接客サービスマナー検定を習得して、お客様の好感度アップ!
最近は、ホテル・ブライダルや医療・介護、金融など様々な業界で、接客サービスが重視されるようになっています。サロンで働くみなさんにとっても、上質な接客サービスは必要不可欠なものとなっていることでしょう。
ここで、日々のサロンでの仕事に役に立ち、また、美容業界の就職・転職活動の際、接客サービスの能力をアピールするのにも有利な検定があります。それが、接客サービスマナー検定です。
ワンランク上の上質な接客サービスを身につけていることは、日々サロンで働くにあたって、非常に役に立つことです。接客サービスマナー検定は、それを身につけることを目的とした検定です。検定を受けるにあたって、接客サービスマナーについて学ぶことで、普段、お客様と接するときに、より上質な接客サービスを行うことができます。
また、就職・転職の際にも高度なサービスマナーを身につけた接客のプロであることをアピールできる、有利な資格となっています。
接客サービスマナー検定の出題内容とレベルは?
接客の際の立ち居振る舞い、基本的な接客マナーやビジネスマナーなど、様々な知識や技能を身につけ、お客様に良い印象をもっていただける人材を育成することを目的とした出題内容となっています。出題範囲は以下の通り、どの階級でも同じですが、難易度が違ってきます。
- 基本的な敬語、席順、電話の応対など
- ビジネスマナー
- 漢字の読み書き
- 外国人のお客様に対応するための接客英語
- 実際の接客現場で起こりえるシチュエーションによる問題
- すべての接客サービスについて
〇3級(筆記試験のみ)
高校で学ぶ程度の基本的なサービスマナーの知識や能力を測る内容となっています。サロンで働くみなさんが、最低限身につけておくべき基礎的なレベルです。
〇2級(筆記試験のみ)
みなさんの働く美容業界はもちろんのこと、エアライン・ホテル業界、医療・介護業界など、様々な分野で日々接客にたずさわる人が、お客様に納得していただけるサービスを行える知識を、身につけているかどうかを測るレベルとなっています。
〇準1級(筆記試験と実技試験)
ワンランク上の上質な接客サービスの知識や能力を身につけ、お客様に満足していただけるレベルがどうかを測るものとなっています。一次の筆記試験に合格したら、二次の実技試験があり、実際の接客の場面で、どのような立ち居振る舞いをするのかを、面接形式で問われることになります。
〇1級(筆記試験と実技試験)
筆記試験の出題内容は準1級と同様ですが、合格ラインが変わります。
プロレベルの接客サービスを行い、お客様に十分満足していただけるための知識や行動を持ち、さらに経営の立場からの思考も身につけているかどうかを測るレベルとなっています。筆記試験に合格すると、実技試験があり、実際の接客の現場でどのような行動をとれるかを、ロールプレイング形式で問われる内容になっています。
接客マナーサービス検定の合格基準と合格率は?
〇3級
100点満点中、約70点以上が合格基準で、受験生の60%ほどが合格します。
〇2級
100点満点中、約60~65点以上が合格基準となっていて、受験生の60%ほどが合格します。
準1級
筆記試験は、100点満点中、約60~65点以上が合格基準となっています。実技試験は60%以上のポイント取得が合格基準となっています。受験生の50%ほどが合格します。
〇1級
筆記試験は100点満点中、約75点以上が合格基準となっています。実技試験は60%以上のポイント取得が合格基準となっています。受験生の15%ほどが合格します。
階級があがるにつれて、難易度も上がっていき、難しい内容となっていますが、試験は年4回行われるので、チャレンジできる機会は多く、1級取得への道は比較的容易といえます。
接客サービスマナー検定は、きちんと基礎を学び、順を追って取得していけば、比較的容易に取れる資格となっています。サロンで働くみなさんにとっては、非常に役に立つものといえるでしょう。
文/sapuri