私はコレで美容師を目指す! 先輩に聞いた学び方・学校の選び方まとめ

美容師を目指す人が学べる学校にはいくつかの種類があり、どこで学んでも「美容師国家試験」の受験資格を得られますが、カリキュラムや在学中に取得できる資格が違うので学校選びは慎重になりますよね。

とくに将来、美容室やトータルビューティーサロンの開業や海外進出を考えているのであれば、必要な知識と資格をえられる学校を選ぶようにしましょう。この記事では、美容師を目指せる学校の種類とそれぞれの特徴をご紹介します。

何が決め手? 先輩に学校の選び方を聞いてみよう!

高校は自宅から通える範囲の学校を選ぶ必要があるため、ある程度学校が限定されてしまいますが、高校を卒業すればひとり暮らしもできるので数多くの学校から好きなところを選ぶことができます。

美容系の学校は学校によって卒業までの期間が異なるだけでなく、学費が2~3倍違うこともあるので、選択肢が多い分学校選びに悩む人も多いです。行きたいと思う学校が同じではなくても、学校選びの悩みは共通することも多いですから、まずはすでに美容系の学校に通っている先輩に学校の選び方を聞いてみましょう。

 

自分に合った学校はどこ? 美容師を目指せる学校と選ぶポイントを解説!

美容師国家試験には受験資格があり、定められた課程を理容師・美容師養成施設で修了する必要があります。美容師になるために学べる学校には「大学」「短大」「専門学校(昼間部、夜間部、通信制)」がありますが、どの美容系の学校で学んでも受験資格の取得は可能です。美容系の学校選びで重要なのは、それぞれの特徴を理解し、自分に合ったところを選ぶこと。ここでは、学校選びがよりしやすくなるように、学校の種類とそれぞれのメリット・デメリットをご紹介します。

大学で学ぶ

美容師になるためには、美容系の専門学校で2年間勉強するというイメージが強いですが、4年制の大学でも学ぶことができます。近年、美容業界の競争はますます激化していて、グローバル化により国際的な感覚も必要となってきました。優れた技術だけでは美容業界で生き残るのは、難しいのが現実です。

4年制大学であれば、技術だけでなく経営学や海外のファッションビジネスなどについても学ぶことができるというメリットがあります。デメリットとしては、美容師を目指せる4年制大学の数が少ないことと、学費を4年間支払うので、美容専門学校に比べて約2倍かかることなどがあげられるでしょう。それでも将来、美容師としてだけでなく美容室の経営や海外進出して海外でビジネス展開することなどを計画しているのであれば、ビジネスについての幅広い知識が習得できる4年制の大学で学ぶのがおすすめです。

短期大学で学ぶ

短期大学で学ぶメリットは、専門学校と同じ2年制ですが4年制の大学同様に美容に関する技術や知識だけでなく、ビジネスに必要となる幅広い知識を身につけられるところです。そのため、卒業後はファッション業界やサービス業界などにも就職でき、4年制の大学に編入してさらに学ぶこともできます。

美容系の専門学校を卒業して得られるのは「称号」ですが、短期大学でえられるのは「学位」です。「称号」と「学位」で違いがあるものの、教育水準のランクでは、「短期大学」と「専門学校」は同等の位置づけとなっています。

しかし、企業によっては短期大学を卒業した人を積極的に採用するところもあるので、就職で有利なのも短期大学のメリットといえるでしょう。デメリットは、そもそも短期大学の数が専門学校に比べて少ないので、通える範囲内での学校探しが難しいところです。

専門学校の昼間部で学ぶ

専門学校の昼間部は、美容師を目指す多くの人が通う学校です。美容系の専門学校は全国各地にあるので、多くの人が通学可能エリアから学校を見つけることができ、それぞれの学校の特色を比較して好きな学校を選べます。

専門学校の昼間部は週5日、午前から午後にかけて授業があるので、カリキュラムの内容が充実していて美容師に必要な専門知識を2年間で徹底的に学ぶことが可能です。多くの学校で美容師国家試験対策に力を注いでおり、卒業するまでにはメイクやエクステ、ネイルなどの資格の取得も可能で、トータルビューティーの知識を身につけることができます。

デメリットは夜間部に比べると学費が高いところで、2年間の学費の相場は夜間部より数十万円高く200万円~270万円です。また、学校によっては1クラスの人数が夜間部より多いので、授業中に手厚い指導が受けられない可能性もあります。

専門学校の夜間部で学ぶ

専門学校の夜間部は、夜6時ごろから授業が始まる学校で、カリキュラムの内容は昼間部と同じです。美容学校の学費は高いですし、ひとり暮らしの場合はさらに家賃や生活費が必要になるので、経済的な理由から断念する人もいます。専門学校の夜間部であれば昼間に仕事をして、夜に美容専門学校に通うことになるので、安定した収入を得ながら学ぶことが可能です。

また、社会人になってから美容師として働きたくなった人も、専門学校の夜間部であれば今の仕事を続けながら学ぶことができます。専門学校の夜間部のメリットは安定した収入をえながら働けるところと、学費が昼間部に比べて安いところです。

一方で、デメリットは昼間部より授業時間が短いことであり、専門学校によってはほかの専門学校と比べて半年多い、2年6カ月になることもあります。また、生活はあくまでも仕事がメインになりますから、仕事の状況によっては両立が難しくなる可能性もあるでしょう。

専門学校の通信制で学ぶ

専門学校の通信制は添削指導によるものがメインになりますが、600時間以上(美容サロン従業者の場合は300時間以上)の、講師による直接指導が法規で定められています。それでも学校に通う日数は少ないので、交通が不便な地域に住んでいる人、自分のペースで学びたい人、社会人になってから美容師を目指す人などは学びやすいです。

専門学校の通信制であれば、ほかの大学や専門学校に通いながら学べますし、そもそも専門学校は年齢制限がないところがほとんどなので高校生でも入学できます。ほかにも学費が安いところがメリットとしてあげられ、専門学校の昼間部であれば、学費の相場は200万円~270万円ですが、通信制であれば約60万円で済むことです。

その反面、通信制はマイペースで学べますが、モチベーションの維持が難しいといわれています。わからないことを直接質問ができないですし、励まし合う仲間がいないので挫折しやすいのがデメリットといえるでしょう。

資料が無料で取り寄せられるところも! 自分に合った学校を見つけよう

美容系の学校の特徴をご紹介しましたが、学校の違いがわかっても実際に選ぶとなると悩んでしまう方も多いでしょう。

自分に合った学校を見つけるためは、まず将来の目標を明確にすること、そしてできるだけ多くの情報を集めることが重要です。学校のホームページなどから、資料を無料で取り寄せられるところもあります。

また、学校選びのポイントとなるのが学校の雰囲気です。学校によっては体験入学、授業見学などをおこなっているので、ぜひ参加してみてくださいね。

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