パーマをかけた日はいつからシャンプーしていい?パーマをかけた日のNG行動とシャンプーの方法を紹介

パーマをかけた日に「今日はシャンプーはしないでね」と言われた経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

パーマをかけた後、シャンプーをしてはいけないということは知っていても、どれくらい我慢すればいいのか、どうしてもシャンプーしたいときにはどうしたらいいのかなど、気になることはたくさんあるでしょう。

そこで、パーマをかけた日にシャンプーをしてはいけない理由やパーマをかけた日のNG行動、どうしてもシャンプーをしたいときの対処法などを紹介します。

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どうしてパーマをかけた日にシャンプーをしてはいけないの?

パーマをかけた日にシャンプーをしてはいけない理由は、パーマの定着にある程度時間がかかるためです。パーマが定着するのにだいたい48時間はかかるといわれており、シャンプーをせずにしっかりパーマを定着させることで、モチもよくなります。

パーマをかけた髪はアルカリ性に傾いている

髪の毛は濡れると水分によって膨らみ、キューティクルが開きます。この状態を「膨潤(ぼうじゅん)といい、開いたキューティクルからは水分や栄養成分が逃げ出し、乾燥やダメージに弱い状態です。

アルカリ性に傾いた髪は膨潤しやすいため、濡らすことはできるだけ避けなければなりません。

髪の毛は弱酸性の状態が一番健康的といわれていますが、パーマをかける時の薬剤(1液)はアルカリ性。弱酸性に戻すため2液でバランスをとりますが、パーマ後の髪はアルカリ性に傾いています。

そのため、シャンプーによってさらなるダメージを与えないよう、パーマをかけた日はシャンプーを控えるべきなのです。

パーマをかけた日のNG行動6選

パーマをかけた髪はダメージを受けやすいため、シャンプーやそれ以外にも避けたほうがいいことがあります。

ここでは、パーマをかけた日にやってはいけないNG行動を紹介しましょう。

1.シャンプーで洗う

すでに紹介したとおり、パーマをかけた日にシャンプーをするのはNGです。パーマが定着するまでの間、できれば48時間程度はシャンプーは我慢するのがベスト。特に洗浄力の強いアルカリ性のシャンプーでゴシゴシと洗うのはやめましょう。

せっかくのパーマがとれやすくなり、もちが悪くなってしまいます。

2.クシやコームでとかす

パーマは薬剤によって髪にウェーブやカールのクセをつけて記憶させている状態。それをクシやコームでギュウギュウと引っ張って伸ばしてしまうと、まだしっかり形状記憶されていないウェーブやカールがゆるくなる原因になってしまいます。

3.すぐにカラーリングする

パーマをかけてから時間をあけずにカラーリングをするのは避けたほうが無難です。パーマ液によるダメージを受けた髪にカラー剤で追い打ちをかける事態になってしまいかねません。

ダメージだけでなく、カラー剤の影響で定着前のパーマがとれてしまう恐れもあるため、一週間程度はあけるのがよいでしょう。

4.髪を自然乾燥させる

髪は濡れた状態が一番ダメージを受けやすいため、なるべく早く乾かすのがおすすめです。濡れた髪の毛はキューティクルが開き水分が抜けるため乾燥しやすくなっています。そのままにしておくとダメージが進行するだけでなく、菌が繁殖しやすいため、いいことなしです。

パーマ後は特に髪がアルカリ性に傾いていてダメージを受けやすいため、自然乾燥はしないようにしましょう。

5.アイロンやコテを使う

髪の主成分であるタンパク質は熱で固まるという特性があります。キューティクルが開いた状態になっているパーマ後の髪の毛は特にその影響を受けやすいため注意が必要。

アイロンやコテで熱を加えると、せっかくかけたパーマに影響すると考えられ、ダメージを進行させてしまうためNGです。また、アイロンやコテで髪をプレスし伸ばすことでパーマがとれるリスクもあるので、基本的には使わないようにしましょう。

6.海やプール、温泉に入る

プールに使用されている塩素や海水の塩分は、健康な髪にとってもダメージがあることはご存じの方も多いでしょう。パーマ後は特にアルカリ性に傾いてキューティクルも開いている状態。髪の内部に塩素や塩分が入るとダメージをあたえてしまいます。

また、温泉や銭湯でも消毒のために塩素が使用されていることがあり、温泉に含まれる成分で髪の毛が傷むこともあるため、パーマ当日の利用は避けた方がいいでしょう。

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パーマをかけた髪にシャンプーをするおすすめの方法

パーマをかけた髪にシャンプーをするのがNGなことはおわかりいただけたと思いますが、パーマをかけた当日に汗をかいたりスタイリング剤を使用していたりすると、どうしてもそのまま寝ることに抵抗を感じてしまうこともあるでしょう。

