アクリルニッパーの選び方とメンテナンス法について

アクリル製のスカルプチュアなどのつけ爪をする際、必須アイテムとなるのが爪の形を整えるときに役立つアクリルニッパーです。つけ爪をカットする以外にもアートオフ時に使用するなど、何かと使用するアクリルニッパーですが、いざ購入するとなると何を基準に選べば良いのか悩んでしまいがちなアイテムでもあります。

そこで、アクリルニッパーの選び方や間違いやすいキューティクルニッパーとの違い、メンテナンス法などについてご紹介していきます。これからアクリルニッパーを購入しようと考えている人は、ぜひ目を通してみてください。

履歴書なしで応募可能!

実際の求人を見てみる

アクリルニッパーはネイリストには欠かせないアイテム!妥協せずにしっかり選ぼう

アクリルニッパーは、アクリル製のスカルプチュアをするときの必須アイテムです。アクリルニッパーがなければスカルプチュアの長さを調整する際、ひたすらファイル(ヤスリ)で削るしか無くなってしまいますので、労力も時間も格段にかかることになります。アクリルニッパーは、1,000円未満のものから2万円近くするものまで幅広い価格帯で、さまざまなメーカーから販売されています。キューティクルニッパーと比較すると重要度が低いため、つい安価な製品を選んでしまいがちですが、値段だけでアクリルニッパーを選んでしまうと切り口がガタガタになってしまうこともあるため要注意です。すぐに買い換えなければならなくなると余計なお金がかかってしまいますので、後悔しないように最初から正しく選びましょう。

また、アクリルニッパーは、購入時にキューティクルニッパーと間違えやすいので注意が必要。しっかり見れば刃先の形状や開く角度も違いますので間違えることはありませんが、インターネット通販ではそこまで形状を確認できませんので、間違えて購入してしまうケースが多くなっています。アクリルニッパーは、ネイリスト検定でも使用するネイリストとしての仕事に欠かせないアイテムです。しっかり知識をつけて、自分の使いやすい製品を選ぶようにしてください。

アクリルニッパーとキューティクルニッパーは何が違うの?

インターネットで「アクリルニッパー」と検索すると、アクリルニッパーの情報に加えてキューティクルニッパーの情報もたくさんヒットします。そのため、アクリルニッパーとキューティクルニッパーの違いが分かりにくくなっているのですが、実はこの2つのニッパーは全くの別のものです。そこで、アクリルニッパーとキューティクルニッパーについてまとめてみましたので、参考にしてみてください。

・アクリルニッパー
アクリルニッパーは、主にアクリル製のスカルプチュアなどのつけ爪をカットするためのハサミで、長さを調整するために使用するものです。アクリルニッパーを使うときは、まずアセトンでスカルプチュアを柔らかくしてからアクリルニッパーでカットするのがポイント。アセトンを使用せずにいきなりアクリルニッパーでカットすると、スカルプチュアが割れてしまいますので注意が必要です。その後、ファイルで形を整えていきましょう。

・キューティクルニッパー
キューティクルニッパーは、その名の通りキューティクル(甘皮)をカットするためのニッパーです。ネイルニッパーと呼ばれることがあるのはこのキューティクルニッパーで、アクリルニッパーのことではありませんので注意してください。キューティクルニッパーを使用するときは、まず甘皮を軽く押し上げてから、甘皮やささくれなどをカットしていきます。キューティクルニッパーは個人では研ぐことができませんので、メンテナンスは専門業者に依頼して行うようにしましょう。

履歴書なしで応募可能!

実際の求人を見てみる

購入する時は価格だけではなくフィット感も確かめよう!

