【2022年度最新版】美容師国家試験はどんな内容? 合格率や受験資格と併せて解説!

美容師になるためには美容師免許が必要となりますが、取得するには先に美容師国家試験を受験して合格しなくてはいけません。

また、美容師国家試験は年に2度しか受験できないので、事前準備をしっかりとおこなっておくことが重要となります。

今回は、第46回の美容師国家試験の概要や合格率、申し込み方法などについてしっかりと確認しておきましょう。

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第46回美容師国家試験の概要を紹介!

美容師国家試験では、実技および筆記試験がおこわれます。しかし、この試験はどこで受験できるのか、合格発表までどれくらいかかるのかなど気になることもおおいでしょう。

そこでここでは、第46回美容師国家試験の日程、開催地、合格発表の時期をくわしくご紹介します。

1. 実技試験|2022年8月1日(火)から

美容師国家試験は毎年2回「春期」「秋期」に実施されますが、第46回は「秋期」の試験に該当します。はじめに実技試験からおこなわれ、日程は2022年8月1日(火)から開始されているようです。

試験会場|滋賀県を除く各都道府県

実技試験の試験会場は、滋賀県を除く各都道府県となっています。滋賀県には実技試験の試験会場がありませんので、滋賀県にお住まいの方は注意が必要です。

試験科目|第1課題カッティング・第2課題オールウェーブセッティングおよび衛生上の取り扱い

実技試験では、美容技術審査の第1課題「カッティング」と第2課題「セッティング」の2つで審査されます。

第2課題は「ワインディング」と「オールウェーブセッティング」のいずれかで、第46回では「オールウェーブセッティング」となりました。

筆記試験|2022年9月4日(日)

実技試験が実施された数日後に、筆記試験が実施されます。第46回の筆記試験の実施日は2022年9月4日(日)です。午後0時50分までに集合し、終了予定は午後3時の予定となっています。

試験会場|13都道府県で実施

試験は北海道、岩手県、宮城県、東京都、石川県、愛知県、大阪府、岡山県、広島県、愛媛県、福岡県、鹿児島県、沖縄県の13都道府県で実施されます。

第45回では上記の都道府県以外に神奈川県も含まれていましたが、第46回では同県では実施されません。

試験科目|関係法規・制度および運営管理など

筆記試験の試験科目は、大きく分けると関係法規・制度および運営管理、衛生管理(公衆衛生・環境衛生、感染症、衛生管理技術)、保健(人体の構造および機能、皮膚科学)、香粧品化学、文化論および美容技術理論の5分野。

衛生管理や保険はそのなかでさらにこまかく分類されているため、厳密にいうと科目数はもっと多くなります。

3. 合格発表|2022年9月30日(金)午前9時

合格発表は試験の約3週間後で、第46回は2022年9月30日(金)となっています。

合格発表当日の9時に、理容師美容師試験研修センターのホームページ上に合格者の受験番号が公表されるので、受験番号を入力して合否の確認することが可能です。

また、合格通知は合否関係なく、すべての受験申込者に郵送されます。

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美容師国家試験の合格基準と合格率は?

年に2度しかない試験に落ちてしまうと、美容師になるのが半年先になってしまうので、受験する際は合格基準と合格率を知っておくのがおすすめです。ここでは、試験の合格基準と合格率について解説します。

筆記試験の合格基準|60%の正答率+無得点ナシ

筆記試験の合格基準は、まず試験問題全55問中60%以上の正答率であること。そしてそれに加えた条件として、以下の課目のなかに0点がひとつもあってはなりません。

・関係法規・制度および運営管理
・公衆衛生・環境衛生
・感染症、衛生管理技術
・人体の構造および機能
・皮膚科学
・香粧品化学
・文化論
・美容技術理論

つまり、たとえ全55問中60%以上の正答率であっても、上記の課目でひとつでも0点の課目があると合格できないということです。

実技試験の合格基準|減点法で採点

実技試験の採点は減点法で、「衛生上の取り扱い試験」と「基礎的技術試験」という2項目で採点。

「衛生上の取り扱い試験」は減点が20点以下であること、「基礎的技術試験」はさらに第1課題と第2課題にわかれており、それぞれ減点が30点以下であることとなっています。これらの基準をすべてクリアすれば、実技試験は合格です。

第45回の合格率はどれくらい?

試験の合格率は上位何名までというわけではないので、受験者の成績がよければそれだけ合格率が高くなります。

そのため、その年によって合格率が変動するのが特徴。ここ数年の合格率は、以下のとおりです。

第45回 92.3%
第44回 60.1%
第43回 85.6%
第42回 61.7%

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美容師国家試験の受験資格とは?

