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特集・コラム 2023-07-21

作業療法士合格後の免許申請方法は?必要書類や免許証変更・再交付の仕方について紹介!

作業療法士として働くためには、国家試験合格後に免許申請が必要です。就職後は、職場に提出を求められるため、速やかに申請手続きをおこないましょう。

この記事では、作業療法士の試験概要をはじめ、試験合格後の免許申請方法や必要書類について紹介します。必要なものがたくさんあるため、漏れのないようよくチェックしてくださいね。

さらに、免許証の変更手続きや再交付の申請方法もあわせてお伝えします。

作業療法士の試験概要

作業療法士国家試験は、作業療法士養成施設で3年以上、作業療法士として必要な知識や技能を101単位以上習得した人が受験できます。

第58回の試験は、東京都や大阪府など8都道府県で2023年2月19日と20日に実施されました。

試験科目|視覚障害の有無によって異なる

試験科目は筆記試験です。ただし、視覚障害の有無によって試験方法に違いがあり、重度視力障害者は口述試験と実技試験を受験します。

筆記試験|一般問題・実地問題

筆記試験は、次のとおりです。

一般問題 解剖学・生理学・運動学・病理学概論・臨床心理学・リハビリテーション医学(リハビリテーション概論を含む)・臨床医学大要(人間発達学を含む)・作業療法
実地問題 運動学・臨床心理学・リハビリテーション医学・臨床医学大要(人間発達学を含む)・作業療法

 

弱視者や重度視力障害者は、受験方法に次のような配慮がなされています。

弱視者 弱視者受験が可能
重度視力障害者 一般問題:点字や読み上げでの受験が可能

実地問題:実施なし

 

重度視力障害者とされるのは明確な規定がありますが、簡潔にまとめると次のような人が対象です。測定方法にも決まりがあります。

・視力の良い方の眼の矯正視力が0.03以下
・視力の良い方の眼の矯正視力が0.04、もう一方の眼がメガネなどをつけた状態でも、目の前で手を動かした方向が識別できない
・日常生活に重要な視野範囲に設けられた120点のうち70点以下しか認識できず、中心10度以内の狭い視野角度に設けられた68点のうち20点以下しか認識できない など

引用元
厚生労働省:作業療法士国家試験の施行
警察共済組合:令和4年1月1日から 「眼の障害」の認定基準が一部改正されます

口述試験および実技試験|重度視力障害者のみ

実地試験に代わっておこなわれる、重度視力障害者向けの試験です。試験科目は、筆記試験の実地問題と同じ内容となっています。

試験合格後の流れ

ここからは、試験合格後の流れを紹介します。

合格証書受け取り後、免許申請が必要

業務をおこなうためには、免許申請をして有資格者名簿に登録される必要があります。合格証書を受け取ったら、速やかに免許申請をおこないましょう。

免許証が出来上がったら免許証交付通知はがきが届くので、そのはがきを持って行き、保健所で受け取ります。

免許申請をせず登録前に業務をおこなった場合、行政処分の対象となるため注意してください。ほかにも注意事項があるため、詳しくは厚生労働省の案内を確認しましょう。
厚生労働省:免許申請にかかる留意事項について

免許の申請に必要なもの|免許が受け取れるのは2~3カ月後

免許申請をしてから免許証が受け取るまでに、2~3カ月かかります。記入漏れやミスがある場合発行が遅れてしまう可能性があるため、不備のないようきちんと準備をしておきましょう。

免許の申請には、次の書類が必要です。

・作業療法士免許申請書
・健康診断書
・住民票の写し等
・収入印紙(9,000円分)
・登録済証明書用のはがき(希望者のみ)
・印鑑(訂正時に必要)

都道府県によっては、合格証書もしくは受験票の提示が求められることがあります。また、自治体によって必要なものが異なる場合もあるため、住所地のホームページや保健所に確認しましょう。

引用元
厚生労働省:作業療法士免許申請書

必要書類の受け取り方

前項でお伝えした必要書類の受け取り方法を紹介します。登録済証明書は、免許証が届くまでの間必要になる場合があるため、就職先に確認し必要であれば取得しましょう。

作業療法士免許申請書|保健所受け取りか厚生労働省のホームページからダウンロード

作業療法士免許申請書は、保健所で受け取ることができます。また、厚生労働省のホームページからダウンロードすることも可能です。
厚生労働省:資格申請案内

提出先は保健所が基本ですが、一部の県では県庁に提出することになっています。住所地のホームページなどで必ず確認しておきましょう。

記入の際、受験地と受験番号は記載漏れやミスのないよう注意が必要です。合格証書に記載されているので、確認しながら記入してください。
厚生労働省:記入例_作業療法士免許申請(P9)

引用元
厚生労働省:免許申請にかかる留意事項について

健康診断書|発行日から1カ月以内のもの

健康診断書は医師の診断を受け、所定の用紙に記入してもらう必要があります。こちらは発行日から1カ月以内のものが有効です。作業療法士免許申請書と一緒に保健所で受け取るか、厚生労働省のホームページからダウンロードして医療機関に持参してください。

