スタッフエンゲージメント部門 GOLD受賞企業インタビュー

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2023年に開催したリジョブアワード2023にて、GOLD賞を受賞した企業様のインタビューをご紹介。
スタッフエンゲージメント部門は、チームワークを発揮しお客様への価値提供の最大化を実現されている企業や、働きがいのある職場環境を実現されている企業に贈る賞です。

受賞コメント

(インタビュー対象者:統括マネージャー 野崎沙弓さま)
弊社では2年ほど前から、業界最高水準を目指す取り組みを全社一丸となって行ってきています。トライアンドエラーを繰り返す毎日ですが、このような評価していただけたことをうれしく思っております。

1. 「業界最高水準を目指す」という考えのもと給与や待遇の改善など、働きやすい環境づくりに取り組まれている貴社ですが、実際に取り組まれていることを教えてください。

2年ほど前から、評価制度、店舗運営のための全社共通ルールなどを明確にし、運用を始めました。最初に取り組んだのが評価制度を作ることです。評価基準は売上に対する達成率、そして1ヶ月ごとではなく3ヶ月ごとの査定を行っています。インセンティブは採用しておらず、目標に対しての達成度で基本給を変動させています。
インセンティブを採用している企業さんのなかには、給与例として8月や12月の繁忙期のインセンティブと基本給をあわせて表記している会社もあり、通常の月ですとその給与例に遠く及ばないという事態が起こりがちです。そこで、弊社では基本給自体があがっていくようにして、給与例とのギャップがうまれないようにしています。

3ヶ月に1回評価査定を行うメリットは、1ヶ月ごとの査定とくらべ、中長期的な目線をもって働けることです。3ヶ月あれば、たとえば夏休みとして何日か休みを取って売上がさがっても、3ヶ月のなかで挽回していくことができます。目標を達成するためにどんなことをすればいいのかを、入社したてのスタッフでも考えることができるようになったと思います。

また評価制度と連動して、上司と部下で2週間に1回、週次会議を行っています。問題点の共有や、売上の進捗を部下から上司に行い、問題解決や改善案を部下から出す会議です。ほかにも自分がやってみたいメニュー、導入したい商材などがあれば、この場で伝えることで、導入まで早いスピード感で進んでいきます。

働きやすさの取り組みもさまざま行っています。たとえば営業時間。最初は10時~20時の営業にしていましたが、今では10時~19時に変わっており、さらに20時まで営業していたときと比べても売上はアップしています。

もうひとつの取り組みが、全社共通の働くためのルール作りです。マニュアルのようなものではなく、挨拶の仕方や休みの取り方、手の空いた時間の過ごし方など、店舗運営に悩むことがないようにルール作りを行いました。

2. 取り組もうと思った背景や想いを教えてください。

会社、そして個人がどうやったら成長できるかということにフォーカスをあてて、いかに優秀な社員が長く働ける環境を整えられるかを念頭に、会社のなかを整えている状態です。成長していくためには風通しのいい会社であることはとても重要だと思うので、週次会議の機会を設けています。

3. 「働きがいのある職場環境づくり」において一番大切にしていることを教えてください。

会社、個人ともにいかに成長をしていけるかという視点を大切にしています。そしてもうひとつ大事にしているのが、弊社で活躍できるアイリストを育てていくだけでなく、ほかのサロンやほかの業種に転職してもどこでも働いていける、そんな人材を育てていくことです。

アイリストの仕事は細かい仕事になりますので、生涯現役を貫くのはなかなか難しい仕事でもあります。そう考えるとアイリストとしての技術を身につけるだけではなく、どこにいっても通用するような総合力も重要だと思っています。それが人材を預かる企業としての役目なのではないかと思いますね。

4. 「働きがいのある職場環境づくり」に取り組まれての変化を教えてください。

離職率が下がりました。またスタッフの変化はお伝えしきれないほどたくさんあるのですが、私が店長と行う会議のなかで、あがってくる報告の質、具体的には問題に対する改善策や、自己分析の精度が随分あがってきていると感じます。また在籍が短い、入社したばかりのスタッフほど成長のスピードが早く、マネジメントを担うスタッフはお尻を叩かれながら毎日を過ごしています(笑)。

5. 貴社の今後の目標を教えてください。

店舗展開を進めていくことです。そして組織拡大をしていくにあたり、教育体制をもっと整えていきたいと思っています。教育面で私たちが注目しているのが、経済産業省が2006年に提唱した「社会人基礎力」です。「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」の3つの能力で構成された力のことで、この力を養えば、先ほども申し上げたように、どこに言っても活躍できる人材になれると思います。この社会人基礎力をセルフラーニングで養える研修をこれから導入する予定です。

6. 今後業界がこのように変化してほしい、業界をこのように変えていきたいという想いはありますか?

アイリストの可能性はもっと広げていけると思っています。ただ先ほども申し上げたように、アイリストとしてだけでなく、どこでも通用する、社会人の基礎を持った人材を育てていく視点も大事にしていきたいと思っています。まだまだこれからですが、歩みを進めていきたいと思います。

7. 最後に、仕事を探している方々へのメッセージをお願いします。

うちのサロンで働くことで、ご自身の市場価値を高めることができると思います。美容が好きな方、成長したい方、ぜひご連絡ください。

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