美容師が嫌い・苦手なお客さんにはどんな特徴がある?効果的な対応方法までまとめて解説

普段何気なく通っている美容室。カットされている間は美容師と2人の時間を過ごすことになり、そこでは美容師としてもいろいろな思いが錯綜します。

中でも、美容師が「嫌いだ、苦手だ」と感じる場面は少なからず存在します。この記事では、そうしたお客さんに対してどのような対応をするのか、ご紹介します。

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美容師が嫌いなお客さんの特徴4選

お客さんによって好き嫌いは人によって変わりますが、その中でも美容師が嫌い・苦手な客の代表的な3つの特徴をご紹介します。

美容師が嫌いなお客さんの特徴①時間にルーズ・理不尽

美容師が嫌いなお客さんの特徴として、時間にルーズ・理不尽といったことがあります。時間はお客さんだけではなく美容師にとっても大切なものです。そのため、お客さん自身、予定が詰まっている時などは時間内にカットを終わらせてほしいといった状況はよくあるでしょう。

しかし、お客さんが予定時刻から遅れて来店しているにもかかわらず、「急いでほしい」といった無理難題を突きつけるお客さんは、美容師からすれば嫌いと思ってしまうことも多いです。

美容師が嫌いなお客さんの特徴②自分勝手

美容師が嫌いなお客さんの特徴として、自分勝手な性格があります。

美しく、かっこよくなるために通う美容院だからといって、自分勝手な要求を突きつけるのは美容師からすると嫌いになってしまう人が多いです。

髪が傷んでいるにもかかわらずパーマやブリーチを要求したり、黒染めした直後に明るい色を入れたいというようなお客さんもいますが、そういった自分勝手なお客さんは美容師が嫌いなお客さんの特徴です。

美容師が嫌いなお客さんの特徴③コミュニケーションが難しい

美容師が嫌いなお客さんの特徴3つ目としては、コミュニケーションが難しいお客さんがいることです。

当然のことながら、お客さん全員が円滑な会話やコミュニケーションが取れるわけではなく、人と話すことが好きではない人がいることも事実です。

しかし、美容師としてカット・パーマ・カラーをする上で最低限必要な情報を聞き出すためにあれこれ話を振ってるにも関わらず、答えてくれないお客さんはあまり得意でないという美容師も多いでしょう。

美容師が嫌いなお客さんの特徴④施術中の行動など

美容師が嫌いなお客さんの特徴の最後としては、施術中の行動などで気になる行動をするお客さんがいることがあげられます。

カットしているときの行動やシャンプー中のお客さんの行動によっては、美容師の方も不快感を覚える人も多いです。

例えば、最も嫌われるのが「よく動く人」です。美容師は角度や見え方を気にしながら、ミリ単位にこだわってカットするいわば職人。

貧乏ゆすりや首を捻るなど、無意識だとわかっていても仕上がりに影響が出てしまうような動きには敏感になる人も多いです。

他にも「シャンプーのときに頭を浮かせてくれる人」も多く、服が濡れないように頭を支えようとしているのに浮かされてしまうと濡れてしまう可能性もあります。

このように、施術中の行動によって美容師がお客さんを嫌いになってしまうこともあります。嫌いなお客さんでもうまく対応できるようにするには、お客さんの特徴を知ってそれに対応する方法を考えるとよいでしょう。

美容師が嫌いなお客さんにとってしまう4つの行動とは?

美容師もプロですが、自分が苦手だったり嫌いだからといって対応を変えてしまうのはお店の売上につながりにくくなってしまいます。

ここでは、美容師が嫌いなお客さんにしてしまいがちな対応について紹介します。

口数が減ってしまう

世間話の入口として、美容師は簡単な質問をしながらお客さんとコミュニケーションをとることが一般的です。しかし、嫌いなお客さんの場合は話を広げることが苦痛になってしまうことも多いのではないでしょうか。

そうすると、美容師からする質問が少なくなりがちなので、結果的に口数が減ってしまう傾向にあります。

美容師としては、カットしている間は2人だけの時間ということもあり、無意識的に会話を減らしてストレスを感じないようにしてしまっていることも。

ただし、お客さんによってはカットに集中していると受け取られる可能性もあるので、必ずしも口数が少ないことが嫌いなお客さんへの対応として良くないかといわれると、そうではない場合もあります。

