仕事と家庭の両立をポジティブにとらえれば、忙しいことだって楽しめる!【アトリエはるか ヘアメイクアーティスト 加藤理紗さん】#2
底抜けに明るい笑顔でサロンの雰囲気を和ませている加藤さんは、家に帰れば5歳の女の子と3歳になる男の子のママ。時間に追われながらも、絶妙なバランスで仕事と家庭を両立させている秘策を伺いました。
みんなが揃う夕食は家族の大切な時間
—–サロンと保育園とご自宅は近いんですか?
保育園と自宅はすごく近いです。自転車で10~15分くらいです。駅から自宅までがちょっと離れているので、朝は自転車で子どもたちを保育園に送ってから、そのまま自転車で駅まで行って、電車で店に向かいます。ちょうど30分くらいですね。
—–お風呂はお子さんと加藤さんが一緒に入るんですね?
そうなんです。子どもたちの体を洗って夫に渡すと、体を拭いてパジャマに着替えさせてくれるんですよ。
その後はのんびりひとりでお風呂時間を楽しんでいます。
—–お子さんたちはすぐに寝てくれるんですか?
いえいえ。なので夫と子どもたちは布団の上で「戦いごっこ」か体操をしてさんざん遊ばせて、疲れさせるようにしています(笑)。
21時半には布団に入って眠らせるんですが、保育園で過ごす時間が長い分、眠るまでは2人と一緒にいたくて、同じ布団に入って寝かしつけているんですよ。
職場に復帰した当初は、私もこのタイミングで寝落ちしていました(笑)。そのあと、片付いていない家事を済ませたり、自分の時間にしています。
—–家事よりも寝かしつける時間を大切にしているんですね。
夫は家事が中途半端なままでも、何も言わないでいてくれるんですよ。「ちゃんと片付けて」とか、言われると「カチン!」とくるじゃないですか。放っておいてくれるのがすごくありがたいですね。たまにですけど、しれ~っと片付けておいてくれることもあるんですよ。
家族ぐるみの付き合いが癒やしに
—–パートナーとは地元つながりですが、今のお住まいは実家の近くですか?
そうなんです。夫の実家と私の実家が近くにあって、夫の妹の嫁ぎ先も近くなんですよ。
—-お子さんが熱を出したり、急な困りごとが起きたときは安心ですね。
ただ夫と私の両親は働いているので、基本的には夫と私で対応しています。そうは言っても、「もしも」のときは安心ですよね。
子どもが急に熱を出したりして保育園に預けられないときは、夫の妹に預けることもあります。妹は私たちよりも早く出産している先輩ママで、あれこれ言わなくても分かってくれるので助かります。
—–布団に子どもたちが雑魚寝をしている写真がありましたが、あの子どもたちは?
家族ぐるみで仲よくしてもらっている、ご近所さんの子どもたちです。子どもたちの年齢が近いので、子どもたちは子どもたちで一緒に遊んでくれるし、母親同士が集まればいろいろな悩みとか不安を打ち明けられるし。
子育てをサポートをしてくれる大切な仲間なんです。一緒に旅行することもあるし、誰かの家に集まってみんな食事をすることもあって、ストレスが発散できる癒やしの場になっています。
楽しいことも辛いことも共有できる家族でありたい
—–お子さんたちとの時間は、どうやってつくっていますか?
保育園にお迎えに行った時から眠るまでの時間ですね。「今日は何して遊んだの?」とか積極的に聞き出して、コミュニケーションを取るようにしています。
片付け物をしながら話を聞いていると、娘が「ちゃんと聞いてるの?」って鋭く突っ込んでくることもありますが(笑)。女の子はすごく冷静で成長が早いですね。一緒に話をしていると、5歳とは思えないときもあるんですよ。
—–お休みの日はどうしてますか?
私は平日1日と日曜で、夫は日曜だけが休みなんです。夜勤もあったりするので、どうしてもバラバラに過ごすことが多くなってしまいますね。
日曜に休めるときは家族みんなで遊びに行ったり、買い物をしたりしています。平日のお休みの日は、お出かけをしたり公園のはしごをしたり。ちょっと疲れている日は家でのんびり映画を観たり、お昼寝をしたり。
子どもに「お休みの日まであと何日?」って聞かれると、「今度のお休みの日はどこかへ連れて行ってあげよう!」って、私までワクワクしちゃいますね。
—–夫婦として、これからのことを話し合っていますか?
子どもたちが幼いうちは、子どもにとってプラスになるような時間をつくれるように、夫婦で協力し合おう…と決めています。習い事でもスポーツでも、何でも体験させてあげたいんです。
子どもたちが「やりたい」と思うことは、できる限りやらせてあげたいですね。いろんな経験をして、ポジティブであり続けて欲しいんです。
子どもたちだけでなく、私たち夫婦もお互いの趣味ややりたいことも尊重するようにしています。
—–お二人の趣味とやりたいことは何ですか?
夫はゴルフです。日曜日に「接待ゴルフ」と言いながら、嬉しそうに出かける日もあります。でも、そんな日は早めに帰ってきて子どもたちと遊んでくれるんですよ。
私がやりたいのは、買い集めた化粧品を試しながらスキンケアをすることです。これは仕事にもつながるので、趣味と実益を兼ねた趣味ですね。
—-加藤さんにとって理想の家族・理想の夫婦を教えてください。
何歳になっても楽しいことや大変なことを共有できる家族でありたいと思っています。なので、家族旅行は海外を含めてたくさんしたいですし、いろんな経験をみんなでしたい。
旅行だけではなく、季節やイベントを楽しめる家族でありたいですね。
加藤さんの子育て3カ条
1.地域のコミュニケーションを活用する
2.疲れているときは無理をしない
3.自分のやりたいことをガマンしない
「家事は毎日できる分だけやる」から無理をしないのが、加藤さん流。その様子を、温かく見守っているのがパートナーの存在なのでしょう。
また、お子さんと年齢の近いご近所さんたちとのお付き合いも、加藤さんの元気の素になっているようです。ご自身と同じように、仕事と家庭を両立させているママ友たちとの交流が、加藤さんが常に前向きでいられるように、応援してくれているのでしょう。
ワーキングママを目指すなら、今のうちから地域のコミュニティーづくりを意識しておいた方がいいかもしれません。
▽前編はこちら▽
仕事と家庭の両立をポジティブにとらえれば、忙しいことだって楽しめる!【アトリエはるか ヘアメイクアーティスト 加藤理紗さん】#1>>