まつ毛パーマとパリジェンヌはどっちがいい?2つの特徴や違い、おすすめな人をまとめて紹介

最近、まつ毛の施術で話題となっているパリジェンヌ。多くのサロンがメニューに取り入れており、目元をパッチリ明るく見せられることで人気が出ています。

この記事では、まつ毛の施術でおなじみの「まつ毛パーマ」と、最近話題の「パリジェンヌ」について、2つの違いや特徴とあわせて、どちらの施術がおすすめなのかを紹介します。

まつ毛パーマとは?|パリジェンヌもまつ毛パーマの一種

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まつ毛パーマとは、地まつ毛にパーマをかけてカールさせる施術です。パリジェンヌはまつ毛パーマの一種で、従来のまつ毛パーマから派生したメニューはほかにも複数あります。

従来のまつ毛パーマにはどんな特徴があるのでしょうか?

従来のまつ毛パーマの特徴

まつ毛パーマは、専用の薬剤でまつ毛を根元から立ち上げ、毛先までパーマをかける施術です。カールは3~4週間持続します。

施術方法にはロッド式とビューラー式がありますが、カールのデザインが豊富なロッド式の施術は、好みの雰囲気を演出できるのが特徴です。

パリジェンヌとは?|パリジェンヌラッシュリフト


まつ毛パーマの一種であるパリジェンヌの正式名称は、パリジェンヌラッシュリフトで、まつ毛を根元から立ち上げ、パリジェンヌのように美しく健康的な目元を演出することを意味します。

そんなパリジェンヌにはどんな特徴があるのでしょうか?

パリジェンヌの特徴

パリジェンヌは、専用のセッティング剤でまつ毛の根元だけを80度立ち上げる施術です。日本人のまつ毛に適した角度とされ、自然な見た目で最大限に地まつ毛を長く見せることができるのが特徴です。

まつ毛の根元が立ち上がった状態が、4~6週間持続します。

まつ毛パーマとパリジェンヌの違いは大きく3つ


ここからは、まつ毛パーマとパリジェンヌの違いについて紹介します。この2つのメニューの大きな違いは次の3つです。

1.使用する道具・技術
2.仕上がり
3.まつ毛へのダメージ

それぞれ詳しく解説します。

1.使用する道具・薬剤・技術が異なる

まつ毛パーマとパリジェンヌでは、使用するロッドと薬剤が異なり、まつ毛パーマにはビューラーを使う方法もあります。ロッドと薬剤、技術の違いは下記のとおりです。

【使われるロッド】
まつ毛パーマ:デザインによってさまざま
パリジェンヌ:根元を80度立ち上げる専用のロッド

【使われる薬剤】
まつ毛パーマ:化粧品登録されたパーマ液
パリジェンヌ:化粧品登録された専用のセッティング剤

【技術】
まつ毛パーマ:好みのデザインに合わせた施術
パリジェンヌ:お客様の目元に合わせた特殊な施術

2.仕上がり|まつエクと併用できるのはパリジェンヌ

まつ毛パーマはまつ毛全体にカールをつけることができるため、デザインが豊富で好みの雰囲気に合わせて選ぶことができます。

パリジェンヌは、根元にだけ80度のカールがかかるため、デザイン性には優れていません。しかし、地まつ毛を最大限に長く見せることができ、目頭や目尻のまつ毛も立ち上がるため、まぶた全体がリフトアップする効果も期待できます。

さらに、施術から3日~1週間ほど空ければまつエクと併用することも可能です。

3.まつ毛へのダメージ|ダメージが少ないのはパリジェンヌ

通常のまつ毛パーマもパリジェンヌも、薬剤によるまつ毛へのダメージがゼロではありません。しかし、最近では化粧品登録された薬剤が使用されるため、ダメージが以前よりは抑えられるようになりました。

ただ、まつ毛パーマで使われるパーマ液よりは、パリジェンヌで使われるセッティング剤のほうがダメージが少ないと言われています。

まつ毛パーマのメリット・デメリット


まつ毛を好みの雰囲気に合わせたデザインにできるまつ毛パーマですが、メリットもデメリットも存在します。まつ毛パーマのメリットとデメリットをそれぞれチェックしてみましょう。

メリット

まつ毛パーマのメリットは、次の2つが挙げられます。

1.使用するロッドによってデザインを変えられる
2.一重やまぶたに厚みがあっても楽しめる

この2つについて詳しく解説します。

1.使用するロッドによってデザインを変えられる

まつ毛パーマのロッドは、種類が豊富です。ロッドによって好みの雰囲気やデザインに変えられるので、理想の雰囲気に近づけます。目元の印象を可愛らしく演出したり、自然なカールをキープさせたりと、自分好みのカールが手に入るのです。

2.一重やまぶたに厚みがあっても楽しめる

まつ毛パーマは、一重やまぶたに厚みがある人でも楽しめます。カールのつけ方次第で、目元をパッチリ見せることができたり、まぶたが引き上げられて目を大きく見せることができたりと、メリットのある施術です。

デメリット

まつ毛パーマのデメリットは、次の2つが挙げられます。

1.まつ毛が傷むことがありケアが必要
2.長さが出しにくいうえに、まつエクとの相性も良くない

この2つについて詳しく解説します。

1.まつ毛が傷むことがありケアが必要

最近の薬剤はダメージが抑えられるようになっていますが、地まつ毛に負担がかかってしまうことは避けられません。まつ毛パーマによって、まつ毛が傷んでしまうこともあり、ケアが必要になります。

