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学び・キャリア 2020-11-04

自分に合ったシザーとは? 美容師がハサミを購入する前に知っておきたいポイントまとめ

これから美容師を目指す方や美容師の卵の方は、どんなハサミを選べばよいかわからず、お悩みなのではないでしょうか。ハサミはたくさん種類があり、刃やハンドルが違うだけでも切れ味が大きく異なります。どれが自分に合うのか、どんな種類があるのか慣れないうちはわかりませんよね。そこで、美容師になったら毎日触ることになるハサミ選びで失敗しないために、今回はハサミ選びのポイントをご紹介します。ぜひ参考にして、自分に合うハサミをみつけてください。

ハサミは美容師の命! プロに聞く選び方の決め手はどこ?

ハサミの選び方はいろいろありますが、なかでも重要なのが目的と用途です。どんな客層を相手にするかによって、カットする髪の長さや質感は変わります。目的と用途に合うハサミを選べば、ベストなカットが可能となるのです。

ハサミの切れ味も重要であり、切れ味がいいほうが腕への負担が減ります。とはいえ毎日何人くらいのお客様を相手にするかによっても、腕へ負担がかかるかは変わるでしょう。いろいろな点を考慮したうえで、ハサミを決める必要がありますので、まずはプロに聞いてみることをおすすめします。

 

どう選ぶ? どこが大切? 自分に合ったハサミを見つけるためのポイントを解説!

シザーは美容師に必要不可欠な道具ですが、どう選べばよいのかわからず悩んでいる人が多いのではないでしょうか。そこで今回は、これから美容師を目指す方や美容師の卵の方に、自分に合ったハサミを見つけるためのポイントを解説します。

自分の手に合った長さで選ぶ

シザーは、自分の手に合う長さのものを選ぶことが重要です。とくにはじめてシザーを持つ場合は、これからご紹介する長さのものを選ぶと失敗が少ないでしょう。もっともベストな長さは、刃長が左手中指の指先から第三関節手前の距離に近いものです。左利きの人は、左手ではなく右手中指の指先から第三関節手前の距離に近いものを選んでください。

ただし、女性の場合は男性よりも手が小さいので、ユニセックスのシザーでも持ちにくいことがあります。女性は刃長が少し短い女性用を使うと、シザーが持ちやすくなるでしょう。

作りたいスタイルに合わせた長さを選ぶ

持ちやすさはもちろんですが、作りたいスタイルに合わせて選ぶという方法もあります。たとえば、ブラントは5.0~5.75インチ、ストロークやワンレンは5.5~6.0インチがヘアスタイルを作りやすいでしょう。ほかに、刈り上げは6.5~7.25インチがおすすめです。1インチは25.4ミリであり、5.5インチ以下はミニシザーになります。

ただし、必ずしも作りたいスタイルとシザーの長さに相互関係があるとは限りません。なかには刈り上げを5.0インチできれいにおこなう人もいます。あくまでも参考にとどめておき、切りやすい長さのものを見つけてください。

目的や用途に合わせて刃を選ぶ|シザー

自分の目的や用途に合わせたハサミを選ぶことが大切です。シザーの種類には毛を逃さずまっすぐ切れる直刃、毛を逃しながら切れる笹刃、直刃と笹刃の中間にあたる柳刃、毛量調整に向いている鎌刃があります。

直刃はブラントカットや刈り上げに向いており、笹刃はストロークカットやスライドカットに最適です。柳刃はブラントカットやストロークカット、鎌刃はスライドカットやストロークカットにぴったりでしょう。

目的や用途に合わせて刃を選ぶ|セニング

シザーだけでなくセニングも同様に、自分の目的や用途に合わせたハサミを選びましょう。セニングの種類には毛量調整に使われる正刃、ふんわりした仕上がりになる逆刃、カットラインが目立ちにくい段刃、毛の抜けやすさ重視のクシ刃、スキ率が高いV溝刃があります。

正刃は静刃がくし形の場合のもので、逆刃は動刃がくし形の場合のものです。段刃は刃先が段々になっていて、クシ刃は反対に刃先が平ら、V溝刃は刃先がV字となっています。

持ちやすく疲れにくいハンドルを選ぶ

刃だけでなく、ハンドル選びもポイントです。持ちやすく疲れにくい、自分に合ったハンドルを選ぶとよいでしょう。ハンドルの種類は持ちやすいオフセットハンドル、自由な持ち方ができるメガネハンドル、指にフィットする3Dハンドルなどです。

オフセットハンドルとメガネハンドルは、コブのありなしでさらにわけられます。コブがあると安定感が増す効果がありますが、コブなしは刃先を動かしやすいというメリットがあるのです。

目的に合わせて素材で選ぶ

シザーのおもな素材には、ステンレス・ステライト・ダマスカスがあります。ステンレスはメジャーな素材で、錆びにくいのが特徴です。濡れた髪をカットする際などに便利でしょう。刃こぼれしにくいものを使いたいのであれば、ステンレスにコバルトを混ぜたコバルト系ステンレス鋼がおすすめ。

ステライトは長く使える素材で切れ味がやわらかい一方、ダマスカスは切れ味がある硬い素材です。毛束を切るときに使いやすいといえます。

ブランドで選ぶ

はじめは職場の人と同じハサミを使い、慣れてきてから自分好みのものを選びましょう。信頼のおけるブランドで選ぶと、安心して使いやすいです。有名なブランドには、ジョーウェル・光シザー・ハヤシシザー・大川プロ・キングクラフトシザーなどが挙げられます。

職人手作りのシザーから機械加工で精密さをくわえたものまで、ブランドによってこだわりはさまざまです。ほかに腕の疲れにくさにこだわったブランドモルク、腱鞘炎になりにくいブランドLumiereなどがあります。

左利きは専用のハサミを使うべき?

左利きの場合は、左利き用のハサミを使うことをおすすめします。右利き用のハサミでもカットは可能ですが、ハサミがゆがんだり、髪が引っかかって切りにくかったりすることもあるからです。

お客様の髪の毛にダメージを与えないためにも、自分の利き手のハサミを使いましょう。左利き専用のものは種類が少なく、価格も高めなケースが多いので、じっくり吟味して使いやすいものを選んでください。

価格はどれくらい重要?

シザーの価格は、数千円で買えるものから10万円以上するものまで幅広いです。価格が高いほうがよいハサミのような気がしますが、価格で良し悪しが決まるわけではありません。ハサミの価格が高くなるのは、人件費が大きく影響を及ぼしているからです。

ハサミの切れ味以外に見た目のこだわりにも人件費をかけているため、価格が高いからといって切れ味抜群なわけではありません。値段を気にするよりも、使い心地や切れ味に注目したほうがいいハサミに出会えるでしょう。

目的と用途をしっかり決めて、自分に合ったハサミを選ぼう

自分に合うハサミの選び方は、長さ・作りたいスタイル・ハサミ・刃・ハンドル・素材・ブランドなどさまざまです。はじめに目的と用途をしっかり決めてから選ぶと、自分にぴったりのものを見つけられるでしょう。

可能であれば試し切りをして、持ちやすさや切れ味を確認することをおすすめします。左利きの人は左利き専用のハサミを使う、価格では選ばないなど注意点を頭に入れつつ、ポイントを押さえていいハサミをみつけてくださいね。

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