誤りがあった場合、医師の訂正印が必要になることもあるため、保健所か住所地のホームページで事前に確認しておきましょう。

住民票の写し等|発行日から6カ月以内のもの

住民票の写しは、本籍が記載されたもので個人番号が記載されていないものを取得します。発行日から6カ月以内のものが有効で、コピーは認められません。

市役所で交付してもらうか、マイナンバーカードを持っている人はコンビニでも取得可能です。ただし、一部の市町村ではコンビニ交付ができないため、事前に確認してください。

なお、出願後に本籍や氏名の変更があった場合や免許証に旧姓の併記を希望する場合は、変更が確認できる戸籍抄(謄)本が必要です。本籍地の役場でしか取得できないため、遠方の場合は郵送請求してください。

引用元
厚生労働省:作業療法士免許申請書

収入印紙|9,000円分

登録免許税として9,000円分の収入印紙が必要です。こちらは郵便局で購入できます。作業療法士免許申請書の上部にある、収入印紙欄に貼って提出してください。

登録済証明書|はがきかオンライン申請

登録済証明書は、免許申請時に63円切手を貼ってはがきを提出するか、オンライン申請をおこなうことで取得できます。

はがきの場合、登録済証明書となって返送されます。速達を希望する場合は、さらに260円分の切手を貼り、朱書きで「速達」と書いてください。

オンライン申請は、2023年2月13日から可能になりました。申請手順は次のとおりです。

引用元
厚生労働省:臨床検査技師・衛生検査技師・理学療法士・作業療法士の皆様へ
厚生労働省:医師等免許登録確認システム

氏名や本籍地に変更があった場合の申請方法|変更後30日以内におこなう

免許証を発行したあと氏名や本籍地の都道府県に変更があった場合は、変更後30日以内に免許証の書き換え申請が必要です。申請先ははじめて免許を発行するときと同様、住所地の保健所が基本ですが、事前に確認してください。

必要な書類や持ち物を次項で紹介します。

必要なもの

申請には次のものが必要です。注意事項とあわせて確認しましょう。

必要書類など 注意事項
免許証の原本 表面が外側に来るように中央で二つ折りにし、「免許証」と書かれた面を上にして添付
※旧姓の免許証を利用したい場合 ・保健所で原本と照合した免許証の写しを添付(原本は手元に残す)

・籍(名簿)訂正・免許証書換え交付申請書の表題と中段にある「免許証書換え交付」の文字を二重線で消す

籍(名簿)訂正・免許証書換え交付申請書
変更事項を証する戸籍抄(謄)本 ・発行日から6カ月以内

・コピーや住民票の写し不可

※旧姓を併記したい場合 氏名の変更経過が分かる戸籍抄(謄)本を添付
収入印紙(1,000円分)
印鑑(訂正時に必要)

 

提出期限を過ぎた場合は、遅延理由書の提出が必要です。また、免許証を紛失した場合は、あわせて再交付の手続きもしなければなりません。

引用元
厚生労働省:籍(名簿)訂正・免許証書換え交付申請書

免許証を紛失・棄損した場合の申請方法

免許証を紛失したり棄損した場合は、再交付の申請ができます。申請先は、はじめて免許を発行するときと同様、住所地の保健所が基本ですが事前に確認してください。

必要なもの

再交付申請に必要なものは、再交付申請書、住民票の写し等、収入印紙(3,100円分)、印鑑(訂正時用)です。き損の場合は、原本の免許証をそのまま持参してください。再交付申請書の取得方法や住民票の写し等の条件は、はじめて免許を申請する場合と同じです。

市町村によっては、運転免許証など本人確認ができる書類の提示が求められることがあります。

引用元
厚生労働省:再交付申請書

作業療法士合格後は免許申請が必要!必要書類を確認したうえで登録済証明書も準備しよう

作業療法士に合格したあとは、速やかに免許申請をおこないましょう。免許証を受け取るまでに2~3カ月かかります。提出が遅れてしまったり、書類に不備や誤りがあったりすると、さらに時間がかかってしまうため注意が必要です。

免許申請に必要な書類や持ち物は、市町村によって異なる場合があるため、住所地の保健所やホームページで確認しましょう。

就職先によっては、免許証を受け取る前に登録済証明書の提出が必要な場合もあるため、事前に職場に確かめておくのがおすすめです。2023年現在はオンライン申請ができるようになったので、スムーズに取得できます。

引用元
厚生労働省:免許申請にかかる留意事項について
厚生労働省:作業療法士免許申請書
厚生労働省:臨床検査技師・衛生検査技師・理学療法士・作業療法士の皆様へ
厚生労働省:医師等免許登録確認システム
厚生労働省:籍(名簿)訂正・免許証書換え交付申請書
厚生労働省:再交付申請書
厚生労働省:作業療法士国家試験の施行
厚生労働省:理学療法士・作業療法士学校養成施設カリキュラム等改正概要
総務省:コンビニ交付|マイナンバー制度とマイナンバーカード
福岡県:各種免許申請について(粕屋保健福祉事務所)
茨城県:理学療法士・作業療法士・視能訓練士免許に関する申請
岩手県:理学療法士、作業療法士免許について
一般社団法人日本作業療法士協会:よくあるご質問

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