手軽にできるケア方法は、まつ毛美容液を塗ることです。傷んだまつ毛には、加水分解コラーゲンやケラチンタンパク質などが配合されたものを使うとよいでしょう。

2.長さが出しにくいうえに、まつエクとの相性も良くない

まつ毛パーマは、地まつ毛以上の長さを出すことができないため、地まつ毛が短い人が長さを出したいと思っても、まつ毛パーマでは解決できません。

また、まつエクとの相性が良くないこともデメリットと言えます。地まつ毛にカールがついている状態では、エクステを接着する面がありません。そのため、まつ毛パーマの施術から2カ月ほどはまつエクはつけることができないのです。

パリジェンヌのメリット・デメリット


まつ毛の根元を立ち上げ、目元をパッチリ見せることができるパリジェンヌにも、メリットとデメリットがあります。パリジェンヌにはどんなメリットとデメリットがあるのか、チェックしてみましょう。

メリット

パリジェンヌのメリットは、次の2つが挙げられます。

1.地まつ毛を長く見せる効果がある
2.まつエクと併用できるのでボリュームアップも目指せる

この2つのメリットについて解説します。

1.地まつ毛を長く見せる効果がある

根元を80度立ち上げることで、自然な見た目に仕上がりながらも地まつ毛を最大限に長く見せることができます。さらに、まつ毛が瞳に影を落とさないので、白目に光が入って瞳も明るく見える効果もあり、目元の印象アップにつながるでしょう。

2.まつエクと併用できるのでボリュームアップも目指せる

根元にしか施術をしないパリジェンヌは、まつエクの接着面が確保できるため、併用することができます。地まつ毛が少ない場合は、まつエクとの併用でボリュームアップを目指すことができます。

併用する場合は、まつ毛への負担をおさえるため、パリジェンヌの施術から3日~1週間ほど期間を空けるのがおすすめです。

デメリット

パリジェンヌのデメリットは、次の2つが挙げられます。

1.デザインはあまり変えられない
2.部分的に地まつ毛がない場合やまぶたが厚いと効果に影響する

この2つのデメリットについて解説します。

1.デザインはあまり変えられない

根元のみの施術であるパリジェンヌは、まつ毛パーマのようにデザインをあまり変えることはできません。ただ、根元が立ち上がることで毛先がストレートになるため、クセ毛に悩む人にとってはデザインが変わったように感じることもあるかもしれませんね。

しかし、基本的にはデザインを変えるための施術ではなく、下がりまつ毛を解消するための施術で、デザインを選ぶことはできません。

2.部分的に地まつ毛がない場合やまぶたが厚いと効果に影響する

部分的にまつ毛がない、あるいは短いまつ毛がある場合は、まつ毛とまつ毛の間の隙間が目立って不自然に見えてしまう可能性があります。施術の前に、まつ毛美容液を使ってまつ毛を健康な状態に戻すことから始めましょう。

また、まぶたが厚い人の場合、根元がまぶたに埋まってしまっていることがあるため、立ち上がりがうまくいかない可能性もあります。

まつ毛パーマがおすすめな人


まつ毛パーマの特徴や、メリット・デメリットをふまえて、まつ毛パーマに向いているのはどんな人なのかを紹介します。

自然なカールを目指したい人
ボリュームを出したり、地まつ毛以上の長さを出すことはできませんが、自然なカールを手に入れたいという人にはおすすめです。メイクでビューラーをする手間も省け、カールの状態をキープすることができます。

一重やまぶたが厚い人

カールのつけ方によって、目元をパッチリ見せたり、まぶたをリフトアップさせたりできます。一重やまぶたが厚い人、目が小さいという悩みがある人にとっては、まつ毛パーマは悩みを解消できる可能性があります。

デザインを選びたい人

ロッドの種類が豊富なまつ毛パーマは、可愛らしいものやクールに見えるものなど、演出できるカールがたくさんあります。地まつ毛を活かしてデザインを選びたいという人や、地まつ毛の理想の形があるという人にはまつ毛パーマがおすすめです。

パリジェンヌがおすすめな人


パリジェンヌの特徴やメリット・デメリットをもとに、どんな人におすすめなのかを紹介します。

明るくパッチリとした目元を目指したい人

根元を80度立ち上げるパリジェンヌは、下がりまつ毛で暗い印象になりやすい目元の悩みを解消できます。まつ毛の影がなくなることで、光が差し込み白目も明るく見えるので、明るくパッチリとした目元を目指したい人にはぴったりです。

地まつ毛の長さを引き出したい人

地まつ毛以上の長さは出せなくても、最大限に長く見せられるのがパリジェンヌの特徴です。まつエクのような極端に見える長さやボリュームではなく、自然な見た目で地まつ毛の長さを引き出したい人には適しています。

まつエクと併用したい人

まつエクと併用して理想のまつ毛を手に入れたい、という人にもおすすめです。地まつ毛にボリュームがなくても、併用することでマスカラを塗る手間がかからなくなります。

とくに、下がりまつ毛で量が少ないという人は、まつエクを併用することで地まつ毛とまつエクがなじみやすくなり、理想の形に近づけるでしょう。

パリジェンヌは根元を立ち上げるまつ毛パーマ。理想の仕上がりやデメリットなども理解し、自分に合った施術を選ぼう


まつ毛パーマは、デザインが豊富で目元の印象を好きなように変えられることに加えて、一重やまぶたの厚い人でも楽しめるので、長い間ずっと人気がありますよね。

パリジェンヌは、日本人のまつ毛に合った80度の角度で根元を立ち上げる、まつ毛パーマの一種です。全体にカールをかけず、自然で明るいパッチリとした目元を演出できます。

理想の仕上がりをイメージするだけでなく、それぞれのメリット・デメリットをよく理解したうえで、自分に合った施術を選びましょう。

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