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介護・看護・リハビリ 2021-11-02

介護学校で学べることとは? カリキュラムを紹介|専門学校を選ぶ6つのポイント

介護福祉士の資格を取得する方法に専門学校があります。専門学校で学べることと、学校選びの6つのポイントについてご紹介します。

介護福祉士を目指せる専門学校で学べることとは?


介護福祉士の資格を取るために専門学校に進学するか悩んでいる方や、学校でなにが学べるのかよく知らないという方もいるかもしれません。ここでは、介護福祉士専門学校で学べる内容についてご紹介します。

座学|介護に必要な知識を授業で学ぶ

専門学校では座学の講義があり、介護や福祉に関する基本的な知識を基礎から学習します。人の心と体のしくみや障害の理解といった、介護福祉の仕事に従事するうえで欠かせない知識です。
ほかにも、介護福祉士に求められるカウンセリングや認知症についても学習します。

実習|介護に必要な技術を現場で実践

介護の仕事は、利用者さんの介助や生活の支援といった体を動かす業務が多くあります。
自分が介助をする際の体の使い方や、その時の利用者さんの体の動かし方など、介護の現場で実際に必要な技術を身につけることが可能です。

国家試験対策|国家試験合格を強力に支援

専門学校では、国家試験対策も充実しています。ふだんの授業から国家試験に必要な知識を学べるだけでなく、小テストや模試などで自分の実力を確認できます。自分の弱点が明確になり、効率よく学習できるでしょう。
学校の先生のサポートや目的が同じ仲間がいることで、モチベーションも上がりやすい環境となっています。

専門学校で学ぶメリットとは? 大学とはどこが違うの?


大学でも介護福祉士の資格をえるための学習は可能です。では、大学と専門学校で学ぶことは、なにが違うのでしょうか。
ここでは、専門学校と大学はどこが違うのか、専門学校で学ぶメリットについて4つのポイントに分けてご紹介していきます。

1. 国家試験の受験資格が2~3年で取得できる

専門学校での勉強は、自分の目標が明確な人に向いています。たとえば、介護福祉士の資格取得を目標にした場合、目標に必要な学習のみを専門的に学ぶため、効率よく学習できるでしょう。

また、多くの専門学校は2~3年で卒業し、その際に受験資格が得られます。それに対して大学では、資格取得までに4年かかってしまうのです。

2. 学費が抑えられる

専門学校の在籍期間は2~3年のため、4年間学校に通う必要のある大学よりも学費を抑えることができます。

介護福祉士は専門職ですので、教科書や参考書だけでもコストがかかるのです。さらに、学校へ通うとなれば、交通費や授業料、諸経費など、多くのお金が必要になるでしょう。そういった費用を少しでも減らして介護福祉士の資格が取得できるので、金銭的な面からも、大学より検討しやすいといえます。

3. より実践的に学べる

専門学校は、学びたいことを専門的に学べる学校です。そのため、介護福祉士について必要な学びに特化した学習ができます。大学は、多角的に学べる学校であるため、専門学校と比べると実践的ではありません。

そのぶん専門学校は、即戦力になりうる実践的な勉強ができますので、就職してからすぐ戦力になりたいという方におすすめです。

4. 施設や事業所への就職に有利なことも

専門学校と就職先となる施設や事業所へは、パイプがつながっている場合が多いです。また、実習施設ともかかわりがあるなど、専門学校は実際の現場と深く結びついています。そのため、就職の際の情報が仕入れやすかったり、就職する際に有利になったりといったメリットもあります。

大学の場合だと、専門学校ほどに結びつきはありません。介護の世界への就職は、専門学生と比較するとやや不利であるといえるでしょう。

自分に合った専門学校を選ぶ6つのポイント


それでは、専門学校に行くならどこがおすすめなのでしょうか。ここでは、自分に合った専門学校を選ぶうえで調べておきたいチェックポイントについてご紹介していきます。
候補を絞ってみたという方も、ポイントを確認し、自分に合う学校を探す参考にしてみてください。

1. 年数|2年制・3年制

専門学校には、学校によって卒業までの年数に違いがあります。介護福祉士の資格を取得できる専門学校の多くは2~3年です。そのため、資格が得られるまでの期間に差があります。

「早く取りたい」「学費を抑えた」いなどの理由で2年制を選ぶ方もいますが、3年制の専門学生が3年で学ぶ内容を2年に詰め込まれますので、その分忙しい毎日になるでしょう。詰め込まれるのが苦手な方には、3年制がおすすめです。

2. 取得可能な資格|受験資格以外を取得できることも

学校によっては、介護福祉士国家試験の受験資格以外にも資格や受験資格が得られる学校があります。介護の仕事で使える資格は、介護福祉士以外にも多く存在します。
学校によってはこれらの資格の受験が必須項目になっていたり、受験資格が得られたりするため、就職や実際の現場で活用できるでしょう。

介護福祉士の受験資格以外の資格や受験資格については学校によってさまざまですので、ぜひチェックしてみてください。

3. カリキュラムの内容|実習・国家試験対策の充実

カリキュラムについても、学校によってさまざまです。たとえば、実践に特化した学校、国家試験対策が充実した学校などがあります。まずは自分の気になる学校のカリキュラムを確認してみましょう。

カリキュラムだけではわかりにくいという方は、おすすめポイントなどもチェックしてみてください。自分に合ったカリキュラムの学校を選ぶことも大切です。

4. 卒業後の進路|就職実績・国家試験合格率

これまでの就職実績や国家試験の合格率について、下調べしておくとよいでしょう。とくに、就職先や就職してからやりたいことがある方は、自分の行きたい就職先への就職実績があるのかチェックしてみてください。

また、学校によって国家試験の合格率にも差があります。せっかく学校に進学するなら、一発で合格したいと考えるでしょう。前述のカリキュラムの内容と合わせて、合格率も確認しておくと参考になります。

5. 学校生活|校内イベントの充実

学校によって校内イベントもバラバラです。優先度は低いかもしれませんが、学生がどんな学校生活を送っているのか、校内でどんなイベントがあるのかも見てみましょう。

勉強も大切ですが、ときには息抜きも必要です。せっかくの学生生活ですので、勉強しつつ学校生活が楽しめるよう、自分に合った学生生活ができる環境を見つけましょう。

6. 学校の雰囲気|オープンキャンパスにでかけてみよう

学校の雰囲気はホームページや資料だけではわかりづらいでしょう。専門学校でも大学と同じようにオープンキャンパスが開催されています。

学校の雰囲気などは実際にオープンキャンパスに行って確かめてみるのがおすすめです。学内の様子や在校生の雰囲気など、その場でしかわからないことを目で見て肌で感じてみましょう。

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自分に合った専門学校を選んで受験資格を取得しよう!


専門学校では介護福祉士の資格を取り、実践で役立つ知識や技術を多く学ぶことができます。また、大学に行く場合と比較して、学費を抑えながら国家試験に向けた対策サポートや就職への手厚いサポートがついているため、介護福祉士になりたい方にはおすすめといえるでしょう。

専門学校によってそれぞれに特徴もあります。自分に合った専門学校を選んで受験資格を取得しましょう。

引用元サイト
公益社団法人社会福祉振興・試験センター 介護福祉士国家試験 受験資格
http://www.sssc.or.jp/kaigo/shikaku/route.html
公益社団法人 日本介護福祉士養成施設協会 2年制養成施設一覧
http://kaiyokyo.net/member_data/div3.php

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