お客様に快適なひとときを! ネイリストが押さえておきたい接客技術まとめ

ネイリストが脚光を浴びるようになったのは比較的最近のことですが、ネイリストに対する需要は年々増える一方です。

そんなネイリストになるためには「ネイルサロン衛生管理士」の他にJNECネイリスト技能検定、JNAジェルネイル技能検定、あるいはネイルスペシャリスト技能検定などの検定試験が用意されています。ネイリストになるためにはこれらの資格を得ると共に、接客技術も学ぶことが大切です。

お客様とのコミュニケーションが苦手…コツが知りたい!

ネイリストというのは、お客様の爪の健康に配慮しながら、きれいにかわいく仕上げるのが仕事です。ネイルサロンでの施術時間は、オフとプレパレーションに約60分、塗りに30~80分程度かかりますから、それだけの長時間でもお客様を退屈させないことが大切です。

つまり、ネイリストとしての技術が優れているだけではいけないということです。長い時間、お客様を引きつけておくだけの会話術やヒアリング力が大切になってきます。そのためには、接客技術を今一度勉強しておくことが大切です。実際に実践している先輩方はどのような接客技術を身につけているのでしょうか。

 

お客様対応がうまくなりたい! ネイリストが押さえておきたい接客技術とは?

優れたネイリストとして活躍するためには、ネイルの技術を磨くだけではなく、接客技術を磨かなければなりません。特にコミュニケーション力はとても大切です。ネイリストが押さえておきたい接客技術のポイントをご紹介します。

まずは笑顔で挨拶を! 無愛想はNG

まずはお客様にきちんと挨拶をするのが、ネイリストの心得であると覚えておきましょう。ネイリストというのは、いくら技術が優れていても、笑顔で挨拶することができなければお客様は来てくれません。表情に気をつけて、無愛想な態度をとらないようにしてください。

「お店の場所、すぐにおわかりになりましたか?」などと話しかけて、お客様の緊張をほぐしてあげるのもおすすめです。作り笑いにならずに、真心を込めてお客様に挨拶できるように心がけましょう。

説明は丁寧にしっかりと

施術に関する説明を丁寧にしっかりとおこなうことも、ネイリストの努めです。説明不足はお客様の不安を招きますから、施術の過程などに関する説明はしっかりとおこなうようにしましょう。

最初に手を消毒する際には、「手の消毒をしますが、しみる傷などはございませんか?」と聞く心遣いを忘れてはいけません。お客様というのは、技術不足よりも説明不足に不満を感じることが多いものなので、施術の過程はきちんと説明し、お客様に納得していただくことが肝心です。

リピートのお客様には前回の状況をヒアリング

リピートのお客様に対しては、前回のネイルの持ちなどを確認することを怠っていては、優秀なネイリストにはなれません。ネイルブックのアンケートによれば、ネイリストをリピートする理由の上位として「ネイリストとの相性」がランクインしています。

「施術の丁寧さ・持ちの良さ」「納得できる価格」ももちろん大切なことです。しかし、一度担当したお客様に関しては、施術内容をしっかりとメモしておく習慣をつけることが非常に重要となってきます。

お客様の希望をしっかりと聞き取るカウンセリングを

ネイルをするのがはじめてというお客様もいらっしゃるわけですから、カウンセリングには念をいれたいものです。お客様がどのようなネイルを希望されているのか、カウンセリングでしっかりと聞き取ることによってお客様との信頼関係を築くことができます。

ただ単に希望の色やアートを確認するだけではなく、普段使い用なのか、それともなにかイベントを控えているのか、リペアが必要な爪があるのかどうかなど、こまかな部分までを聞き取るのが正しいカウンセリングです。

お客様の条件にあったネイルを提案する

カウンセリングでお客様の要望をよく聞き取ったうえで、お客様の条件にあった適切なネイルを提案するのもネイリストの仕事です。普段使いやブライダル用、イベント用など、さまざまなシーンで使い分けている方も多いでしょう。

ただ単に「チャートからお好きな色を選んでください」というのではなく、「こちらの色ならパーティーにはぴったりですよ」「こちらの色のほうがお客様の肌色にはお似合いですよ」などと提案してあげましょう。そうすることで、提案力のあるネイリストとしてお客様にも評価していただけます。

お客様を名前で呼ぶ

お客様というのはネイルを施してもらうことはもちろん、ネイリストの提案を聞いたり、会話をしたりすることにも魅力を感じています。ネイルの時間というのは、日常から離れてストレスを解消する場でもあるのです。

ですから、「お客様」と呼びかけるのではなく、「○○様」とお客様のお名前で呼ぶことで、特別感を得てもらいやすいというメリットがあります。うわべだけの扱いではなく、自分が評価されているという満足感を抱いてもらうことができるでしょう。

身だしなみに気をつける

ネイリストというのはエステティシャンと同じで、美を作り出す仕事に携わっているわけですから、自分のネイルはもちろん、身だしなみにも気をつけるようにしたいものです。

ネイリストなのに爪が割れていたり欠けていたりすれば、お客様に悪印象を与えかねません。清潔感あふれる身だしなみをつねに心がければ、リピートしてくださるお客様も増えていくはずです。お客様のことにばかりではなく、自分の身だしなみにも気をつけましょう。

施術スペースも清潔に!

お客様はきれいになりたいという夢を持ってネイルサロンを訪れるわけですから、施術スペースが乱雑だと印象が悪くなってしまいます。つねに清潔を心がけ、用具などは整理整頓し、お客様がリピートしやすい環境作りを心がけましょう。

自宅を活用して開業しているプライベートネイルサロンでは、細かいところまで気を配って掃除をすることが大切です。お掃除チェックシートを作って、いつでも気持ちのいい状態でお客様をお迎えできるようにしましょう。

お客様と話した内容をカルテにメモしておく

施術中にお客様と話した内容は、その都度カルテにメモをしておくとよいでしょう。次回そのお客様が来店されたときの話題にすることができるからです。施術写真や施術で使用したパーツ、ジェルカラーなども写真に撮ってカルテと一緒に保存しておくと、次回の施術での会話もスムーズになります。

「来週が妹の結婚式」「長女の入園式」などといった項目も欠かさずに、カルテにメモしておきましょう。次回の施術で話題に出せば、「覚えていてくれた!」と感激してくれるに違いありません。

サロンで過ごすひとときを特別なものにしてもらおう!

子育てやオフィスワークで忙しい思いをしているなか、わずかなスキマ時間を見つけてネイルサロンを訪れる女性は多いです。サロンで過ごすひとときは、女性にとっていわばストレス解消の特別な時間。そのため、くつろいでいただける空間を演出することがネイリストの努めでもあります。ネイルの技術はもちろんのこと、会話や音楽、インテリアなどを駆使して極上の時間を演出していきましょう。香りや照明も、リラックスタイムの大切な要素であることを忘れてはいけません。

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