4. ズバリ! 面接質問一覧

人間性や仕事観について

(1)自己紹介

自己紹介は自己PRとは違います。
内容としては、簡単な職歴にアピールできる点を組み込み、1〜2分で答えましょう。
ただ、単調にならないように自分らしさを出すことが大切です。

回答例
◯◯と申します。今までは◯年間◯◯整骨院で主に整体の施術をしてきました。
整体師の民間資格も取得しております。
やりたいことに熱心に取り組むタイプで、最近はアロマに興味があり、
◯◯専門学校のセミナーに通っております。
自宅でのリラックスのみではなくいずれは施術にも活かしていきたいと思っております。
御社では◯◯の施術に興味があり、ステップアップしたいと思い応募させていただきました。
本日はよろしくお願いいたします。

(2)強みや弱みはなんですか

自分の性格をよく理解しているか、業務に支障のある短所はないかをチェックするために聞かれるもの。長所は仕事の中で生かせるものを、短所はあまりネガティブな言い方にならないようにしましょう。そして、短所を改善するために努力していることを伝えることができるとベターです。

回答例
私の強みは、逆境にも負けない強さと集中力です。追い込まれるほどパワーを発揮できます。
しかし、追い込まれないとやる気が出ないという弱みも自覚しております。
計画性を持ってシミュレーションすることでやる気を奮いた立たせ、
行動力を高めていくよう努めております。

(3)仕事のやりがいや喜びはなんですか

働くことに対する、あなたのモチベーションや思考を見る質問です。
逆にいえば、その志向がサロンの状況と合致しているかも重要です。
たとえば、スピードを重視するサロンの面接で、「お客様ひとりひとりにじっくりとカウンセリングをし、喜んでいただけた時です」と答えるのは、ちぐはぐな感じがしますね。
そのサロンのスタンスをよく調べてから答えるようにすることが大切です。

回答例
前職で、元気のなかったお客様が施術後に突然涙を流されたことがありました。
とても落ち込むことがあったそうなのですが、私の施術を受けられて癒された、
元気が出たとおっしゃってくださいました。
その経験は私の仕事のやりがいの軸となっており、御社でも、お客様に感動を与えられるようお一人お一人に向き合って参りたいです。

転職について

(4)なぜ前職を辞めたのですか(転職理由)

面接官がいちばん気になるのは、「ウチもすぐに辞めてしまうんじゃないか」ということ。
たとえ転職理由が後ろ向きなものでも、この機会にキャリアアップを考えたという向上心が伝わるように、表現を工夫していきましょう。

回答例
前職では個人の売り上げが重視されていたので、個人行動がほとんどでした。
チームプレイを得意とする私自身、周囲の方とコミュニケーションを取りながら目標に向かってまい進したいという思いが強まり、転職を決意いたしました。

(5)転職回数が多いが、なぜですか

「イヤなことがあるとすぐに辞めてしまう人」でないかを確かめる質問です。
それぞれの転職に意味があったこと、このサロンでは長く勤める意思のあることを伝えましょう。

回答例
一度目は会社の経営状況が変化し、倒産してしまったため転職致しました。
二度目はさらにステップアップしたいと考えて、転職を決意しました。
今までの施術と併せ、御社で行っている独自の施術を勉強したいと思い、応募致しました。
御社ではたくさん研修会など行っていらっしゃるので、常に勉強し、長く働いて貢献したいと思っております。

(6)以前の職の就業期間が短いのはなぜですか

質問の狙いは、上記の「転職回数が多い時」と同じです。
前職の会社側の原因であれば、しっかりと仕事をしていたことを説明しましょう。
自分が原因の場合でも、理由ははっきりと伝え、次は問題なく働けることをアピールしましょう。

回答例
前前職では人間関係も円滑で、労働環境も良かったのですが、そこでは◯◯の施術をしておりませんでした。
私は以前から◯◯の施術をしたいと考えており、早い段階で退職を決意致しました。
御社では◯◯の施術をされているとの事ですので、長く続けさせていただきたいと考えております。

