ネイルチップは初心者でもかんたんに作れる?ネイルチップのメリットや作り方を紹介

ネイリストを目指している方がまず覚えたいことのひとつに、ネイルチップの作り方があるのではないでしょうか。実は、使う材料は100円ショップでもかんたんに揃えることが可能です。

ここでは、ネイルチップの作り方のコツやおしゃれなデザインをご紹介します。ネイリストを目指している方や興味のある方は、ぜひ参考にしてくださいね。

ネイルチップって初心者でも安くてかんたんに作れるの?

ネイルサロンに行って、自爪にジェルネイルを施してもらうのは、プロの仕事なので非常に美しい仕上がりになりますが、まずはプチプラで試してみたい方も多いでしょう。

そんなときにおすすめしたいのが、プラスチックなどの合成樹脂で作られた付け爪のネイルチップです。ネイルチップの材料は100円ショップなどでも揃えられるため、比較的かんたんに作れます。

ネイルチップのメリット

ネイルチップには、手軽さと爪への負担の少なさ、コスパの良さといったメリットがあります。ここでは、ネイルチップのメリットを確認しておきましょう。

手軽につけ外しができる

ネイルチップを使えば、手軽につけ外しができるので、爪を短く切っておかなければならない仕事をしていたり、ネイルが禁止されている職場に勤めていたりしても、休日だけおしゃれなネイルを楽しめます。家事をする際などにも外しておけるので、ネイルを気にすることなく作業に集中できるでしょう。

また、その日のファッションに合わせて、ネイルの色やデコレーションを手軽に取り換えられるのも、ネイルチップのメリットです。

気に入ったデザインを繰り返して使える

ネイルに使われるマニキュアやジェル、接着剤は、熱や摩擦に弱いという性質があります。そのため、通常のネイルでは入浴や家事などの際に、傷つけたり、変形・変色したりしないように気をつけなければなりません。

しかし、ネイルチップなら、ネイルが痛みそうな場面では外しておけるので、ネイル自体も美しい状態を保てるほか、ネイルをしていることによる生活の不自由さもないでしょう。正しい取り扱いをすれば、繰り返し使えるので、コスパもよいです。

自爪の気になる部分をカバーできる

ネイルチップは爪が弱くて欠けたり、割れたりしやすい方や自分の爪の形が気に入らない方にもおすすめです。

マニキュアやジェルネイルをつけたり、リムーバーなどでネイルを落としたりする作業は爪に負担がかかります。いずれも有機溶剤が自分の爪に浸透してしまうので、爪の健康が損なわれやすいからです。

その点、ネイルチップを使えば装着脱はかんたんなので、爪を保護しながら指先のおしゃれを楽しめます。また、自分の爪の形が気になっている場合も、ネイルチップを使ってカバーすることが可能です。

ネイルチップのデメリット

手軽に指先のおしゃれを楽しめるネイルチップですが、実はデメリットもあります。ここでは、ネイルチップを選ぶ際の注意点と、正しい使い方を確認しておきましょう。

爪のサイズに合わないと浮いて見えてしまう

爪の形や大きさは、人によって異なります。ネイルチップを選ぶ際には、自分の爪の形にあったものを選ぶことが大切です。大きすぎたり、形が合っていなかったりすると、指先になにか異物がついているように見えることもあり、ネイルチップが浮いた印象を持たれてしまいます。

そのため、サイズの合わないネイルチップは、外れやすくなってしまったり、指先の動きがぎこちなくなったりするので、自分の爪に合うサイズや形のネイルチップを探すことが大切です。

間違った使い方をすると爪を痛めてしまう

ネイルチップを装着する際には、接着剤やテープを使って自分の爪に貼りつけます。専用のテープや接着剤を使わないと、爪にダメージを与え、剥がす際に無理やり引っ張ることで爪を傷つけてしまうことがあるからです。

また、ネイルチップと爪の間に水分が入ってしまうと、接着力が弱まることがあります。さらに、ネイルチップをつけたまま水回りの掃除などをすると、汚れが爪とネイルチップの隙間に入り込んでしまうこともあるので、注意が必要です。

