『美容室らしくない』がポリシー!?『NERO HAIR SALON』のお客さまに支持されるサロン運営とスタッフが離れない教育の秘訣とは?

サロンスタッフ全員で年に3度スタイルブックを制作している『NERO HAIR SALON』。そのクオリティは圧倒的で、作品が美容業界誌の表紙にも抜擢されるほど。クリエイティブに重きを置くサロンでは、サロンづくりやスタッフ教育においてどのような点を重視しているのでしょうか?

『NERO』グループ3店舗のディレクターを務める渡邊将大さんにその極意を教えていただきました。

「美容室らしくなくていい」というこだわり

――――店内はやわらかな日差しが差し込み、ほっこりと癒される空間ですね。サロン作りでこだわっているポイントがありましたら、お教えください。

「従来の機能性重視の『美容室らしさ』に捉われず、当店らしい雰囲気作りをするように心掛けています。壁や床はコンクリートの打ちっ放しで、要所でアイアン系の素材も使用しつつ、温かみのあるウッド調の素材やグリーンを取り入れるなど、インダストリアルでまとめています。お客さま用の椅子も美容室仕様のものではなく、ファブリック素材の一般的なインテリアを採用しています。

サロンにいながら、家のような安心した気持ちを店内で感じていただければ、と。以前インテリア関係のメディアに掲載されたこともあり、『店内が素敵だから』と言って来てくださったお客さまもいます」

――――美容室らしさに捉われない、という点に『NERO HAIR SALON』の強いこだわりを感じます。

「ブック作りもそうですが、『美容室』という概念を超えて、自分たちのクリエイティブを表現できればと思っています。当サロンのヘアテイストやブックの作風から、『すました接客をするんじゃないか』と思われがちなので、そこはサロンでも徹底して気をつけています。

接客に関しては、高級レストランやホテルくらいの丁寧さを心掛けていて、美容室だとくすりと笑われるくらいのおもてなしでもいいんじゃないかな、と。併せて、技術面も見た目だけと言われないようにかなり堅く教育しています」

スタッフそれぞれが個性を持つ打ち出し

――――接客、技術ともに徹底されているとのことですが、他にもスタッフの教育面で心掛けていることがあれば教えてください。

「スタッフ1人ひとりが何かに特化するように指導しています。とくに若手は僕たち経歴の長いスタイリストと同じように打ち出したら、お客さまはベテランに集中してしまうので。指導と言っても決して押し付けではありませんし、自然と自分の強みを見つけるスタイリストもいます。

今の美容業界において『強みを持つ』ということはとても重要なことですし、実際にメンズヘアが得意なスタッフは、SNSでもそれをしっかりと打ち出して集客をするので、お客さまとマッチしリピート率が高くなっています」

――――なるほど。どのように強みを見つけるように指導するのですか?

「『好きなものや続けられるもの』を見つけるように話します。人気があるからとか、ここのポジションがいないから、という理由で強みにしてしまうと、突き詰められなくなってしまう場合もありますから。僕たちもこちらの都合では決して押し付けません。本人がやりたいものを伸ばすことを大事にしています」

スキルアップも団結も叶えるのは、スタイルブック制作

――――前編のお話の中では、ブック制作に憧れて求人へ応募してくるスタッフが多いとのこと。離職率についてはいかがですか?

「比較的低い方だと思います。やっぱりほとんどのスタッフがクリエイティブを望んで入ってきてくれているので。ブック制作を通して他店スタッフとのミーティングなど、幅広い交流があることも刺激になっていると思います」

――――他にもスタッフにポジティブな影響を与えているものはありますか?

「全員ではありませんが、ときには外部でのヘアメイクの仕事も。こういった美容師以外の職種の方とご一緒する際は、ブック制作の経験は役に立っていますね。撮影においても、どの業務にはどんな役割があるのかがわかるのでスムーズに仕事ができるようになります。

こう考えると、自分たちでものを作るということは費用もかかりますが、ブランディング、教育、そして感覚を磨くことにもつながっていますね」

お客さまを魅了するサロン作りと教育の極意

内観、制作物、スタイリングなど端々までこだわりを感じる『NERO HAIR SALON』のサロン作りと教育面でのポイントは下記の3点でした。

1.美容室という固定概念に捉われない

2.技術、接客は徹底して教育する

3.1人ひとりの個性を尊重する

ビジュアルはもちろん素敵だけれど、人となりに温かさや魅力が伝わってくる、『NERO HAIR SALON』。一度足を運ぶと、スタイリッシュなビジュアルとのギャップにドキッとしてしまうかも? 今後も注目サロンのクリエイティビティをお見逃しなく。

▽前編はこちら▽
スタイルブックのクオリティが高すぎる! クリエイティブを重視するサロン『NERO HAIR SALON』のブランディング術>>

Salon Data

NERO HAIR SALON

住所:東京都渋谷区桜丘町5-7 グランスイート1F
TEL:03-6427-0654
URL :https://nero-hair.jp/

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