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特集・コラム 2021-10-19

介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)はどんな資格なの?|取得するメリットを紹介!

介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)は、介護士として仕事をするうえで取得しなければならない資格のひとつです。しかし、具体的にはどんな資格なのかよくわからない人もいるでしょう。また、旧ホームヘルパー2級からの変更点にはどのようなものがあるのでしょうか。

ここでは、介護職員初任者研修がどんな資格なのかをご紹介するとともに、取得するメリットなども解説していきますので、取得をお考えの方は参考にしてくださいね。

介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)はどんな資格なの?

介護職員初任者研修は、介護士としての実務をおこなううえで必要となる資格です。実際に利用者さんの体に触れて介護をする人は、必ず取得していなければなりません。

また、介護職員初任者研修は介護系の資格のなかでも入門的な位置づけとなっているので、介護関連の資格を取得したいという人が、最初に合格を目指す資格でもあります。まずは、介護職員初任者研修がどんな資格なのかを確認しておきましょう。

介護職員初任者研修は介護の入門資格!

介護関連の資格にはさまざまなものがありますが、それらのなかでも介護職員初任者研修は取得しやすい資格です。介護の仕事に就きたいと思ったら、まず目指すべき資格だといえるでしょう。

そもそも介護には、利用者さんの調理・洗濯・家事などの支援をおこなう生活援助と、利用さんの身体に触れて食事や排せつなどの介助をおこなう身体介護という2つの分野にわけられます。介護職員初任者研修を取得することで、身体介護という分野に携わることが可能です。

基本的には、旧ホームヘルパー2級と同じ位置づけにとなる資格ですが、いくつか変わった部分もあるので、注意が必要です。

2013年4月に名称変更|旧ホームヘルパー2級

介護職員初任者研修は、旧ホームヘルパー2級の資格と同等の意味を持つ資格です。2013年の4月に、ホームヘルパー2級という名称から介護職員初任者研修へと変更されました。名称だけでなく、資格内容も介護職員初任者研修になったことにより変更された点がいくつかあります。

つづいては、どのような点が変更の対象となったのかを確認しておきましょう。

旧ホームヘルパー2級からの変更点とは|30時間の実習廃止など

介護職員初任者研修へと変更になるにあたり制度が変更された点として、ひとつは資格試験が必要になったことが挙げられます。

旧ホームヘルパー2級は、実習を受ければ試験を受験することなく資格を取得することが可能でした。しかし、介護職員初任者研修は講座受講後に試験を受けて合格し、はじめて資格取得となります。この点が、旧ホームヘルパー2級との大きな違いだといえるでしょう。

また、旧ホームヘルパー2級では30時間の実習をおこなうことが必須でしたが、こちらの実習が廃止されたことも、変更点のひとつです。介護職員初任者研修では、講義と演習で構成されているおよそ130時間の研修を受講しなければなりません。そして、全課程修了後の修了試験に合格することで資格が取得できます。

介護職員初任者研修の内容とは?

介護職員初任者研修で学ぶ内容は、多岐にわたります。ひとつの分野だけマスターすればよいというわけではなく、身体介護をおこなううえで必要な分野をすべてしっかりと習得しなければなりません。

ここでは、介護職員初任者研修で学ぶ内容について、くわしく解説していきます。

どんなことを学ぶの?|130時間の学習が必要

介護職員初任者研修では、130時間で構成されたカリキュラムで学習が進んでいきます。学習内容と学習時間は、以下のとおりです。

職務の理解:6時間
介護における尊厳の保持・自立支援:9時間
介護の基本:6時間
介護・福祉サービスの理解と医療の連携:9時間
介護におけるコミュニケーション技術:6時間
老化の理解:6時間
認知症の理解:6時間
障害の理解:3時間
こころとからだのしくみと生活支援:75時間
講義の振り返り:4時間

上記のカリキュラムをすべて学んだのちに、修了試験を受けることができます。

修了試験はむずかしい?

介護職員初任者研修の修了試験は、100点中70点以上を獲得すると晴れて合格となります。難易度は旧ホームヘルパー2級とほぼ同じですが、座学をしっかり受けなければならないことから、むずかしくなったと感じる人もいるようです。

公式な合格率は明らかになっていませんが、130時間のカリキュラムで学んだ内容を振り返るものが大半のため、そこまで難易度の高い試験ではないといわれています。

介護初任者研修の難易度と合格率はこちら:介護職員初任者研修を受ける前に知りたい難易度や合格率

介護職員初任者研修を取得するメリットとは?

介護の仕事に就くうえで、必須の資格ともいえる介護職員初任者研修。資格を取得することには、合格者はもちろん、実際に介護士を雇用する施設にとってもいろいろなメリットがあります。

ここでは、介護職員初任者研修を取得するメリットにどのようなものがあるのかを確認しておきましょう。

1. 就職や転職に役立つ|仕事の幅がひろがる

介護の仕事自体は、介護職員初任者研修を取得していなくても就くことが可能です。ただし、この資格を取得していないと、利用者さんの身体介護をすることはできませんので、できる仕事の範囲が限られてきます。

介護職員初任者研修を取得することで、即戦力として身体介護に入れることをアピールできるため、就職や転職の際に有利となるでしょう。また、介護職員初任者研修を取得後にさらなる介護の資格を受験できるものもあるので、仕事の幅が広がるというメリットもあります。

2. 資格手当でお給料UP

多くの介護施設では、介護や医療関係の資格を取得していると「資格手当」が支給されるところがあります。

介護職員初任者研修を取得していれば、そのぶんの資格手当がつきますので、収入UPが見込めるでしょう。

3. キャリアアップの足がかりになる

介護職員初任者研修を取得していることを前提として、受験できる資格もあります。今後介護の世界でキャリアアップを図りたいと考えている人にとって、介護職員初任者研修はその足がかりとなる資格です。

介護福祉士など、そのほかの資格においても介護職員初任者研修で習得した知識がベースとなって勉強しやすく、取得しやすいものもありますので、その後の資格取得の手助けとなってくれるでしょう。

4. 仕事の安全性が高まる|知識とスキルが向上

介護職員初任者研修では、130時間みっちりと介護の知識を学びます。この知識をしっかり習得することで、仕事に対する知識とスキルが上がり、仕事の安全性が高まるでしょう。

また、介護の仕事をおこなううえでも、介護職員初任者研修で学んだ内容は大いに役立つはずです。

5. 取得者の需要は高く将来性がある

介護職員初任者研修の資格は、介護の世界で働くうえで必要となる最低限の知識を網羅できる資格のひとつです。

現在も多くの人が取得を目指して学んでいますが、今後もさらに需要は高まると考えられています。介護職に就きたいと考えている人にとっては、非常に将来性の高い資格だといえるでしょう。

介護職員初任者研修は介護の入門資格!

介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)の資格は、介護の仕事をおこなううえで取得しておくべき資格のひとつです。身体介護をおこなううえでも、さらなるキャリアアップを目指す場合にも役立ちますので、興味のある方はぜひ取得を目指すおことをおすすめします。

介護業界で働くなら、まずおすすめの資格といえる介護職員初任者研修。気になる方は、ぜひ取得を目指してみてはいかがでしょうか。

引用元:
厚生労働省 介護員養成研修の取扱細則について

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