ヘルスケア&介護・看護・リハビリ業界の応援メディア
介護・看護・リハビリ 2020-01-10

介護福祉士国家試験合格に向けての勉強方法とは

介護福祉士国家試験の試験範囲はとても広く、実技試験もあるので、効率よく勉強して対策をたてることが必要になってきます。では、合格に向けてどんなことを意識して勉強していけばいいのでしょうか? 今回は、国家試験に向けての勉強方法についてご紹介したいと思います。試験まで時間は限られています、ぜひこちらを参考に勉強を進めてください。

介護福祉士国家試験のことをよく知ろう

介護福祉士国家試験は「発達と老化の理解」「人間関係とコミュニケーション、コミュニケーションの技術」といった10科目が試験範囲となり、実技試験も行われます。国家試験の中ではそれほど難しいものではないとされており、学校で学んだことを復習しておけば合格は狙えるといわれています。

合格基準点は、筆記試験と実技試験ともに、難易度によっていくらか補正はされるものの、総得点の60%とされています。筆記試験の場合、1問の配点が1点となり、120点が満点とされています。ただし、10科目すべての科目に得点がないと合格と認められません。

国家試験対策の勉強をしていると制度や法律用語が多くみられ、覚えることに苦労する人もいるでしょう。実務経験があれば、実際に行う高齢者や障害者の介護を思い浮かべながら学びやすくなります。まずは、福祉というものに対して関心をもち、普段の生活の中で福祉の社会問題に目を向けたり、福祉のボランティアなどに参加して福祉用語や医療用語に慣れる機会をもつといいでしょう。

筆記試験の勉強方法について

介護福祉士国家試験は筆記試験と実技試験があるとお話しました。まずは筆記試験の勉強方法からご紹介しましょう。筆記試験は比較的試験時間が長めで、マークシートでの回答となっています。受験前には過去問題集や市販の模擬問題集などを購入し、受験時を想定して時間を計って問題を解いてみることをおすすめします。

このようにすることで、理解度がわかるだけではなく、実際の国家試験の時間配分がよくつかめるからです。マークシートも慣れていないとすばやく塗りつぶすことができないので、コツを得るためにもぜひ行ってください。

また、介護福祉士会や業者などで行われている介護福祉士国家試験模試試験も受けるようにしましょう。試験場にて大勢の受験者と試験を受けることができるので、国家試験本番のような緊張した雰囲気を前もって体感できるからです。特に試験に対して緊張してしまいやすいという人は、良い練習の場になるはずです。

実技試験の勉強方法について

実技試験は、筆記試験と比べると短時間で行われるものですが、定められた時間内にモデルの人を相手にして的確に解答するということをしなければなりません。よく、緊張と焦りのあまり、すべて解答することができなかったという声を耳にします。

モデルは実際の人が行い、そのモデルとのやりとりを試験官が見ることで採点が行われるかたちになります。モデルである利用者に対しての態度や表情、言葉使いや声の大きさなど、すべてにおいて介護福祉士としてふさわしいものかどうか判断されるのです。身だしなみにも気をつけるようにしましょう。

実技試験は、実際に学校などで介護実践をしていると、利用者のことを思い浮かべながら行えるので対応しやすい試験であるといえます。学生同士で利用者役を交代しながら練習を何度も何度も行いましょう。また、試験本番で緊張してしまって思うように対応できない場合も考えるので、日々、手順をイメージトレーニングして確認しておくことも重要です。

介護福祉士国家試験についての勉強方法をご紹介しました。介護福祉士国家試験の合格に向けて、これらのことを意識し勉強に取り組めば、効率よく試験対策ができるはずです。試験範囲が広いので、計画をたて、少しずつ知識を定着させていきましょう。介護福祉士の資格を取得できれば就職の幅も広がりますので、合格に向けて一生懸命取り組んでください。

この記事をシェアする

編集部のおすすめ

関連記事

近くの介護福祉士求人をリジョブケアで探す

株式会社リジョブでは、介護・看護・リハビリ業界に特化した「リジョブケア」も運営しております。
転職をご検討中の場合は、以下の地域からぜひ求人をお探しください。

関東
関西
東海
北海道
東北
甲信越・北陸
中国・四国
九州・沖縄