する資格には、それぞれ専門分野に特化した知識とスキルが求められ、現場での信頼性や収入アップにもつながります。

ここからは、歯科衛生士にとくにおすすめしたい7つの資格を紹介します。

認定歯科衛生士|日本歯科衛生士会

認定歯科衛生士は、公益社団法人 日本歯科衛生士会が認定する制度で、歯科衛生士としての専門性を高め、より質の高い医療提供を目指す人におすすめの資格です。専門分野は、摂食嚥下、歯周病、糖尿病、口腔外科、小児歯科など複数あり、自分の興味やキャリアビジョンに応じて選ぶことができます。

取得には、日本歯科衛生士会の会員であることが前提で、かつ5年以上の実務経験が必要です。さらに、指定された研修を受講した後、筆記試験・症例提出・実技試験などの審査を経て認定されます。資格の有効期間は5年間で、継続には更新手続きと再研修が求められます。

この資格を取得することで、特定分野における専門性を対外的に証明できるようになり、職場での評価アップや他院への転職・独立にも有利になるでしょう。学会活動や研修に積極的に関わることで、最新の知識やネットワークも広がるため、キャリアアップを目指す歯科衛生士にとって大きなステップとなる資格です。

引用元
日本歯科衛生士会
日本歯科衛生士会|認定歯科衛生士について

認定歯科衛生士|日本歯周病学会

日本歯周病学会が認定する認定歯科衛生士は、歯周病治療における高い専門性と実践力を持つ歯科衛生士であることを証明する資格です。歯周病は多くの患者が抱える疾患であり、その予防・治療において中心的な役割を担う歯科衛生士のスキルが重要視されています。

この資格を取得するには、日本歯周病学会の会員であること、5年以上の臨床経験者または同等の経験があることなどです。そのうえで、学会が指定する研修や講習を修了し、症例報告や口頭試問といった厳しい審査を経て、合格した者のみが認定されます。

なかでも症例報告では、患者との長期的な関わりを通じて得られた成果を記録・報告する必要があり、実践力が問われます。

また、認定取得後も継続的な学会活動や症例報告が求められるため、最新の知見を学び続ける姿勢も必要です。

引用元
日本歯周病学会
日本歯周病学会|認定歯科衛生士 | 認定制度 | 会員向けコンテンツ
日本歯周病学会|認定歯科衛生士を目指しませんか?

インプラント専門歯科衛生士|日本口腔インプラント学会

インプラント専門歯科衛生士は日本口腔インプラント学会が認定する資格で、インプラント治療に関する高度な知識と技術を持つ歯科衛生士に与えられます。インプラントは外科処置や長期的なメインテナンスが必要な治療であり、安全で確実な施術を支える歯科衛生士の専門性が重要です。

この資格を取得するには、2年以上学会の会員であり、インプラント治療に関する一定の経験を有していることが条件です。加えて、定められた講座や学術大会に参加し、口腔インプラント専門医又は指導医1名の推薦を受けたうえで試験に合格しなければいけません。

資格を取得することで、インプラント治療の専門家として認知され、手術前後の管理や患者指導など、より高度な業務に携わることが可能になります。専門性の高さは職場での評価や転職時の強みとなり、キャリアアップを目指すうえで非常に有利な資格と言えるでしょう。

引用元
トップページ | 日本口腔インプラント学会
日本口腔インプラント学会|インプラント専門歯科衛生士
公益社団法人日本口腔インプラント学会認定専門歯科衛生士制度規程

認定歯科衛生士|日本小児歯科学会

日本小児歯科学会が認定する「認定歯科衛生士」は、小児歯科領域に特化した専門資格です。子どもの発育段階に応じた口腔ケアや予防、治療サポートに高い専門知識と技術を持つことが求められます。小児特有の疾患や行動管理に対応できるスキルを習得したい歯科衛生士にとって、非常に有益な資格です。

取得の流れは、まず書類審査に合格する必要があります。審査通過後は、全国大会もしくは地方会大会にて、提出した5症例のうちの1症例もしくは学術報告を発表します。この発表では、臨床の実践例を通して専門性を示すことが求められます。その後、発表会場で口頭試問による試験が実施され、専門知識や実践力が厳しく評価されます。

