落語で培った感性を、爪先へ。和の表現をネイルで紡ぐという挑戦「Our Jam」Yucaさん
個性あふれるデザインと細かな手書きアートがバズり、幅広い世代から人気を集めるネイルサロン「Our Jam」。
そんな「Our Jam」のスタッフのひとりが、落語家として日本文化を伝えながら、ネイリストとしても新たな表現に挑戦するYucaさん。前編では、未経験からネイルの世界に飛び込み、「Our Jam」という自身の想いに合ったサロンに就職したお話しをお聞きしました。
後編では、「Our Jam」やオーナーAnriさんとの出会いを通して大切にしてきた考え方、そして今後目指しているという「お守りネイル」の展望について深掘りします。落語で培った感性をネイルへとつなぎ、日本文化を未来へ届けたい。Yucaさんが「Our Jam」に就職したからこそ描くことのできたこれからのビジョンをお聞きします。
今回、お話を伺ったのは…
「Our Jam」
ネイリスト Yucaさん

神奈川県出身。幼少期より東京都で育つ。高校時代のカナダ留学とタイでの約2年間の就労の経験から日本文化の魅力に気づく。タイから帰国後は、家業であるシェアハウスの運営に携わる。また演劇経験をきっかけに社会人落語家として活動を開始。その後、ネイルに適性を見出し、TKネイルスクールに入学。現在はシェアハウスの運営と落語家としての活動と並行しながら、「Our Jam」にてネイリストとしても活動している。
遠回りをしないために選んだ、基礎からのスタート
.jpg?w=640&h=426)
――未経験から新たなことにチャレンジするときに気をつけるポイントは?
「基礎をきちんと学ぶこと」ですね。勢いで独学から始めるよりも、最低限の基礎は人から教わったほうが、結果的に大きな時間短縮になると思いました。
私自身、友人の爪を実際に施術してみたときに、「これは感覚だけでは絶対にできない」と痛感したんです。人の体の一部を扱う以上、知識や理論、正しい手順を理解せずに進むことはできない。そう感じて、基礎からしっかり学ぶ道を選びました。
未経験だからこそ、遠回りをしないためにも、最初に基礎を固めること。その判断が、その後の成長スピードや続けられるかどうかを大きく左右すると感じています。
――落語家や家業のシェアハウスとまったく違うお仕事を同時にすることに不安はありませんでしたか?
不安がなかったわけではないんですが、同時に「私にはこの道しかない!」という思いもあって。ネイリストを志したときに体調を崩して病院にかかったことが、大きな転機だった気がします。自分の特性について医師から説明を受け、「苦手なことを無理にがんばるより、得意なことを伸ばしたほうがいい」と言われたんです。
それまで「人より時間がかかる」「勉強ができない」と思い込んでいましたが、好きなことには集中ができるし、資格も取得できている。その事実に気づき、「好きなことをやっていい」と自分に許可を出せたことが、落語もネイルも続ける決断につながりました。
願いを爪先に込める、日本文化を表現した「お守りネイル」
.jpg?w=400&h=533)
――Yucaさんがこれから「Our Jam」でやりたいことを教えてください。
私がネイルでやりたいのは、和柄や花言葉など、「意味のあるネイル」を届けることです。和柄って1つひとつに縁起や願いの意味が込められているんですよね。落語を通して日本文化を伝えてきたこともあり、ネイルでも同じように日本の美しさや背景を表現できないかと考えるようになりました。
きっかけは、寺院に勤めている友人から聞いた「お守りの袋にも、それぞれ意味を持つ柄が使われている」という話。恋愛成就や学業成就、厄除けなど、願いに合わせて和柄が選ばれていると知り、「それをネイルで表現できたら面白いかもしれない」と思ったんです。爪先は常に目に入る場所だからこそ、「お守りネイル」として日常的に身につけられるのではないかと感じました。
――Yucaさんならではの強みになりそうですね!
和柄は特別な行事のもの、というイメージがまだ強いですが、日本人にもその意味を知ってもらい、日常の中で日本文化に触れてほしい。そして海外の方にも、日本の伝統的な表現としてネイルを通じて伝えていきたいです。細やかな手仕事で成り立つネイル自体が、伝統工芸に近いものだと感じています。
デザイン力については、まだ学びの途中です。和柄をどう組み合わせるか、10本の指でどう世界観をつくるかなど、試行錯誤しながら、経験を積んでいきたい。「日本を大切に思ってもらいたい」という想いを軸に、これから少しずつ重ねていけたらと思っています。
このような思いを込めたネイルができるのも、スタッフ1人ひとりの個性を尊重してくれる「Our Jam」だからこそです。
素敵な未来は、準備と行動から生まれる
.jpg?w=640&h=426)
――「Our Jam」、そしてオーナーのAnriさんととてもいい出会いがあったと思うのですが、よい職場に巡り合うために大切なことは?
自己分析を重ね、自分と向き合ってきたことが大きかったですね。自分がどんな人間で、何が好きで、これからどう生きたいのか。そうした軸が見えていたからこそ、Anriさんのインスタを見て「会いたい」と思ったタイミングで迷わず行動できました。
時間は無限にあるわけではありません。後回しにせず、「やるなら今」と決めて動くこと。その行動力が、次の出会いや未来をつくるのだと実感しています。
――今後の目標について教えてください。
直近で実現したいのは、海外からの観光客に向けた「体験型のお守りネイル」です。
日本を訪れるツアーのなかにネイル体験の時間を組み込み、実際に「お守りネイル」に触れてもらうことを目指しています。施術方法は、自爪に付けるか、チップにアートを施すかを選べる形を想定。
観光客の方は帰国後にオフできる環境が整っていない場合も多く、無理にはがしてしまうことで爪を傷めてしまうケースも考えられます。そのため、ケア後の爪に合ったチップを用意し、1本から体験できる形にするなど、負担の少ない方法を大切にしたいです。2026年中には、この形を必ず実現させます!
――Anriさんの知見とYucaさんの熱意が合わされば叶えられそうですね!
そうなるようにがんばりますね!さらにその先に、お守りネイルが海外で身近な存在になることも夢見ています。たとえば、海外の人がファッションの一部として「お守りネイル」を楽しみ、SNSやECサイトで自然に手に取れるような世界をつくれたらうれしいです。
長い目で見たときには、日本人だけが日本文化を守るのではなく、日本を愛する海外の人たちが「日本を守りたい」と思ってくれる状態が理想。そんな輪が広がるきっかけとして、ネイルという身近な表現を通じて文化を伝えていけたらと考えています。
Yucaさんが理想のサロンに就職するために意識した3つの心掛け
1.気になったときはすぐに行動する
2.自己分析を行い、自分の好きなことや性格を深掘りする
3.想いや理想を口に出して伝える
Yucaさんのお話しから、自己分析、行動、言語化が自分の心地よい働き方に導いてくれることがわかりました。まだまだデビューしたばかり。これからの夢に向けたご活躍、そして国内外に和柄ネイルが広まる日が楽しみです。
Check it
インスタグラム
住所:東京都千代田区麹町3-12-6 麹町グリーンビル1階(アンリュミエール店内)
%20(7).jpg?q=1)
.jpg?q=1)
-min.png?q=1)

-min.png?q=1)
