ドラッグストアで働く薬剤師の年収とは?収入アップを目指せる3つの方法を紹介
薬剤師の年収は、勤務形態や企業規模、役職などによって大きく異なります。今回は、なかでもドラッグストアで働く薬剤師の給料について見ていきましょう。さらに、現状に満足できていない薬剤師が収入アップを目指すための具体的な方法も紹介します。
ドラッグストアで働く薬剤師の年収はどれくらい?
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ドラッグストアで働く薬剤師の給料を、実際の求人情報でチェックしてみましょう。
全国展開している大手ドラッグストアでは、転勤の可能性があるため、全国に異動する可能性がある場合・異動する地域の範囲が決まっている場合・異動がない場合のような区切り方で別々に給料が設定されていることが多いようです。
全国異動の場合がもっとも高く、月給で35~50万円前後で、これを単純に年収に計算すると420~600万円前後ですが、賞与が年1~2回支給されることもあるため、さらに高くなります。
仮に月給35万円で年2回月給と同じ額のボーナスが出るとした場合、年収は490~670万円、月給50万円で年2回同額のボーナスが出る場合、年収は520~700万円と、高額に上るでしょう。
また、異動がない場合でも月給は30~40万円前後で、月給だけで計算した場合の年収が360~480万円、それに賞与がプラスされる形です。
※2025年12月時点の情報です。
引用元
株式会社マツモトキヨシ:薬剤師職募集要項
株式会社ココカラファインヘルスケア:薬剤師職募集要項
スギ薬局:薬剤師キャリア採用
株式会社コスモス薬品:薬剤師職採用
ツルハドラッグリクルートサイト:募集要項
ウエルシア薬局 新卒採用サイト:キャリア採用募集要項 薬剤師
薬剤師の年収はどれくらい?
次に、薬剤師全体の給料について、令和6年の「賃金構造基本統計調査」の企業規模10人以上のデータに基づいて解説します。
月給(きまって支給する現金給与額)は43万800円、ボーナスなど(年間賞与その他特別給与額)が82万3,600円で、年収に換算すると599万3,200円です。
また、ハローワークの全国求人統計では、令和6年度の月給(月額賃金)は35万6,000円でした。
引用元
e-Stat:賃金構造基本統計調査 令和6年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種
e-Stat:賃金構造基本統計調査 令和6年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種(ダウンロードデータ)
job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET)):薬剤師 – 職業詳細
ドラッグストアで働く薬剤師の年収が高めな理由とは?
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ドラッグストアで働く薬剤師の年収は、ボーナスを加えると一般の薬剤師と同程度、もしくは上回る可能性があります。また、同じ店の薬剤師以外の従業員と比べても、高給の傾向です。このようにドラッグストアの薬剤師の給料が高めであるのは、いったいなぜなのでしょうか。
1. 勤務時間が長い
ドラッグストアは、開店時間は比較的遅めなケースもありますが、夜遅くまで営業していることが多いです。薬剤師もその時間に合わせて働くため、勤務時間が長くなる可能性があります。
店の営業時間やシフトによっては、朝早くから、もしくは深夜まで働くこともあるかもしれません。
2. 業務の幅が広い
ドラッグストアでは、通常の薬剤師業務のほかにも多くの業務を担います。メインである調剤業務のほかに、OTC医薬品(市販薬)の相談に乗って販売をしたり、OTC医薬品を含めた多くの薬を適切に管理したりといった業務です。
お客様からの健康相談などに応じる際は、一般的なコミュニケーションや丁寧なヒアリングが必要になるため、会話のスキルも求められます。
3. 販売利益を出す必要がある
ドラッグストアでは、売上や利益が重視されやすいです。そのため、薬剤師がお客様から相談を受けてOTC医薬品をすすめる際は、利益率の高いものを優先しておすすめしなくてはならないという風潮があります。店の利益が薬剤師の給料にも反映されているからです。
利益重視の企業など、勤務するドラッグストアによってはノルマが設けられていることもあるため、大変さを感じる人もいるかもしれません。
ドラッグストアで働く4つのメリットとは?
