少しの会話をしただけで、相手のことを「頭の良い人、頭の悪い人」と判断できることがあります。初対面で「頭の悪い人」のレッテルを貼られたくはありませんよね。
ここで言う「頭の悪い人」とは、勉強ができないとか知識が貧困などという意味ではなく「相手の気持ちを考えられない人」という意味です。
日本で生きていくためには必要な能力ですね。
会話にしても面接にしても、それ自体の目的は「話すこと」ではありません。「伝えること・わかってもらうこと」が目的ですから、理解できない人がいたら、その人にもわかるように話すことが必須です。 では実際、どのように話すと伝わりやすいのでしょうか? 伝わりにくい話し方をする人に多い共通点を3つ絞って考えてみましょう。
■だらだらと長く話す
「土曜日に急に旅行に行きたくなったんだよ。僕は河口湖がいいなあって思ってたんだけど、妻は箱根に行きたいって言うし、息子は遊園地がいいって言うし、全然意見がまとまらなくって。結局、妻の希望の箱根に行くことになったんだけど、旅館がどこもいっぱいで、仕方ないから諦めて息子の意見の……」
とても、聞いていられたものじゃありません……しかも、長くなると話のテーマがどこにあるのかがわからなくなります。
「急遽旅行に行ってきたこと」なのか「箱根は人気だね」なのか「家族では自分の意見が聞き入れられないこと」なのか。テーマをひとつに絞って、簡潔にまとめて話しましょう。
■抽象的でわかりにくい言葉を使う
専門用語や横文字、流行語、一般的ではない略語を多用すると、聞き手には優しくありません。「簡単なことを簡単な言葉で話す」、「簡単なことを難しい言葉で話す」、「難しいことを難しい言葉で話す」、これらは知識があれば誰でもできます。
難しいのは「難しいことを簡単な言葉で話す」ことなのです。みなさんも、「専門的なことを小学生にでもわかるように話す」というチャレンジをしてみてください。
■話すスピードが速すぎ、遅すぎ
話すスピードは速すぎても遅すぎても聞きにくので気を付けましょう。
また、「間」をうまく使うと聞きやすく、聞き手に話を理解する時間を与えることができます。
アナウンサーなど、あなたが「聞きやすい」と思う人の話すスピードや間をマネしてみると良いでしょう。
上手く話す方法は、まだまだありますが、まずはこの3つを意識して「初対面で頭の良い人」と思われる話し方をしてください。
「頭が良くない人の話し方 その2」はコチラ 「頭が良くない人の話し方 その3」はコチラ2015/09/18
2015/09/18
2015/09/15
2015/09/08
2015/09/02
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