ヘルスケア&介護・看護・リハビリ業界の応援メディア
特集・コラム 2022-09-04

ホームヘルパー2級は現在介護職員初任者研修に|旧資格の違いと受験資格・合格難易度について詳しく解説!

介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)は、介護士として仕事をするうえで取得しなければならない資格のひとつです。しかし、具体的にはどんな資格なのかよくわからない人もいるでしょう。

また、旧ホームヘルパー2級からの変更点にはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、介護職員初任者研修がどんな資格なのかをご紹介するとともに、取得するメリットなども解説していきますので、取得をお考えの方は参考にしてくださいね。

ホームヘルパー2級は現在介護職員初任者研修に変更された

ホームヘルパー2級は、2013年4月1日に「介護職員初任者研修」に変更されました。なぜ変更することになったのか、変更したことでどのような違いが生じたのかなど疑問点について把握しておきたいところです。

ホームヘルパー2級が介護職員初任者研修に変更されたことでどのような違いがあったかなどについて以下で解説していきます。

2013年4月に正式名称が介護職員初任者研修に

2013年4月以前は、介護士に関する資格がたくさんあり、キャリアプランが描きにくい状況でした。そこで、介護保険法施行規則改正により介護の資格制度の見直しが行われたのです。

改正により、介護に関するキャリアパスがわかりやすくまとめられました。この時にホームヘルパー2級が介護職員初任者研修に変更されました。

カリキュラムの変更点について

介護職員初任者研修へと変更になるにあたって制度が変更された点として、ひとつは資格試験が必要になったことが挙げられます。

旧ホームヘルパー2級は、実習を受ければ試験を受験することなく資格を取得することが可能でした。しかし、介護職員初任者研修は講座受講後に試験を受けて合格し、はじめて資格取得となります。この点が、旧ホームヘルパー2級との大きな違いだといえるでしょう。

また、旧ホームヘルパー2級では30時間の実習が必須でしたが、こちらの実習が廃止されたことも、変更点のひとつです。介護職員初任者研修は、講義と演習で構成されており、およそ130時間の研修を受講しなければなりません。

また、介護職員初任者研修に変更した際に、「認知症の理解」が受講科目に加わりました。これは、認知症患者が高齢化社会が進むと共に増えてきたという背景から、知識を身に着ける必要があったためです。

以上のような内容で、全課程修了後の修了試験に合格することで資格が取得できます。

介護職員初任者研修を取得するメリット

介護士として活躍するために求められる資格である介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)は取得することで何かメリットがあるのでしょうか。介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)を取得するメリットについて解説します。

仕事の幅が広がり就職・転職・キャリアアップに役立つ

介護の仕事自体は、介護職員初任者研修を取得していなくても就くことが可能です。ただし、この資格を取得していないと、利用者さんの身体介護をすることはできませんので、できる仕事の範囲が限られてきます。

介護職員初任者研修を取得することで、即戦力として身体介護に入れることをアピールできるため、就職や転職の際に有利となるでしょう。また、介護職員初任者研修を取得後にさらなる介護の資格を受験できるので、仕事の幅が広がるというメリットもあります。

このような理由から介護職員初任者研修を取得すると介護士として仕事の幅や選べる求人の幅も広がるといえるでしょう。

知識とスキルが向上し給料も上がりやすい

介護職員初任者研修では、130時間かけて介護の知識を学びます。この知識を習得することで、介護に関する知識とスキルが上がり、仕事の中で生かして働くことができるでしょう。

多くの介護施設では、介護や医療関係の資格を取得していると「資格手当」が支給されるところがあります。介護職員初任者研修を取得していれば、そのぶんの資格手当がつきますので、収入UPが見込めるでしょう。

介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)のメリットについてさらに詳しく知りたい方は以下の記事もチェックしてみてください。

介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)はどんな資格なの?|取得するメリットを紹介!

介護職員初任者研修の受験資格と難易度

旧ホームヘルパー2級から資格の内容や、受験などが変更された介護職員初任者研修は、受験資格や難易度なども変わった部分があるのでしょうか。事前に受験資格や難易度を知って、資格取得を目指していきましょう。

東京都を例に介護職員初任者研修の受験資格と難易度について解説します。主催する県や自治体などによって内容が異なることもあるので、詳しい内容は各都道府県や自治体の情報をチェックしましょう。

受験対象者は介護事業に携わる人すべて

介護職員初任者研修は、受験対象者として「介護事業者に携わる人」であれば誰でも受講できます。受験の際は、ハローワーク講座か通信などのスクールを受講することが必要です。

ハローワーク講座の受講対象者は、無料で授業が受けられます。しかし、条件があり、専業主婦や求職中の方など、無職でなければなりません。さらに、自治体側が募集しているときしか受講できず、募集定員もあるため、いつでもすぐに受けられるわけではありません。

民間のスクールは基本的にはお金がかかりますが、教育訓練給付制度の対象となっている有料講座も多いです。 その制度を使うことで、 講座が終了したあとに講座費用の20%がハローワークから給付されることもあります。

所定のカリキュラムを受講する必要がある

介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)では、定められた時間数のカリキュラムを受講する必要があります。詳しいカリキュラムは、受講時間は130時間となっており、講義
(自宅学習)は40時間です。

実技のスケジュール(通学講習)は、90時間で施設実習はありません。旧ホームヘルパー2級であった施設実習がなくなった分、通学講習の時間が大きく増えています。講義の内容も在宅や施設の両方で活用できる内容になりました。

介護職員初任者研修の資格修了試験受験後、晴れて資格を取得することができます。

受講料と受験までの流れ

東京都を例に受講料や受験の流れについて解説します。介護職員初任者研修の受講料に関しては、東京都内でも受講するスクールなどによって価格はさまざまです。おおよそ約5万円〜9万円ほどの受講料で開講されています。

続いて申請の流れについては新規で事業所を選択して受ける場合、受講生の募集が行われる2か月前までに事業者の指定を行う必要があります。その際は、「東京都介護員養成研修事業者指定申請書」に必要な書類を揃えて郵送しましょう。

その後、開講される予定の全ての研修を受講し、研修が修了したあと1か月以内に「東京都介護員養成研修事業実績報告書」に必要書類を揃えて提出し完了です。

合格率は90%以上と低難易度

介護職員初任者研修の合格ラインは100点満点のうちの70点とされています。また、合格率は、90%以上となっており、難易度はそう高くないことがわかります。なぜならこの資格は、少数にふるい落とすことが目的の資格ではないからです。

介護職員初任者研修は、資格を取得したい人が真面目に授業を受けていれば合格できるように作られています。介護の職場で活躍したい人が適切な知識を持ち活躍していけるようなカリキュラムと試験の内容となっています。

勉強するのが苦手な方や気軽に資格を取得したい方などでも、介護職で活躍したいという気持ちがあれば、資格の取得も他の資格と比べて難易度は高くないのでぜひチャレンジしてみましょう。

介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)に合格し介護のプロフェッショナルになろう

介護職員初任者研修は、ホームヘルパー2級から名称が変わり、講習の内容や資格試験に受験し、合格する必要があるなど変更点がいくつかあるとわかりました。介護職員初任者研修の資格は、介護の現場で活躍できる知識が身に付き、介護職の就職の際にも役に立つでしょう。

介護について興味のある方であれば、誰でも受けられる資格なので、介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)を受験し、試験に合格して介護のプロフェッショナルになって活躍してみましょう。

この記事が気に入ったら
いいね!してね

この記事をシェアする

編集部のおすすめ

関連記事