人気ヘアサロン『ISM』の、これからのママ制度に期待大!
数々の芸能人御用達の人気ヘアサロンISM。
南青山店の店長百瀬三香さんは18歳でISM入社、23歳で南青山店がオープンし新規店店長に就任という、輝かしい才能の持ち主。
その活躍はサロンワークだけではなく、音楽ライブでのヘアセット、ヘアショーなど多岐にわたる人気美容師です。
仕事に全力投球な百瀬さんの家庭の顔は、8歳の長女と7歳の長男の2児のママ。店長としてこれからのママ雇用をどうしていきたいかについて伺ってきました。
産休ってどのくらいとるもの?ゼロから手作りしていった産休制度
店長3年目の時に突然の妊娠。ISMで過去初めての“産休”をとった百瀬三香さん。
前例がないから、「産休ってどのくらい取ったらいいの?」「引き継ぎは?」「お客さまへの対応は?」などすべて手探りで制度を作っていったそう。
女性にとってキャリアアップも出産も、人生の大きなターニングポイント。どちらも取れるのは希望だけど、「不備なくやりきります」と自信を持って言える人なんているのだろうか。
百瀬さんはその自信にあふれた人でした。仕事が大好き、お客さまと接するのが大好き、そしてサロンのみんなが大好き。家族も子供も一番大事。不安よりも「やりたい」気持ちが断然高い、そういう熱量をバンバン感じます。
「仕事は100%やりたい」だから「頼るところは頼る」考えは先に伝えました
子育ても「頼るところは頼る」と潔く割り切った考え。
親や義母を頼るのは人によっては後ろめたさも感じてしまう微妙なライン。百瀬さんは初めから「仕事は100%やりたいので」と前置きして、心置きなく頼れる間柄を築いている。
普通の美容師でも予約状況によって早く帰れないことも多いのに、百瀬さんは店長だからなおさらアクシデントによる残業も多い。
サロン内の雰囲気やオーナーの考え方も少しずつ変化させていかなくてはいけないという精神的なプレッシャーも少なからずあったはず。
でも百瀬さんは仕事と子育ての両立を一切ストレスに感じなかったそう。
「子供が“お疲れさま”と言ってマッサージしてくれるんです。そんな毎日が楽しくて幸せで、ストレスなんて感じないですよ。マッサージの後、代金100円ねだられますけど 笑」と、とびきり明るく笑ってくれました。
経験者として社長との間にワンクッション入れる存在になりたい
現役ママ先駆者として、産休制度を整えていく使命も強く持っているよう。
「ISMは北千住本店も南青山店も女子だらけなので、これからどんどんお店の体制を変えていかなくてはいけないと感じています。
今すぐに出産の予定があるスタッフはいないけれど、みんなが活躍できるような体制が理想です。」
「私は店長という立場上、数字をあげることがわかりやすい目標ですが、数字をあげれば上も意見を聞いてくれるんです。
そうやって、ちょっとずつ、子育てに理解を示してくれるようになってきました。店長である私がモチベーションを変えていけばお店の雰囲気も必ず変わっていくとおもうんです。
私がモデルケースになるというよりは、社長との間にワンクッション入れればと思っています。」
百瀬さんも出産を機に美容師を辞めていく友人を多く見てきたそう。
「夢を持って美容業界を志したのに、道半ばでリタイアするなんてもったいない。」と深い思いがあるようです。
同じようにキャリアか子供か悩んでいる人がいたら、百瀬さんの体験から勇気を感じていただけたら嬉しいです。
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ISM 南青山店
住所:東京都港区南青山3-13-23 青山パティオビル2F
電話:03-5785-0588
営業時間:11:00~21:00 / 平日 10:00~19:00 / 土日祝
定休日:火曜日
HP:http://www.ism-hair.com/shop-m
百瀬三香三ブログ:http://ameblo.jp/m000mo/