ネイルチップの形の種類

ネイルチップの印象は、爪先の形によって異なるのが特徴です。ここでは、ネイルチップの形の種類をご紹介します。

オーバル

卵のようにネイルチップの先端も側面も丸みを帯びているオーバルは、指先をスラリと長くキレイに見せられます。

そのため、女性らしさを強調しつつ、上品なイメージに仕上げたい人におすすめ。使い勝手がよい人気のあるタイプなので、市販のネイルチップではもっとも取り扱いが多いです。

ラウンド

爪のサイドは直線で、先端に丸みを持たせたラウンドは、爪を小さく見せたい、爪のおしゃれは楽しみたいけれど、目立たせたくないという方におすすめです。かわいいイメージのネイルチップになるので、パステルカラーなども似合います。

ナチュラルな形のネイルチップなので、普段は爪を短くしている方やネイルチップを使うのははじめての方でも抵抗なくつけられるでしょう。

スクエア

爪の先端を直線に整え、全体が長方形に見えるスクエアは、割れにくく、デコレーションが強調されるネイルチップです。自分の爪でスクエアにするには、かなり爪を伸ばす必要があるので難易度が高いですが、ネイルチップならスクエアも手軽に楽しめます。

スクエアは爪の面積が広くなるので、こまかいデコレーションが可能。2色のコントラストを楽しむフレンチネイルでは、色の分け方のパターンも作りやすい形なので、ネイル自体を楽しみたい方におすすめ。

スクエアオフ

スクエアの両サイドの角を削ったスクエアオフは、スクエアよりは柔らかい印象を与えるネイルチップです。スクエアのようにネイルチップの角が衣類などに引っかかることもないので使いやすく、デコレーションできる面積も広いので、ネイル自体を存分に楽しめるでしょう。

クールさを維持しつつも固さがないので、スクエアにチャレンジする前にも使いやすい形です。ネイル自体を無理なく、自然に楽しみたい方におすすめのカジュアルな場面にもフィットするネイルチップといえます。

ネイルチップの作り方の違い

ネイルチップの作り方には、マニキュアとジェルを使う方法があります。ここでは、これらの作り方の違いを確認しておきましょう。

マニキュア

爪に塗るマニキュアはカラーバリエーションも豊富で、ラメなどが入ったタイプのものもあります。100円ショップなどで購入できる安価な商品も多くあり、扱いやすいため、気軽にネイルチップの装飾を楽しめるのが特徴です。

マニキュアで装飾する際には、しっかり時間をかけて自然乾燥させながら、作業を進めることが重要。工程ごとにしっかり乾燥させていくことで、色混ざりのない美しい塗分けや重ね塗りを楽しめます。

ジェル

本格的なネイルアートを施したネイルチップを作るなら、ジェルを使うのがおすすめです。マニキュアよりも耐久性があり、立体的で、パーツが取れないようにしっかり固定できます。

ジェル用を硬化させるためのUVライトやジェル専用のベースコート、トップコート、カラージェルなどが必要ですが、一度揃えれば何度でも使うことが可能です。ひとつずつ揃えていくのは大変かもしれませんが、ジェルネイルのスターターキットもあります。

ネイルチップを作るときに必要な道具

ネイルチップの装飾にチャレンジする際には、どんな道具を用意すればよいのでしょうか。ここでは、イメージどおりのネイルに仕上げるために必要なアイテムをご紹介します。

1. ネイルチップ|スクエア・オーバルなど

ネイルチップとは、好きなデザインを施したネイルのチップです。これを接着剤や両面テープを使って、自爪につけて楽しみます。

ネイルの土台となるチップには、ラウンド、オーバル、スクエア、スクエアオフなど、いろいろな形、大きさの種類があるのが特徴です。

2. ネイルチップスタンド|ネイルチップを固定するもの

ネイルチップスタンドとは、ネイルチップの形を整えたり、マニキュアなどを塗って好みのデザインを施したりするとき、ネイルチップを固定するために使用するものです。

3. マニキュア・ベースコート・トップコート

ネイルチップやネイルスタンドなどの準備が終わったら、自分の好きな色のマニキュアを用意します。

マニキュアの仕上がりの美しさや耐久性に影響するのが、ベースコートです。あらかじめエタノールなどでネイルチップの汚れやほこりを取り除いておき、エタノールが乾燥したところで、ベースジェルを塗って、専用のライトを使って固めておきます。最後に仕上げとして、ネイルチップを長持ちさせるのにトップコートを使用することが大切です。

