将来に悩んだら、過去にヒントが。進みたいときほど、人生を振り返ってほしい

1985年生まれ

大学法学部卒業後、大手化粧品会社へ入社。インストラクターとして経験を積み、現会社に店舗育成課特別顧問としてスカウトされる。

埼玉県出身

最初に就職した大手化粧品会社でもインストラクターでした。4年間、筋肉理論や肌理論等、覚えることがいっぱいで必死でした。仕事となったら仕事しか見えなくなるタイプで。北海道・東京・大阪と全国を飛び回っての仕事も、楽しかったから苦じゃなかった。でもある日、すべてを出し切ったような感じがして、未来が見えなくなった。この仕事が好きかどうかわからなくなったんです。

仕事だけの生活だったので、退職後はやりたかったことを全部やろうと思いましたね。海外旅行は５回、料理教室にも通いベリーダンスも！　でも心の奥底には、これから自分はどうなるんだろうって不安もありました。そんな時ある本で『今の自分は過去の自分を映した鏡』という意味のことが書いてあって。現状の原因は自分にある、そして未来は過去と繋がっているということ……。

振り返ってみると、中学卒業時にすでに美容学校に進みたいと親にお願いしたんです。それくらいずっと美容が好きでした。一方で部活ではいつも相談されたり、教えたりしてきて。不思議と美容関係のインストラクターって職種と繋がっているんですよね（笑）。私はやっぱりこの仕事が好きなんだって思ったとき、今の会社から育成部署を立ち上げたいから力を貸してほしいと声をかけられたんです。

現在は特別顧問としてインストラクターをしていますが、最初は大変でした。経験を積んだ店舗のスタッフにすれば、突然、本部から育成担当がくるわけですから自分たちのやり方を批判されている感じですよね。ですから、なぜ必要なのかを論理的に説明しています。目的がわかると人は驚くほど心を開いてくれるんです。新人スタッフの成長を見るのは嬉しくて、まるで子育ての気分ですよ。

これからはマネジメントも勉強したい。若い伸びしろのあるこの会社を押し上げて行く力になりたいんです。美容＋αの知識は未来の自分の強みになるはず。全国レベルの顧客満足度を得られる会社に引き上げていきたいですね。でも、もう仕事だけで人生を消耗してしまわないようにしたいですね（笑）。今、恋もしています。

パック：
肌の調子がいいと女性は元気になれるもの。マイブームは、韓国の蛇毒♪ スキンケアは続けることが大切です。

読書のススメ！：
Ｄ・カーネギーの「道は開ける」は悩んだ時の教科書です。読むだけでなく、行動に移します。