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学び・キャリア 2019-08-29

ホームヘルパー1級・2級・3級とは? ホームヘルパーは国家資格?資格取得の方法を解説

ホームヘルパーというと、介護業界だけでなく一般的にもよく知られた職業のひとつでしたが、実は2013年3月にホームへルパーの資格は廃止されています。

それに代わる資格が、「介護職員初任者研修」や「介護福祉士実務者研修」なのですが、実際にはどういった制度なのでしょうか。ここでは、旧ホームヘルパー1級・2級・3級にあたる資格制度について、詳しくご紹介していきます。

ホームヘルパー1級・2級・3級とは? 制度変更へ

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上述したように、ホームヘルパー1級・2級・3級という資格制度は2003年3月で廃止されています。これは、かつての介護に関する資格にはホームヘルパーとは別に介護職員基礎研修があり、さらに現在もある国家資格である介護福祉士があったため、その学習内容が混在していたからです。

また、国家資格である介護福祉士についても、かつては現場経験さえあれば取得できた資格だったために、その水準や専門的知識、技術などについて疑問視されていました。今後は人口の高齢化が進んで、介護職の需要がますます増えていくことが見込まれます。

こういった理由で優秀な人材育成の必要性が高まったことから、介護資格の制度を一本化してキャリアアップをしやすくし、介護職員の質の向上をはかるため制度の改正がおこなわれたのです。ここでは、介護資格の制度の変更点などについて、詳しく解説していきます。

ホームヘルパー1級|介護福祉士実務者研修へ

ホームヘルパー1級は、現在、介護福祉士実務者研修へと変わりました。そして、国家資格である介護福祉士の筆記試験を受けるための受験資格のひとつとなっています。

小見出し資格内容の変更点は?

・旧ホームヘルパー1級と介護福祉士実務者研修は同等の資格
旧ホームヘルパー1級は、実務経験に加えてホームヘルパー2級の講座を修了した方が受講できる資格で、より専門的な介護技術と知識を得ることを目的としていました。改正後の介護福祉士実務者研修もその目的は同様です。そのため、旧ホームヘルパー1級と介護福祉士実務者研修は、同等の資格とされています。

・「医療的ケア」と「介護過程Ⅲ」が加わる
新旧2つの介護資格の学習内容には変更点があります。「医療的ケア」「介護過程Ⅲ」という学習内容が新しく加えられたのです。

このため、旧ホームヘルパー1級の資格を取得している方が新たに「介護福祉士実務者研修」を受講する場合、以前の受講内容にはなかった「医療的ケア」と「介護過程Ⅲ」という項目だけを受講すればよいことになっています。

なお、資格を持っていない方が「介護福祉士実務者研修」を受講する場合、450時間の受講が必要で、「介護職員初任者研修」の修了者の場合は、450時間のうちの130時間が免除されます。

ホームヘルパー2級|介護職員初任者研修へ

旧ホームヘルパー2級は、現在「介護職員初任者研修」に変わっています。ここでは、資格改正後の変更点について解説します。

小見出し資格内容の変更点は?

・「認知症の理解」が加わる
介護職員初任者研修では、旧ホームヘルパー2級ではなかった「認知症の理解」が加わりました。これは、高齢者の人口が増え、認知症を患う方も多くなってきたため、介護の現場での認知症への理解が求められるようになったからです。

・30時間の施設実習が廃止され、実技の授業時間が増える
新旧両方の資格では、どちらも130時間の受講が定められていますが、その内容が違います。旧ホームヘルパー2級では、130時間のうちに30時間の施設実習がありました。介護職員初任者研修では、この施設実習が廃止された代わりに、実技の通学時間が42時間から90時間に増えました。

・修了試験が新たに加わる
旧ホームヘルパー2級は、すべての講習を終えたら、資格を取得することができましたが、解雇職員初任者研修では、すべての講習を終えたあとに筆記による修了試験がおこなわれることになりました。この試験に合格しないと資格取得はできません。ただし、もし不合格だった場合も再チャレンジすることは可能です。

ホームヘルパー3級|廃止へ

介護資格の制度改正にともない、旧ホームヘルパー3級は廃止になりました。かつて旧ホームヘルパー3級は、介護業界の入門的資格で、誰もが短期間で手軽に取得することができ、費用も比較的安くてすむので、人気の資格のひとつでした。

しかし、旧ホームヘルパー2級のように、介護対象者の身体に直接触れて生活を支援する身体介護をすることのできる資格ではありませんでした。このこともあって、2009年に介護報酬算定外となり、2013年の介護資格改正で廃止されるに至ったのです。

ホームヘルパーの資格は国家資格?