この試験は誰でも受験できるというわけではありません。ここでは、試験を受けるために必要となる受験資格をご紹介します。

美容師養成施設で規定の課程を修了|昼間課程2年以上・夜間課程2年以上・通信課程3年以上

受験資格は、美容師養成施設で昼間課程か夜間課程2年以上、または通信課程3年以上を修了することで得られます。ただし、この要件は平成10年4月1日以降に入学した人の場合です。

1998年3月31日以前に入学した人は課程修了に実地習練が必要

受験資格の要件はもうひとつあります。美容師養成施設へ1998年3月31日以前に入学した人の場合は、以下のいずれかの課程を修了し、その後1年以上の実地習練を経ることで受験資格取得が可能です。

・昼間課程1年以上
・夜間課程1年4カ月以上
・通信課程2年以上

ただし、1年以上の実地習練を2002年3月31日までに終了していない人は、受験資格を得られないのでご注意ください。

国家試験が一部免除になる条件とは?

ある条件に該当すると試験の一部が免除されるという規定があります。ここでは、その一部免除となる条件についてご紹介しましょう。

前回の試験で合格した試験は免除になる

実技と筆記のいずれかを合格している場合は、次回の試験に限り、合格した試験は免除されます。

ただし、何年も前に試験を受験してどちらか合格して再度受験するという場合には、実技と筆記の両方を受験しなくてはいけません。

理容師の資格所持者は美容師技術理論を除く筆記試験が免除になる

もうひとつの条件というのが、理容師免許を取得している人は筆記試験の美容師技術理論を除く課目が免除されるというもの。

つまり理容師免許を取得している人が受験する際の筆記試験は、美容師技術理論12問のみということになります。なお、その場合筆記試験の基準は、12問中7問の正答で合格です。

受験手続きの流れを紹介!

ここでは、第46回の受験情報をもとに、受験手続きの流れをご紹介します。すでに第46回の手続きは5月末に終了していますが、受験手続きの流れはおおむね変わらないので把握しておくのがおすすめです。

受験願書はどこで配布されるの?

受験手続きの準備は、受験願書の入手からはじまります。受験願書は理容師美容師試験研修センター本部、または各ブロック事務所や各養成施設にて配布しているようです。

取りに行く時間がない場合は、郵送を依頼することも可能。郵送をご希望の方は、理容師美容師試験研修センター本部に電話で依頼してください。

受験願書の配布期間は?

受験願書の配布期間は約3週間です。第46回の配布期間は2022年5月6日(金)から2022年5月30日(月)まででした。

次回の試験となる第47回は、2022年11月7日(月)から2022年11月28日(月)を予定しています。

いつまでに提出すればいいの?

願書受付期間は、願書配布期間と同じで、第46回は2022年5月6日(金)から2022年5月30日(月)まででした。

郵送による提出も可能ですが、郵送の場合は最終日の消印は有効になります。次回の第47回の願書受付は、2022年11月7日(月)から2022年11月28日(月)です。

受験申込にはどんな書類が必要なの?

受験申し込みには、以下の3つの書類が必要となります。願書を入手したら、早めに準備をしておくと安心です。

・写真:縦4.5㎝×横3.5㎝
・受験資格を証明するもの:区分によって、卒業証明書、卒業見込証明書、試験結果通知書、卒業証明書と実地習練証明書のいずれかが必要です。
・受験料振込証明書

受験手数料はいくら?

受験手数料は実技と筆記の両方を受ける場合は、2万5,000円となります。郵便局で振り込んだあとに受験料振込証明書を受け取ることを忘れないでください。この証明書は、原本を受験願書に貼り付けて提出する必要があります。

不備がないように気をつけよう!

記入漏れがあったり、必要書類が足りなかったり、振り込んだ受験手数料が不足していたりすると、受験願書は返却されてしまいます。

訂正している間に、願書受け付けの締め切りが過ぎてしまう可能性もあるからです。どんな事情であれ締め切りを過ぎると受け付けてもらえなくなってしまうので、提出する前に入念にチェックをしましょう。

とくに卒業証明書の再発行には時間がかかるので、紛失してしまった人は早めの対処が必要です。

試験の概要と受験の流れを把握しておこう!

2022年秋期におこなわれる美容師国家試験の願書提出期限は5月30日だったので、これから受ける方は2023年以降の受験となります。

次回の第47回の願書受付は、2022年11月7日(月)から28日(月)までです。今後試験を受ける予定がある方は、受験をする前にしっかりと流れや概要を把握しておくようにしましょう。

引用元サイト
理容師美容師試験研修センター 第46回理容師・美容師国家試験受験案内

理容師美容師試験研修センター 第46回美容師国家試験 受験案内

理容師美容師試験研修センター 過去の試験実施状況

理容師美容師試験研修センター 受験手続(受験願書の入手方法・提出方法)

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