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収入面以外にも、薬剤師がドラッグストアで働くことにはメリットがあるので、以下で見ていきましょう。
1. お客様との距離が近い
ドラッグストアに来店するお客様は老若男女多種多様で、買い物に来たついでに相談されるなど、お客様との距離が近いことが特徴です。わざわざ調剤薬局まで聞きに行かないようなことも気軽に相談してもらえて、お客様に寄り添った提案ができます。
自分の回答や提案でお客様が喜んでくれるのを間近で見られて、大きなやりがいも得られるでしょう。
2. 地域の健康サポートができる
ドラッグストアの薬剤師は、お客様のセルフメディケーションを支える存在でもあります。健康相談に乗ったり、状況に応じて病院受診をすすめたりと、近くに住む住民たちの健康サポートをする役割を果たせます。
3. 業務の幅を広げられる
前章でも紹介したようにドラッグストアで働く薬剤師は業務の幅が広いため、さまざまな業務を覚えて活躍の幅を広げられるという点もメリットです。昇進・昇給などのキャリアアップにつながるほか、万が一転職する際も、培ってきたスキルが役に立つでしょう。
4. 休みが取りやすい
大手のドラッグストアでは、安定した店舗運営のためにスタッフ数を多く配置していることが多いです。そのため、比較的休みを取りやすい傾向があります。
ただし、平日休みになりやすいので、土日休みを希望する場合は就職前に勤務体系をしっかり調べておきましょう。
ドラッグストアで働く際の3つの注意点とは?
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上述のように、薬剤師にとって多くのメリットがあるドラッグストア勤務ですが、注意点もあります。そこで、ドラッグストアで働く際に気をつけたい点も知っておきましょう。
1. 接客スキルが必要
お客様の相談などに乗る一方で商品販売も行う必要があるため、コミュニケーションスキルだけでなく、臨機応変に対応する接客スキルも求められます。お客様に寄り添ったアドバイスをしつつも、店の利益を考えて販売しなければなりません。
2. シフト制で不規則
シフト制で不規則な勤務形態になることが多いのにも注意が必要です。また、年中無休のドラッグストアでは土日祝日や盆正月なども休みにならないため、カレンダー通りには休めない可能性が高いでしょう。
3. 業務量が多い
前章までで伝えたように、業務の幅が広いため、行う業務量が多いことも注意点です。混雑する店舗では、業務量が多いことからいっそう忙しく、体力面でも負担を感じやすいかもしれません。
薬剤師が収入アップを目指せる3つの方法とは?
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薬剤師が月給や年収アップを目指すためにはどうすればいいのでしょうか。3つの方法を紹介します。
1. 管理薬剤師を目指す
昇進による年収アップを目指す方法として、マネジメントのスキルを身につけて管理薬剤師になるというものがあります。
管理薬剤師とは、薬局やドラッグストアなどの医薬品を扱う施設で、医薬品の適正な管理やスタッフの指導、安全なサービス提供など運営全般の責任を負う現場責任者です。一般薬剤師よりも高い管理能力が求められますが、そのぶんやりがいも大きいでしょう。
2. 薬剤師としての専門性を高める
学びを深め、特定の分野の専門的な薬剤師として「研修認定薬剤師」や「専門薬剤師」などの資格を取得すれば、より信頼性の高い人材として認められ、資格手当も得られるかもしれません。
研修認定薬剤師とは、「研修認定薬剤師制度」に基づき、倫理・医療薬学・薬事関連法規などの研修を受け、所定の単位を取得することによって認定された薬剤師のことです。
このような専門性の高い資格を取得することにより、患者や他医療従事者からの信頼性向上に役立つとともに、質の高い薬学的ケアも提供しやすくなります。
3. スキルや経験を活かして転職する
薬剤師に限りませんが、職場によって給料が異なるのは前述したとおりです。そこで、現在の給与に満足できていない場合、これまでに培ってきたスキルや薬剤師としての経験を活かして、より待遇のよい職場に転職する方法もあります。
ただし、ミスマッチを防ぐため、給料のみを見るのではなく、労働条件もしっかり確認しておきましょう。
ドラッグストアで働く薬剤師の年収は高水準!
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ドラッグストアで働く薬剤師の年収は、ボーナスを含めると600万円を超えることもあり比較的高水準の傾向があります。勤務時間が長く業務の幅も広いなどの理由からです。
なお、ドラッグストア勤務の薬剤師がさらなる収入アップを目指す場合、スキルを磨いたり資格を取得したりする方法があります。場合によっては、より好条件の職場に転職する方法も検討してみましょう。
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監修者
原瑞希
薬剤師専任キャリアアドバイザー
薬剤師免許保有
【経歴・実績】
・ドラッグストアチェーンにて薬剤師として3年間従事
・2024年度 新人賞(銀賞)受賞
【プロフィール】
元薬剤師として現場の空気感やストレスを肌感覚で理解しているため、悩みへの深い共感が可能です。
求人紹介だけでなく、入社後の教育体制まで徹底確認して提案。生活の変化を具体的にシミュレーションし、不安のない転職を支えます。
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