介護に関する資格の中で国家資格であるのは、介護福祉士だけです。ホームヘルパーは国家資格ではありません。同様に、介護職員初任者研修も介護福祉士実務者研修も、厚生労働省による公的な資格ではあるものの、国家資格ではありません。

ホームヘルパーの資格を取得するには? おすすめのスクールを紹介!

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介護の仕事には、掃除や洗濯、料理などをする「生活援助」と、介護対象者の身体に直接触れて、食事や入浴、排せつなどを支援する「身体介護」があります。介護職員初任者研修は、「身体介護」をすることができるようになる資格なので、これから介護の仕事をはじめるにあたって、フル活用できる資格といえます。

ここでは、介護職員初任者研修の講座を開講しているスクールについて、ご紹介します。

初任者研修講座の修了試験をクリアしよう!

上述したように、介護職員初任者研修を修了するためには、修了試験に合格しなければなりません。修了試験に合格するためにおすすめのスクールについて、ご紹介します。

カイゴジョブアカデミー|介護職員初任者研修

・自宅学習と通学を組み合わせた講座
カイゴジョブアカデミーでは、130時間の全課程を、自宅学習と通学を組み合わせて、15日間で修了できる講座を開講しています。自宅学習の内容も、担当講師に添削してもらえます。

・電話1本で振替できる
体調を崩したり交通機関の乱れがあったりなどして、どうしても授業に出席できない場合、電話連絡するだけで、無料で授業の振替をしてくれます。

・費用
通常の申し込みの場合、東京・埼玉・神奈川・愛知のスクールでは39,000円(税抜・テキスト代込)、千葉・大阪・兵庫のスクールでは20,000円(税抜・テキスト代込)となっています。

資格の大原|介護職員初任者研修

・自宅学習と通学を組み合わせた講座
資格の大原では、自宅学習と通学を組み合わせた講座を開講しており、標準的な学習期間を4ヶ月としています。

・定期的に課題を提出する自宅学習
自宅学習では、定期的にテーマを決めて、課題の提出をおこない、知識を習得していきます。

・通学は15日間
これから介護の仕事をするために、必要な基礎知識や実技を習得していきます。

・費用
費用は、一般価格が82,000円(税込)で、大学生協等割引価格が77,900円(税込)です。

ヘルス・ケア・サポート ハクビ|介護職員初任者研修

・自宅学習と通学を並行しておこなうスタイル
スクリーニングの2・4・6・8・10日目に課題を提出し、それと同時に15日間のスクリーニングで実践的な技術を実際に体験しながら学びます。

・費用
費用は36,800円からで、さまざまなキャンペーンにより割引もあります。

もっと手軽にとりたいなら|生活援助従事者研修もおすすめ

2018年4月から、介護資格として生活援助従事者が新設されました。訪問介護事務所などで、掃除や洗濯、料理などの生活援助をおこなうための研修です。初任者研修より手軽にとれるので、これから介護の仕事をはじめる方には、こちらもおすすめです。

・身体介護はおこなえない
生活援助従事者研修は、短期間で取得でき、誰でも受講できますが、身体介護はおこなえません。また、新設されたばかりで、期待値は未知数です。

ホームヘルパー(訪問介護員)は福祉を支える大切な仕事!

ホームヘルパー

ホームヘルパー(訪問介護員)は、在宅での介護を支える大切な仕事です。そして、介護福祉士実務者研修や介護職員初任者研修、生活援助従事者研修などの資格取得により、働き方も広がります。自分の働き方を考え、自分に合った資格を取得するようにしてください。

出典元
・浦和大学 介護福祉士とヘルパーの違いとは
http://www.urawa.ac.jp/
・カイゴジョブアカデミー 介護職員初任者研修
https://kaigojob-academy.com/shikaku/shoninsha/
・資格の大原 介護職員初任者研修
https://www.o-hara.ac.jp/best/shoninsha/
・ヘルス・ケア・サポート ハクビ 介護職員初任者研修
http://www.hakubi.com/

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