アクリルニッパーはキューティクルニッパーのように細かい作業をするものではありませんから、ネットなどで価格だけ比較して購入してしまいがちです。しかし、アクリルニッパーを購入する際は、できるだけフィット感を確かめてから購入することをおすすめします。アクリルニッパーと一言でいっても、メーカーやその製品によって持ち手の幅や長さが大きく異なります。手の大きさはひとりひとり異なりますから、あまりに自分の手にフィットしない製品を選んでしまうと、使いにくくて後々後悔することになりかねません。手の小さい人は持ち手が長めで幅が狭めのアクリルニッパーの方が開閉もしやすいですし、切るときの力のかけ方もスムーズになります。

反対に、手の大きい人が幅の狭いアクリルニッパーを選んでしまうとうまく力がかけられず、スカルプチュアを切るときに余計な時間がかかりやすくなります。アクリルニッパーはそこまで使用頻度が高いものではありませんから、ロスする時間もそこまで大きいものではありません。しかし、ひとり20秒のロスでも100人分になれば約30分のロスになります。またネイリスト検定のときに使用するなら、余計に無駄な時間のロスは避けたいところです。アクリルニッパーを購入する際は、しっかりとフィット感までチェックして購入するようにしましょう。

切れ味が悪くなったらどうする?普段のケアや取扱時の注意点

アクリルニッパーの保管は、ネイリストの資格取得講座やネイリスト検定の際に「刃先をエタノールに浸しておくように」と指導されることが多いです。しかし、エタノールに浸しっぱなしにしておくと刃先は必ず錆びて切れ味も悪くなりますので、この保管方法は実はおすすめできません。ネイリスト検定の際はエタノールに浸しておかなければなりませんが、普段はエタノールに浸しっぱなしにせず、使用する際に丁寧に刃先をエタノールで拭いて消毒するようにしましょう。

また、使用後はきちんと作業中に付着した汚れや水分などをしっかり拭き取って、刃先にごく薄くオイルを塗っておくこともアクリルニッパーを長持ちさせるためのポイントです。保管の際は湿気の多い場所での保管は避け、刃先を守るためにキャップなどをつけておくようにしてください。もし切れ味が悪くなってきたりあまりに錆びが気になってきたりした場合は、買い換えるのも良いですし、専門の業者に研ぎを依頼する方法もあります。

ただし、刃研ぎでは刃を削り落としていきますから、研ぎに出すたびに刃の部分が少しずつ短く薄くなっていきます。切れ味自体は新品に近い状態になりますが、使用感が変わる場合がありますので注意してください。修理後、あまりに違和感があるようであれば買い替え時と考えて、アクリルニッパーを新調してもいいかもしれません。

ネイリストとしての技術向上のために!ニッパー選びのポイント

ニッパー選びで一番大切なのは手のフィット感ですが、それ以外にもいくつかのポイントがあります。ニッパー選びのポイントについてまとめていますので、どのアクリルニッパーを購入すべきが悩んでいる人は参考にしてみてください。

・刃先の長さ
刃先は長い方が一度に切れる範囲が長くなりますし、刃先をネイルウォールに当てられるので、ガイドができて分かりやすくなります。ただ、あまりに刃先が長いとコーナーが切りにくく小回りも効かなくなります。自分の技量に合わせて選びましょう。

・支点の位置
一般的に刃が支点に近いほど、テコの原理により切るときに大きな力が必要になります。握力があまりない人は、支点が刃から離れているものを選ぶと楽に扱えるかもしれません。ただし、支点の位置でニッパーの形状は大きく変わってしまいますので、あまり手にフィットしない形状のものは避けるようにしてください。

・重さ
一般的に、重いニッパーの方が重い分だけ力がかかるため切れ味は良くなります。しかし、重すぎると手に持ったときに安定感がなくなったり、毎日の作業での疲労感が増したりするなどのデメリットもありますので、無理なく扱えるものを選びましょう。

・表面加工
鏡面加工タイプのニッパーは、ニッパー表面の凹凸がほとんどありませんので、水分が付着しにくく錆びにくいという特徴があります。一方、ブラックタイプのニッパーは全体が黒いため、カットする際に爪が見えやすくなります。また、表面の手触りも異なるため、滑りやすさの感じ方にも違いが現れます。見た目の雰囲気だけで選ばず、しっかり使いやすさを考慮して選ぶようにしてください。

履歴書なしで応募可能!

実際の求人を見てみる

この記事をシェアする

編集部のおすすめ

関連記事

近くのネイリスト求人をリジョブで探す

株式会社リジョブでは、美容・リラクゼーション・治療業界に特化した「リジョブ」も運営しております。
転職をご検討中の場合は、以下の地域からぜひ求人をお探しください。

関東
関西
東海
北海道
東北
甲信越・北陸
中国・四国
九州・沖縄