アシスタントに任せてしまう

美容師が嫌いなお客さんへとってしまう対応としてよくあるのが、アシスタントに任せてしまうことがあげられます。

嫌いだから接したくないと思うのが人間の本能というものです。しかし担当している以上、かかわらないわけにもいきません。

そんなときは必要最低限だけ自分が担当して、あとは可能な限りアシスタントに任せることもあります。場合によっては、説明やスタイリングの提案までもアシスタントに任せることもあり、できるだけお客さんと接する時間を減らす行動を美容師としてとってしまっていることもあります。

施術スピードを急ぎ接客をしないようにしてしまう

美容師が嫌いなお客さんへ対応する時の行動として、施術スピードを急ぎ接客しないようにすることもあります。

もちろんお客さんからすれば「早く終わってよかった」と思う人もいますし、仕上がりにも満足できていれば問題はありません。

しかし、美容師の立場からすると「嫌いだから早く終わらせて帰ってほしい」と無意識に思っている可能性もあります。

カットだけでなく、シャンプーやカラーも時短していくことで最大1/3ほど時間短縮できるので、これだけ時間が減らせたら、努力する甲斐があるというもの。

手を抜いた仕上げにしてしまう

美容師が嫌いなお客さんへ対応するときの行動として、手を抜いた仕上げにしてしまうことがあります。

これは熟練の美容師に限られるかもしれませんが、ある程度手を抜いてもパッと見違和感のないクオリティで仕上げることができることを逆手に取って、そこそこで終わらせてしまうことも。

最終的に質感やバランスにこだわって調整することをやめてしまったり、複雑なカラーを提案せずに希望に近いものに誘導してしまったりしてお客さんへ違和感なく効率的に仕上げるような対応をしてしまうことが、美容師の嫌いなお客さんへとってしまう行動の1つです。

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美容師が苦手なお客さんへ対応する3つの方法

ここまで「美容師が嫌いなお客さんの担当する際にどういう態度になるか」について紹介しました。

しかし美容師としても「お客様」ですので、どのようにするべきかをしっかり考えて対応しようとしてくれることも忘れてはいけません。この項目では、苦手な客に美容師はどのように対応するのかについて紹介していきます。

苦手なお客さんの来店をやんわり断る

美容師は基本的に担当するお客さんが決まっていることが多いため、嫌いだと思っていてもリピートされる場合は継続的に相手をすることになります。

しかし、苦手なお客さんで継続的に仕事をすることが難しい場合には、やんわりと来店を断ることもできます。

例えば、予約を取ろうとする日程を全てスケジュールの都合で断ったり、「自分の店舗では期待に応えらられない」という理由で他の店舗をおすすめしたりと「自分の店に責任があり、お客様のお力になれない」ということを伝えることで、お客さんが来店しにくい状況をつくれます。

お客さんはあくまでお客さんなので、できるかぎり来店を断らず苦手なお客さんでもうまく対応できたほうが、お店の売上にはつながることは注意しておきましょう。

苦手なお客さんをブラックリストに入れる

苦手なお客さんをブラックリストに入れることは、苦手なお客さんへの対応方法の1つです。

ただし、お客さんをブラックリストに入れる場合には、美容院としても他のお客様に迷惑をかけるなど、悪意を持った行動によって店舗になにかしらの損害が出るような場合のみにしましょう。

苦手なお客さんの特徴に応じた対応を考える

苦手なお客さんの特徴に応じた対応を考えることは、苦手なお客さんへの対応力をたかめるために効果的です。

苦手だ、嫌いだといっても美容師からしたら大切な客であることは間違いありませんよね。

コミュニケーションが苦手なお客さんであれば、「美容室でどういった時間の過ごし方が好きなのか」や「ヒアリングも含めて会話をさせてもらうが良いかどうか」などを確認してから接客するなどの対応があれば、お互いに認識を合わせて接客することができるでしょう。

他にも、施術スピードを早くしながら完成度の高いカット・カラーの技術を身に付けたり、アシスタントにも上手く仕事を任せながら、仕事を進めたりして苦手なお客さんでも上手く対応できる術を身に付けられるとよいでしょう。

苦手なお客さんでもお客様であることを忘れずにしましょう

苦手な客の特徴や美容師がとりがちな対応、そしてその対応方法について事例を交えてご紹介してきました。

無意識や善意からくる行動だとわかっていても、それが我慢ならず、美容院としてもいろいろな手を使って対応しようとしてくるということをご理解いただけたかと思います。

とはいえ、苦手であっても客は客であるということを理解した上で寛大な心で対応してくれていることを理解し、お互い気持ちよく過ごせるように歩み寄ることが大切であることを意識して接してみてください。それだけで仕上がりやサービスに大きな変化が現れることでしょう。

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