厚生労働省
によって発表された資料によると、平成25年度におけるケアマネジャーの平均年収は、3,665,600円となっています。
給与を算出した時の対象者の平均年齢が47.5歳で、月額給与が平均で258,900円、年間賞与平均は558,800円とされています。
この統計を見てみると、他の職種に比べると多くを貰っているとはいいがたいですが、同じ介護業界に従事している他の職種に比べると年収を多くもらっていると言えるでしょう。
女性のケアマネジャーでも同じくらいの年収を貰うことができるため、同年代の女性の平均年収に比べると多くもらっている傾向になります。
女性にとっては、収入面とやりがいのどちらも兼ね備えた仕事とも言えるでしょう。
尚、ケアマネジャーは正社員としてだけでなく、パートとして勤務することもあります。
ケアマネジャーのパートとして働く場合には、他の職種に比べると時給も高く計算されているところが多く、相場は大体1,200~1,500円になるようです。
他の職種では、800~1,000円のところがほとんどなので、パートして働くにはとてもいい条件と言えるでしょう。
統計だけで判断すると、ケアマネジャーの年収は平成14年頃から少しずつ減少傾向にあるようです。
ケアマネジャーは介護保険制度によって働くことができています。
つまり、ケアマネジャーの報酬は、ケアプランの作成報酬に依存しているということです。
例えば、ケアプランは作成したけれど、利用者が突然の入院となってしまい、一か月もの間、サービスを利用することがなかった場合には、介護支援事業所が報酬を受けることができなくなってしまいます。
介護保険が始まった当初は、ケアマネジャーがケアプランをたくさん書くことによって、介護施設が貰える報酬が、上がる仕組みとなっていました。
しかし、中には報酬を多くもらうためだけに、利用者の顔も見ずにケアプランを書くようなケアマネジャーが出てきてしまい、今では、利用者をたくさん引き受けると、報酬の単価が低くなるように仕組みが変わったのです。
このようにして、介護保険創設時は高かったケアマネジャーの年収は少しずつ下がりつつあるのです。
平成25年度における、賃金構造基本統計調査書によると、ケアマネジャーの年収と勤務先の事業規模に大きな関係はありません。資料によると、
10人~99人が勤める事業所のケアマネジャーの平均年収は359万円、
100人~999人規模の事業所に勤めるケアマネジャーの平均年収は374万円、
1,000人以上が勤める事業所のケアマネジャーの平均年収は360万円となっています。
一方で、10人程度規模の事業所に勤めるケアマネジャーの平均年収は、367万円です。
このように、事業所の規模によって年収がされることはないようです。
次にケアマネジャーの給与について年齢別に考察してみたいと思います。
ケアマネジャーの平均年収は年齢によって大きな変化はないようです。
男性と女性で比べると、どの年代でも女性よりかはやや高い平均年収となっています。
全ての年代で、男女別の年収の統計を確認すると、男性の平均年収が404万円、そして女性の平均年収が365万円になっています。
<H22年ケアマネ給与> <H23年ケアマネ給与> <H24年ケアマネ給与> <H25年ケアマネ給与>
1970/01/01
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