4. ネイルパーツ|ストーン・グリッターなど

マニキュアを塗るだけではつまらないという方は、ストーンやスタッズ、グリッター(ラメ)、パール、ラインテープなどのネイルパーツを使ってみましょう。

5. 爪やすりやバッファー

ネイルチップの形を整えるには、爪やすり(ファイル)を使用します。爪の表面を整えて、滑らかにするにはバッファーを使用しましょう。

6. ツール類|ピンセット・両面テープなど

ネイルチップにストーンを乗せるには、ピンセットを使いましょう。完成したネイルチップを自爪につけるには、ネイルチップ専用の両面テープを使用します。

7. ジェルネイルの場合|ネイルジェル・UVライト

マニキュアとは違い、ジェルネイルは自然乾燥しません。そのため、ジェルネイルで色づけする場合、ジェルネイルを硬化させる専用のUVライトが必要となります。

ネイルチップの作り方

自分だけのネイルチップを作るためには、段取りよく進めていくことも大切です。ここでは、どのような手順で作業を進めたらよいのかを解説します。

1. 好みのネイルチップを選ぶ

100円ショップなどでは、さまざまな形、大きさのネイルチップがあります。自爪の大きさに近いもの、好きな形のネイルチップを選んでください。

2. 自爪のサイズに合わせて形を整える

既製品のネイルチップをそのまま使うのではなく、爪やすりを使って自爪のサイズに合わせて形を整えます。

3. チップを固定する

ネイルチップにマニキュアやジェルネイルを塗るとき、チップを固定しておくと塗りやすくなります。専用のネイルチップスタンドや100円ショップのフックで代用している人も多いようです。

4. 好きなデザインを作る

好きな色、好きなデザインのネイルチップを作ります。ストーンを乗せたり、ラインを作ったり、単色ではなく2~3色にしてみたり、お好みのデザインにしましょう。

5. トップコートを塗る・UVライトで硬化させる

ネイルチップに好きなデザインを施したら、チップを長持ちさせるためにマニキュアの場合はトップコートを、ジェルネイルの場合は硬化させるUVライトを当ててください。

作ったネイルチップの付け方

好みのデザインのネイルチップが完成したら、さっそくつけてみましょう。完成したネイルチップをつける前に、まず爪の汚れを落として、長さや形を揃えます。ていねいに手を洗って水分を拭き取り、爪の表面をエタノールで拭いて乾かせば準備完了です。

それから、ネイルチップを自分の爪に重ねて乗せ、形を整えます。最後に専用の接着剤やテープで固定しましょう。

ネイルチップを作るときにおすすめのデザイン

はじめてネイルチップの装飾にチャレンジする際には、どんなデザインにすればよいか迷ってしまうこともあるでしょう。ここでは、初心者でもチャレンジできるネイルチップのデザインをご紹介します。

押し花デザイン

初心者がいきなり、こまかいデザインを作るのはたいへんですが、100円ショップなどでは気軽にできるセルフネイルツールが販売されています。

押し花デザインをする際にも、押し花のネイルパーツ(シール)を使えばかんたんです。ベースとなるマニキュアを塗り、その上に押し花パーツを貼りつけてみましょう。仕上げにトップコートを塗れば完成です。

100円ショップには季節によって、さまざまな柄の押し花ツールが販売されています。それぞれの季節に合ったネイルチップを作ってみましょう。

ボーダーデザイン|マスキングテープでかんたんに

シンプルだけど意外と目立って華やかなのがボーダーデザインです。太いラインもかわいいですが、細いラインも素敵でしょう。しかし、初心者には細いラインをきれいに作ることはむずかしいかもしれません。

