まずは、厚生労働省
の「平成22年賃金構造基本統計調査」をベースに、ケアマネジャーの平均年収についてまとめてみます。
平均年収:3,787,300円
男性平均年収:4,130,000円
女性平均年収:3,680,000円
平均年齢:45.3歳
平均月給:262.800円
平均賞与:633.700円
出典:厚生労働省
「平成22年賃金構造基本統計調査」
まずは、勤務先である事業所の規模と、年収の関係からみていきましょう。
ケアマネジャーの全事業所平均年収は379万円なのに対し、1,000人以上の大規模事業所では平均年収は385万円という結果となりました。
比較してみると、全体平均と6万円程度プラスとなっています。
事業所規模により、ケアマネジャーの年収は若干高くなると言えます。
また、20歳から24歳のケアマネジャー5万円となっています。
男性と女性で比較すると、男性のほうが少し高い給与となる傾向にあるようです。
ここからは、平成22年当時の介護労働の実情について、財団法人介護労働安定センターが発表した「平成22年度介護労働実態調査」を中心にみてみましょう。
介護労働安定センターでは毎年、介護労働の実態及び介護労働者の就業実態等について、調査を行っています。
まずは、平成22年度のケアマネジャーの雇用形態ですが、正社員が80%、非正社員が18%、不明が2%と、正社員率が高くなっています。
また、88.5%の賃金支払い形態が月給制でした。
平均年齢は47.3歳となっています。
ケアマネジャーの過不足状況については、2010年の不足感は17.7%でした。
これは、前年度と比較して、1.2ポイントの減少となります。
わずかに改善されたというところでしょう。
正規雇用であるケアマネジャーの月間勤務時間の平均は160.8時間、1週間の平均残業時間は0時間が最も多く47.5%、次いで5時間未満が18.3%、5時間以上10時間未満が16.8%、10時間以上15時間未満が6.7%、15時間以上20時間未満が1.0%、20時間以上が1.4%となっています。
今後の方向性としては、人件費総額を増やすとの回答が全体の32.8%となりました。
介護事業所における介護労働の実態や、介護労働者の就業実態を把握し、明らかにすることで介護労働者の働く環境改善とより質の高い介護サービス提供を目指すべく、介護労働安定センターでは毎年介護労働実態調査を実施しています。
平成22年度は、事業所調査では独立行政法人福祉医療機構のWAMNET「介護保険事業者名簿」に掲載された介護保険指定介護サービス事業を行う事業所から17,030事業所を無作為に抽出し、平成22年11月1日から11月30日の間に実施されました。
労働者調査については、事業所調査を実施した事業所管理者に、3名を上限として調査対象となる労働者への調査票配布を依頼。
3名の選定は、対象事業所の実施する介護サービスの中でメインとなるサービスを担当している従業員から、職種別及び就業形態別に人数を指定して依頼しています。
平成22年度の事業所調査では、有効調査数17,030事業所、有効回収数7,345事業所、回収率は43.1%でした。
また、労働者調査では有効対象労働者数51,090人、有効回収数19,535人、回収率:38.2%となっています。
<H22年ケアマネ給与> <H23年ケアマネ給与> <H24年ケアマネ給与> <H25年ケアマネ給与>
1970/01/01
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