そのような場合はいくつかのポイントに気をつけることで、シャンプーをしてもパーマへの影響を少なくすることができます。

シャンプーはパーマ用のものを使用する

汗をかいただけなら汚れはお湯だけで十分落ちますが、シャンプーを使う場合は成分に気を配る必要があります。おすすめなのは弱酸性の低刺激のもの。髪にとっては弱酸性がベストですがパーマ後は髪がアルカリ性に傾いているため、アルカリ性のシャンプーは避けるようにしましょう。

パーマヘア専用のシャンプーも市販されているため、そういったものを選ぶのがおすすめです。

しっかり泡立ててカールを伸ばさないようにやさしく洗う

髪の毛同士の摩擦でダメージをあたえないよう、たっぷりの泡で包み込むように洗うのがポイント。

髪の毛についた整髪料を落としたいときはやさしく揉みこむように洗い、決して伸ばしたり引っ張ったりしないように注意しましょう。

髪ではなく頭皮を洗う

シャンプーはしっかりと泡立ててから頭皮を洗い、髪の毛はこすらないように気をつけます。パーマのウェーブやカールがまだ定着していないため、髪の毛をゴシゴシこするのはNG。

頭皮の汚れを落とすことを意識して、腹の指を使ってマッサージしながら汚れを落としていきましょう。

シャワーの温度は低温で

先述したとおりパーマ後の髪の毛は熱に弱いため、シャワーの温度にも気をつける必要があります。

40℃以上の高温のお湯ではパーマがとれやすくなり、熱によるダメージも避けたいため、38℃以下のぬるま湯程度で流しましょう。

手早く終わらせる

髪が濡れた状態が長く続けば続くほど、ダメージがあると覚えておきましょう。また、濡れた状態によってパーマもとれやすくなってしまうため、パーマ後のシャンプーは時間をかけずに手早く終わらせることを心がけます。

トリートメントは必ずする

パーマをかけた髪の毛はキューティクルが傷ついているため、手厚く保護する必要があります。乾燥を防ぐため保湿をし、流れ出てしまった栄養を補給して健康な髪を保てるようにトリートメントは必ずするようにしましょう。

シャンプーをした後のトリートメントに加え、ドライヤーをかける前後に洗い流さないトリートメントやオイルなどをつけるのがおすすめです。

すぐにドライヤーで乾かす

上述したように、自然乾燥は髪の毛にとって百害あって一利なしです。濡れた髪の状態で放置するとパーマもとれやすくなってしまうため、すぐにドライヤーをかけて乾かしましょう。

その際、無理にねじったりクセをつけようとせず、かけたパーマの状態をかえないように下から持ち上げるようにして乾かします。オイルなどを揉みこんでおくことで、乾燥のしすぎを防いで保湿ができるのでおすすめです。

シャンプーを我慢したけど濡れてしまったときはどうする?

シャンプーを我慢したのにシャワーを浴びたときやお風呂に入ったときに濡れてしまうこともあるかもしれません。

髪が濡れた程度ではパーマが落ちることはないので慌てなくて大丈夫。ただし、濡れた状態を放置するのは避けなければならないため、すぐにドライヤーで乾かしましょう。

パーマはどれくらいの期間もつ?

理想のパーマに仕上がったら、なるべく長くその状態を維持したいですよね。パーマはウェーブやカールをつける方法や髪質などによってももちがかわります。

平均的には普通のパーマで2~3カ月程度もつといわれていますが、デジタルパーマなど、熱処理によってカールを定着させる種類のパーマはもう少しもちがよく、長い場合で半年ほどもつこともあります。ただし熱処理を加えるパーマは、その分髪の毛へのダメージが大きいというデメリットがあることに、注意が必要です。

もしもパーマがとれてしまったら

ここまで紹介したことに充分気をつけていても、パーマがとれてしまうことは考えられます。そういった場合、1週間~10日以内なら無料でやり直してくれるサロンがほとんどです。お店によって、パーマがとれたお客様に対して規定がある場合もあるので、パーマをかけたサロンに相談してみましょう。

パーマをかけた日はシャンプーの成分やケアの方法に気を付けよう

パーマをかけた髪の毛はまだしっかりとパーマが定着しておらず、ダメージにもとても弱い状態になっています。キューティクルが開いた髪にとっては、髪の毛が濡れること自体がダメージになるため、パーマ後当日はなるべくシャンプーは我慢するのがおすすめです。

どうしてもシャンプーをしたい場合は、シャンプーの成分や洗い方に気をつけて、少しでもパーマが長持ちするようにしましょう。

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