認定歯科衛生士の資格を取得すると、小児歯科の専門領域での知識と技術を公式に証明できるため、とくに小児歯科専門医院や多くの患者を抱える大規模な歯科医院での活躍の幅が広がるでしょう。

引用元
日本小児歯科学会
日本小児歯科学会|認定歯科衛生士制度について
日本小児歯科学会|認定歯科衛生士制度と名簿
公益社団法人日本小児歯科学会認定歯科衛生士制度規則
日本小児歯科学会|認定歯科衛生士申請書

認定歯科衛生士|日本成人矯正歯科学会

日本成人矯正歯科学会が認定する認定歯科衛生士は、成人矯正歯科治療において専門的な役割を果たすための知識と技術を有していることを証明する資格です。矯正治療の現場では、装置の管理や口腔衛生指導、患者との継続的なコミュニケーションが求められ、歯科衛生士の果たす役割は重要です。

この資格には1級と2級の2段階があります。2級の取得は、学会への入会後、学会の会員であること。 本学会の認める矯正歯科専門医療機関、大学病院矯正歯科等に原則として常勤で3年以上の継続した矯正歯科臨床での従事があること、あるいは矯正歯科臨床も行う医療機関において同等の矯正歯科臨床での業務経験があることに加え、学会等に参加することが求められます。

1級は、2級の資格を1回更新後、申請可能です。学術大会にて講演し、認定試験・面接審査に合格すれば取得可能です。

引用元
日本成人矯正歯科学会
日本成人矯正歯科学会|認定矯正歯科衛生士1級
日本成人矯正歯科学会|認定矯正歯科衛生士2級

ホワイトニングコーディネーター|日本歯科審美学会

ホワイトニングコーディネーターは、日本歯科審美学会が認定する資格で、歯のホワイトニングに関する専門的な知識と患者対応スキルを持つ歯科衛生士が対象です。審美歯科の需要が高まるなか、ホワイトニングに関する適切なカウンセリングと処置サポートができる人材が求められています。

取得するには、まず学会の会員である必要があります。そのうえで、指定されたホワイトニングコーディネーターセミナーを受講し、筆記試験に合格することが条件です。セミナーでは、ホワイトニングの基礎理論や薬剤の取り扱い、患者対応のポイントなどを学びます。

この資格を取得することで、患者との信頼関係を築きやすくなり、ホワイトニング施術を提供している歯科医院での活躍の場が広がります。また、審美歯科の知識を身につけることで、キャリアの選択肢も広がるでしょう。

引用元
一般社団法人 日本歯科審美学会
一般社団法人 日本歯科審美学会|ホワイトニングコーディネーター

介護支援専門員(ケアマネジャー)

介護支援専門員(ケアマネジャー)は、介護が必要な高齢者や障がい者に対してケアプランを作成し、適切なサービスの利用を支援する専門職です。歯科衛生士の資格を持ちながら、介護や福祉分野にキャリアを広げたい人にとって注目されている資格のひとつです。

東京都の場合、受験資格には医療・福祉分野で5年以上かつ900日以上の実務経験が必要です。歯科衛生士としての実務経験も対象となります。試験は年1回実施され、筆記試験に合格後、一定の実務研修(を受講することで正式に登録されます。

この資格を取得することで、訪問歯科や高齢者施設などでの専門的な役割を担うことができ、地域包括ケアの一員として活躍の場が広がります。医療と介護の橋渡し役として、歯科衛生士の新たなキャリアパスとしても注目されています。

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ケアマネジャーになるには? 必要な資格と取得方法を紹介|資格を取得するメリットとは

引用元
公益財団法人 東京都福祉保健財団|介護支援専門員(ケアマネジャー)について
東京都福祉保健財団ケアマネジャー専門サイト|令和7年度 東京都介護支援専門員実務研修受講試験

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歯科衛生士としてのキャリアアップには、今の職場で実績を積んで昇進を目指す方法から、専門資格の取得、そしてフリーランスとして独立する道まで、さまざまな選択肢があります。自分がどんな働き方をしたいか、どの分野で成長したいかを考えることが、将来を描く第一歩です。

今回紹介した7つの資格は、どれも専門性を高め、スキルアップにつながるものばかり。なかには、臨床経験や学術発表など一定のハードルを設けている資格もありますが、その分取得できれば自信と信頼につながるでしょう。

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