そんなとき、かんたんにきれいなラインを作れるのがマスキングテープを使った方法です。ベースのマニキュアが乾いたら、爪の上に好みの幅になるようにマスキングテープを貼り、次の色を塗ります。マニキュアが乾いたらそっとマスキングテープを取り外せば、きれいなボーダーデザインになるでしょう。

大理石デザイン|ジェルネイルでキレイに

高級感あふれる大理石の床や柱のような質感だけでなく、やわらかい雰囲気まで演出できる大理石デザイン。ジェルネイルを使ってコツをつかんだら、自分でもかんたんに作れます。

下準備が終わったネイルチップには、まずベースジェルを塗っていきましょう。通常はここで専用ライトを使って固めますが、大理石デザインの場合は硬化しないうちに大理石をイメージしながら割れ目となるラインを引きます。こうすることでぼかしやすくなり、大理石の雰囲気が出るからです。ぼかすときは筆を使い、ここで硬化します。

2層目からは、大理石のデザインを濃くしていきましょう。濃い色のラインを引いていき、さらにぼかします。ここでまた硬化して、次は3層目です。2層目の仕上がりがよかったら、2層目で終わらせてもかまいません。最後にトップジェルを塗ったら完成です。

ストーンパーツデザイン

お好みで、ストーンパーツを使ってデザインできます。ストーンをつける際は、クリアジェルを使いましょう。まずはつけたい部分に少量のクリアジェルを塗り、それからピンセットなどを使って、ストーンをつけていきます。

ここで、一度硬化してください。ストーンの表面にジェルを薄く塗ったあと、さらにストーンのまわりにも細めの筆で、ストーンのまわりに沿ってジェルを塗り込んでいきましょう。これで、ストーンが外れにくくなります。

そのあとで、通常どおりトップコートを全体に塗っていきましょう。ここで気をつけたいのは、ストーンの周辺だけトップコートを塗りすぎないようにすることです。

柄物デザイン|中級編

ここからは中級編ですが、慣れたら牛柄やヒョウ柄、チェック柄といった柄物デザインに挑戦するのもおすすめです。大理石デザインやボーダーデザインをアレンジすることで、意外とかんたんに作れます。

配色しだいで手元のイメージがかなり変わるので、さまざまなバリエーションで楽しめるでしょう。牛柄やヒョウ柄なら、筆を使って簡単に描けますし、アニマル柄のまわりにドットをプラスしてみると、また違った雰囲気になります。

推しキャラクターデザイン|上級編

絵が得意な方なら、ジェル用筆を使って推しのキャラクターをモチーフにデザインすると、大人だけでなく子ども用としても向いている可愛らしいネイルチップを作れます。

ただし、とてもこまかい作業になるので、あくまで上級者向けです。自信のある方やチャレンジしてみたい方などは、試しに作ってみるのもよいでしょう。

ネイルチップの保管方法

完成したネイルチップは、大切に保管しておけば長く使えます。両手で10枚あるので、バラバラになって散らかると管理もむずかしくなるでしょう。保管方法に決まりはありませんが、ここではおすすめの保管方法をご紹介します。

・両面テープを使う
台紙に両面テープを貼って、固定して保管する方法もあります。台紙をそのままファイルにしてもよいでしょう。作った日やコメントなど書き込んでおくと、いつ作成したネイルチップなのかわかりやすくなり、便利です。

・小分けケースを使う
100円ショップで販売されている、小分けケースを使って保管する方法です。かなり多く小分けされているケースもあるので、サイズごとに分類して収納するのもおすすめ。また、中身が見えるようにクリアタイプのケースを選べば、なにが入っているかわかりやすくなります。

ネイルチップの作り方を覚えてネイルを手軽に楽しもう

爪への負担を抑えながら、使いたいシーンに合わせて手軽にネイルアートを楽しめるのがネイルチップです。

ネイルチップは、装着する際の注意点や保管方法に気を配れば、繰り返し使えます。ただし、間違った使い方をすると爪を痛めてしまうこともあるので注意が必要です。

ネイルチップの装飾は自分でもかんたんにおこなえるので、作り方を覚えてネイルを手軽に楽しみましょう。

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