(7)仕事で誇れる実績や成功体験はなんですか

あなたが会社に貢献できる人であることをアピールするチャンスです。
利益など、具体的な数字が出せれば良いですが、もし思い付かない人でも、
自分の仕事をこなすためにどのように工夫してきたかを自身を持って伝えましょう。

回答例
前前職では人間関係も円滑で、労働環境も良かったのですが、そこでは◯◯の施術をしておりませんでした。
私は以前から◯◯の施術をしたいと考えており、早い段階で退職を決意致しました。
御社では◯◯の施術をされているとの事ですので、長く続けさせていただきたいと考えております。

志望動機について

(8)なぜ当社を選んだのですか

「どのサロンでもいいんだろうな」という印象を与えるのは絶対NG!
このサロンだから働きたい、という気持ちを具体的に伝えていきましょう。
そのためには、応募先のホームページや情報誌等の細かい部分まで目を通して、そのサロン独自の経営体制や
他にはない魅力を理解しておく必要があります。 いままでの経験をふまえ、さらにステップアップしたいので貴サロンを志望したと伝えられるといいですね。

回答例
これまで◯◯の業務を通じて◯◯のスキルを磨いてきました。
貴サロンの最新の技術を取り入れ、流行に敏感であり続ける御社の姿勢に惹かれ、
私の◯◯というスキルを活かしながらキャリアアップしていきたいと考え応募いたしました。

(9)他に受けている企業はありますか

面接官が聞きたいのは「他社と同時に採用されたら、ウチに来てくれますか?」という事です。
一社しか受けていない場合は「御社しか受けておりません」と答えられますが、複数のサロンに応募している場合も、複数応募をするのはごく当たり前の事なので、正直に答えましょう。また、その際に「御社が第一志望である」事も伝えられると良いですね。

回答例
1)はい、他にも二社応募しております。
ですが、私としては◯◯(業種)の中でも◯◯の技術に特化した御社で是非、働きたいと考えております。
2)はい、他にも三社応募しております。
御社も含め、まずは面接で詳しいお話をお伺いしたいと考えております。

(10)入客数・売上はいくらくらいでしたか

これは、美容室やリラクゼーションサロンの面接ではよく出る質問です。
今までどの程度の忙しさの店舗で働いていたのか、転職の際にお客様をどれだけ引っ張ってくる事ができるか…などがチェックされます。
回答としては、実際の月間入客数や、その中での売上などを簡潔に、かつどれだけお客様に気に入っていただき、再来数を伸ばしていたのかなどをアピールもできるといいですね。

各業種について

(11)(未経験の場合)専門学校では何時間程度勉強しましたか

未経験でもどの程度技術を勉強していたかを確認するための質問です。

回答例
ネイルスクールでは240時間勉強しました。
スカルプチュアも勉強したので活かしていければと思っております。

(12)ネイルの保持資格はなんですか

サロンオーナーがネイル技術にそこまで詳しくない場合、技術を判断するための質問です。
また、どのくらい勉強してきたのか、努力していける人であるのかを確認しています。
資格取得のために勉強している方は、存分にアピールしましょう。

回答例
JNE3級及び2級を保持しています。
また今度の試験では1級を受けようと思い練習しております。

(13)今までどんな施術をしていましたか

エステやセラピストの方は、サロンによって施術内容が大きく異なります。
今までどういった施術をしてきたのか、説明をしましょう。

回答例
今までは脱毛とボディを中心に施術を行っておりました。
脱毛は光脱毛で、ボディは痩身をオールハンドで施術しておりました。
リンパや老廃物の排出を促す施術を行っておりました。

リジョブから一言

どの質問も、「うちのサロンできちんと働いてくれるか」「売上に貢献してくれるか」を判断したいためのものがほとんどです。
「前職の愚痴」「言い訳」などは避け、素直に、前向きに応募動機を語れば、実りの多い面接になることでしょう。

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