仕事と家庭の両立をポジティブにとらえれば、忙しいことだって楽しめる!【アトリエはるか ヘアメイクアーティスト 加藤理紗さん】#1

底抜けに明るい笑顔でサロンの雰囲気を和ませている加藤さんは、家に帰れば5歳の女の子と3歳になる男の子のママ。時間に追われながらも、絶妙なバランスで仕事と家庭を両立させている秘策を伺いました。

23歳で結婚、第一子を出産

—–結婚を決めたきっかけは何ですか?

夫は優しいを通り越して優しすぎる人。なので、恋人としてただ付き合う人ではなくて、結婚すべき人なんだと思っていました。私自身、早く「結婚したい!」とは思っていなかったのですが、子どもを授かったこともあり、結婚となりました。

—–パートナーとはどこで知り合ったんですか?

実は地元が一緒で、幼い頃から顔見知りではあったんです。それが20歳くらいから話をするようになって、お付き合いするようになりました。

—–仕事か家庭か、迷うことはありませんでしたか?

20歳でアトリエはるかに就職して以来、ずっと働いていたいと思っていたので、結婚や出産を機に辞めようとは考えませんでした。

ただ、結婚を決めた時期は店長になってちょうど1年くらい経ったころで、いい環境に整ってきたところだったので、この時期に産休をとることで「お店はどうなっちゃうのか」という不安や「もう少し店長として仕事をがんばりたかったなぁ」という想いはありました。

—–妊娠が分かって、パートナーの反応はいかがでしたか?

夫は子どもが好きなので、とても喜んでくれました。

ただ、自分自身、産休のための準備をあまりしていなかったので、バタバタしたまま産休に突入しました。

9ヶ月の産休と育休を経て復職

—–産休・育休中はどんな風に過ごしていましたか?

子どもにかかりっきりでした。ありがたいことに、「セットして欲しい」という友人たちのリクエストがあって、家でセットしてました。

—–復職まではスムーズでしたか?

とってもスムーズでした! 希望していた保育園にもすんなり入れましたし、「やっと仕事に戻れる!」と思うと、嬉しかったですね。

ただ、復職したら「1日の時間の使い方がたいへんそうだな」とか「子どもと一緒に過ごす時間が少なくなっちゃうな」という不安はありました。でも「仕事をしたい!」という気持ちの方が強かったですね。

—–復職してから1年後に2番目のお子さんを授かったんですね?

24歳で1人目、26歳で2人目を出産しているので、復職期間はちょうど1年ですね。

年齢が1歳8ヶ月しか離れていないので、下の子が保育園に入ったときは、また上の子は3歳になっていなかったんです。1人で何もできない年齢なのに、赤ちゃん返りもあって、本当にたいへんでした。

2人目が生まれてから復職して、あまりに必死すぎたのか最初の1年は記憶がないんです(笑)

毎日があっという間に終わってしまって、どんな風に過ごしていたのか…。一日中、オムツを替えていたかご飯をあげていたことしか覚えてないんです。これは今の生活に対しても言えることですが、「もっと余裕を持って何事も取り組もう」と反省しています。

—–アトリエはるかでは、仕事と家庭を両立させている社員が多いとか?

そうなんです。会社には先輩ママがたくさんいて、出産後に復職している先輩社員のすごさを改めて感じました。まだ子どもが幼いので、10時から17時45分までの時短勤務ですが、まわりのスタッフが助けてくれるのですごく心強いですね。

家のことは「できることだけ」をやる

—–結婚式の写真はお子さんと一緒なんですね?

妊娠が分かってから結婚したので、式を挙げる間がなかったんです。2人目を授かったとき、「結婚式は子どもたちと一緒に挙げよう」と決めたんです。

—–家事の分担は決めているんですか?

基本的に決めていません。決めてしまうと、お互いできなかったとき「何でやってないの!?」になってしまうから。

でも、ゴミ出しは夫の方が出勤が早いので、毎回やってくれています。あと夫の方が几帳面なので、子どものおもちゃの組み立てや、下の子の髪をカットするのも任せています。子どものカットは私より上手です(笑)

—–子育てと家事のメインは加藤さんで、パートナーがサポート…という感じですか?

そうですね。私が夕飯の支度をしている間、子どもたちと遊んでくれたり。いろいろやってくれますね。

—–子どもと遊んでくれるけれどオムツ替えはしない…という男性もいますが?

そんなことは全くないです。率先してオムツを替えてくれましたよ。

私が妊娠中「自分の子どもなのにオムツ替えをしない人もいるんだって! 信じられる?」って、さりげなく言っておいたのがよかったのかもしれませんね(笑)

出産から保育園までの子育てポイント3カ条

1.先輩ママたちのアドバイスを聞いて参考にする

2.会社やスタッフを巻き込んで、サポート受ける

3.家事で手を抜けるところは抜く

店長になって「これからもっとがんばれる!」と思っていた矢先に子どもを授かり、キャリアを中断せざるをえなかった加藤さん。仕事を続けられなかった悔しさも、育児にかかりっきりで自分の時間がないもどかしさもネガティブに考えず、すべてをポジティブなパワーに変えているように感じました。

また、「2人目の出産後に復職した、最初の1年は記憶がない」ほど時間に追われていたことも、にこやかに話してくださいました。まだまだお子さんが幼いので手が離れないものの、無理してがんばっている感がないのは、力の抜き方が上手なのかもしれません。

後半は、その上手な力の抜き方について、お話を伺います。

▽後編はこちら▽
仕事と家庭の両立をポジティブにとらえれば、忙しいことだって楽しめる!【アトリエはるか ヘアメイクアーティスト 加藤理紗さん】#2>>

Salon Data

アトリエはるか ラゾーナ川崎プラザ店

住所:神奈川県川崎市幸区堀川町72-1 ラゾーナ川崎プラザ2-28-02号室
TEL:044-533-0900

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