結び目(採用)部門 北海道東北エリア GOLD賞受賞企業インタビュー
株式会社レビュー
結び目部門でGOLD賞を受賞した企業のインタビューをご紹介。おもてなし業界において働く場の提供や採用活動を通じてより多くの結び目をつくった企業に贈る賞です。
Q1. 貴社が「業界で末永く働ける場の提供と、多くの結び目(ご縁)を創ること」において取り組まれていることを教えてください。
技術力はもちろん、「真心」や「熱意」、「自主性」といった人間性を重視した採用と教育を行っています。技術や接客は就業時間内にスタッフ同士で教え合う文化があり、さらに月に1度は店舗を休みにして、技術講習やコミュニケーション研修を実施。スタッフが安心して成長し、長く活躍できる環境作りに力を入れています。
また、美容業界の課題である長時間労働、低賃金の改善にも取り組み、1時間あたりの単価を上げてきました。仕事に見合った適切な報酬を得られる体制を整えています。正社員、パート、業務委託など多様な雇用形態を用意し、「子どもを送ってから出勤したい」「夕方は家族との時間を優先したい」といった1人ひとりの事情に合わせて柔軟にシフトを調整。無理なく働けることが、結果としてお客さまへのサービス品質向上にもつながっていると感じています。
さらに、求人サイト・リジョブのスカウト機能も活用し、ビジョンに共感してくれる求職者へ積極的にアプローチ。価値観の合う方々との出会いを大切にしながら、より質の高い結び目を創り出しています。
Q2. そのような業界の発展に貢献する持続可能な環境を作ろうと思った背景や想いを教えてください。
美容・リラクゼーション業界は、長時間労働や低賃金、離職率の高さなど、構造的な課題を長く抱えてきました。私自身、「努力して技術を磨いてきたスタッフが、結婚や出産、体力的な理由で辞めざるを得ない」という場面を何度も見てきています。このままでは、せっかく育った人材も業界そのものも先細りしてしまうという危機感がありました。
スタッフは単なる労働力ではなく、技術と人柄で会社を支えてくれる大切な仲間です。1人ひとりが10年、20年と誇りを持って働き続けられる環境を作ることが、お客さまへの価値提供にも、業界全体の発展にもつながると考えています。「サロンは人の入れ替わりが激しいもの」という業界の常識を、自分たちの会社から少しずつ変えていきたい。その想いが、現在の取り組みの原点になっています。
Q3. スタッフが「業界の担い手として誇りを持ち、長く活躍していける」環境づくりで、特に意識していることはありますか?
弊社では、「心からのおもてなし」を大切にしています。お客さまが店舗で感じる心地よさや温かさは、空間作りだけでなくスタッフ1人ひとりの接客から生まれるものです。そのため、スタッフ育成には特に力を入れており、独自の10項目の行動指針を軸に、日々の行動や判断基準を全員で共有しています。
また月に1度の研修では、技術講習やコミュニケーション研修を実施。ロールプレイなども取り入れながら、お客さま1人ひとりのニーズを汲み取れる接客力を磨いています。
さらに、スタッフ同士のコミュニケーションも大切にしており、社員旅行や忘年会、季節ごとのイベントなど、交流の場も積極的に設けています。こうした時間がリフレッシュにもつながり、チームワークや仕事への活力にも良い影響を与えているはずです。
Q4. その取り組みを通じて生まれた、お客様やスタッフとの深い絆を感じるエピソードがあれば教えてください。
印象に残っているのは、出産を機に1度現場を離れたスタッフが、お子さんが大きくなったタイミングで「やっぱりここで働きたい」と戻ってきてくれたことです。ブランクがあっても安心して復帰できる環境を整えていたことで、本人も不安なく再スタートを切ることができました。
さらにそのスタッフが以前担当していたお客さまが再び来店してくださったときのこと。「待っていたよ」と声をかけられている姿を見たとき、この仕事は「人と人とのつながり」で成り立っているのだと改めて実感しました。
また、長く働いているスタッフからは、「自分の意見が会社に反映される」「後輩育成にもやりがいを感じられる」「お客さまと長く良い関係性を築ける」といった声をよく聞きます。サロンが単なる職場ではなく、自分自身も成長できる場所になっている。それが長く働き続けられる一番の理由だと思います。
Q5. その取り組みによって感じた職場やスタッフの変化、業界への影響があれば教えてください。
もっとも大きな変化は、スタッフが「指示を受けて動く」だけではなく、「自分たちで考えて行動する」組織へと変わってきたことです。月1回の研修やミーティングでも、メニュー改善や接客について、若手からベテランまで積極的に意見が出るようになりました。決められた手順をこなすだけでは生まれない、現場発信の改善が日常的に積み重なっている感覚があります。
また自主性を大切にすることで、スタッフ同士の連携も自然と強固なものに。忙しいスタッフに声をかけたり、新人を先輩が自然にフォローしたりと、マニュアルのみで縛らない分、お互いを思いやる空気感が生まれています。
その結果、お客さまからも「スタッフ同士の雰囲気が良いので安心できる」というお声をいただく機会が増えました。技術や接客だけでなく、サロン全体の空気感まで含めて、サービスの質が向上している実感があります
Q6. 今後、さらに挑戦したい「結び目」を増やすための新たな取り組みがあれば教えてください。
現在、弊社では3つの目標を掲げています。
1つ目は、新たな店舗展開です。ただ店舗数を増やすのではなく、それぞれの地域に根付いたサロン作りを目指しています。地域の方限定の施策なども取り入れながら、地域とのつながりを深めていきたいです。
2つ目は、仕事に見合った報酬をしっかり還元できる環境作りです。美容業界は残業や体力的な負担が大きく、常に技術の向上が求められる仕事です。さらにその分の十分な給与がもらえないという現状も問題点の1つ。努力に対して適切な対価を支払えるよう、1時間あたりの単価向上にも取り組んでいます。
3つ目は、さらなる技術力の向上です。現在はスクール事業も構想中。教育の場を広げることで、新たな結び目を生み出しながら、業界全体の技術力向上にも貢献していきたいと考えています。メニューについてはより効果を感じていただくため、医師に監修してもらい新たな施術を取り入れるなど、日々お客さまの期待を超える価値を創造できるよう、挑戦を続けていきます。
Q7. 最後に、美容・ヘルスケア業界の未来を共に創り、長く活躍したいと考えている方へメッセージをお願いします。
たくさんのサロンがあるなかで、「どこが自分に合うのだろう」と悩む方も多いと思います。だからこそ、求人情報だけで判断するのではなく、実際にサロンの見学へ行ったり、面接をたくさん受けたりしてスタッフやお店の雰囲気に直接触れてみることをおすすめしたいです。
自分の目や耳で感じることで、「思っていた環境と違った」という入社後のミスマッチも減らせると思いますし、自分がどんな働き方をしたいのかも見えてくるはずです。
弊社では見学の際に、自分に合う形態の店舗の検討や、どのようなスキルを習得していきたいかなどの相談もしていただけますので気軽に足を運んでみてください。
1人ひとりのライフステージに寄り添いながら、自分らしく働き続けられる環境を、一緒に作っていけたらうれしいです。
受賞コメント
(インタビュー対象者:代表取締役 山田暁子さま)
このような賞をいただき大変うれしく思っております。私たちのビジョンに共感してくれる方々が多かったことが今回の受賞につながったのではないでしょうか。引き続き、スタッフと共により良い職場環境づくりに取り組み、多くの才能を迎え入れる努力をしていきます。