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特集・コラム 2022-03-23

高齢者の方に誕生日メッセージを贈ろう!|押さえておきたいお祝い年齢と文例を紹介

何歳になっても、誕生日をお祝いしてもらうのはうれしいものです。あなたも日頃の感謝を込めて、身近な高齢者へ誕生日メッセージを送ってみましょう。ちょっとした工夫で、世界にひとつしかない特別な誕生日メッセージを作ることが可能です。

ここでは、デイサービスなどでも使える高齢者が喜んでくれる誕生日カードについてご紹介します。

高齢者の方に喜ばれる誕生日カードを贈ろう!

「身近な高齢者に誕生日カードを送りたい。けれど、どのようなカードがよいのか迷ってしまう」そんなあなたに、高齢者の方に喜ばれるメッセージを書くコツをご紹介します。コツをしっかりとつかんで、高齢者の方に喜ばれるすてきなプレゼントをしましょう。

長寿を祝い願う気持ちを伝えよう|お誕生日おめでとうございます・いつまでもお元気で

高齢者の方への誕生日メッセージの基本は長寿を祝い、願う気持ちを込めることです。

「お誕生日おめでとうございます」「いつまでもお元気で」のように、日頃感じている感謝やこれからも長生きしてほしいという気持ちを込めてメッセージを作ってみましょう。あなたの気持ちはきっと相手に伝わるはずです。

相手の健康状態への配慮を忘れない

高齢者の方は、健康状態に悩みを抱えていることも多いです。相手によっては「お元気で」という言葉を好意的に受け止められないこともあります。贈る相手の健康状態への配慮を忘れず、状況に応じて適切な表現を使うように心がけましょう。

相手への特別感を大切にする|エピソードを含める

相手への特別感をより出すためには、エピソードを含めることも有効です。相手の方へとくに感謝していることやこれから一緒に楽しみたいことなどを具体的に書くと、相手のためだけに書いた、世界にひとつだけの特別なメッセージになります。

ていねいな言葉づかいで大きく書く|読みやすく・伝わりやすく

メッセージは読みやすく、伝わりやすく書きましょう。せっかく心を込めて書いても読めない文字では意味がありません。

とくに高齢の方は小さい文字が見えづらいこともあります。相手のことを想って、ていねいな言葉づかいで大きく書きましょう。

文を短く、濃い色のペンで書こう

文章をよりわかりやすく書くコツのひとつに、文章を短く書くというものがあります。一文を短くするだけで、文章が断然読みやすくなるでしょう。また、相手が読みやすいように濃い色のペンで書くのもおすすめです。

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押さえておきたいお祝い年齢とメッセージ文例を紹介!

誕生日のなかでも還暦など、特別なお祝いをする年齢があります。ここでは還暦から百寿までのお祝い年齢とそれぞれの年齢に適したメッセージの文例をご紹介します。しっかりと確認して、特別な年齢を見逃さないようにしましょう。

還暦|60歳

還暦は60歳のお祝いです。60歳は生まれ年の干支となるため、「還暦」と呼ばれます。赤が長寿祝いの色とされ、「赤いちゃんちゃんこ」を着るのが風習です。

最近では、還暦のお祝いは「長寿のお祝い」よりも「人生の区切りのお祝い」として祝われることも多くなりつつあります。それにともなって、赤いちゃんちゃんこではなく、赤いお花や小物、旅行などをプレゼントする人も多くなっているようです。

お祝いメッセージ文例

・ご家族からの場合
「お父さん!還暦に定年、おめでとうございます。長いあいだの勤労お疲れさまでした。心から感謝しています。これからも体にはじゅうぶんに気をつけて、元気でいてください。」

・ご家族以外からの場合
「60歳おめでとうございます! 還暦を迎える今日という日が、○○さんにとって最高の一日になるように祈っています。これからも○○さんにたくさんの幸せがありますように」

古希|70歳

古希は70歳を祝う日です。由来は、中国唐時代の詩人として知られる杜甫の詩の一節『人生七十古来稀なり』。近年では、還暦よりも古希のほうが本格的な長寿のお祝いとされることも多いです。古希は紫が長寿祝いの色とされています。

お祝いメッセージ文例

・ご家族からの場合
「70歳のお誕生日おめでとう。いつも家族のことを気にかけてくれて、本当にありがとう。これからもずっと、すてきなばぁばでいてくださいね。」

・ご家族以外からの場合
「古希おめでとうございます! お体を大切に、いつまでも元気な○○さんでいてください。これからも益々お元気なまま、お年を重ねられますようにお祈りしています。」

喜寿|77歳

喜寿は77歳のお祝いです。「喜」の漢字の草書体が七を3つかさねたカタチで、七十七と読めるこが由来となっています。古希と同様に、紫が長寿祝いの色とされているのが特徴です。

お祝いメッセージ文例

・ご家族からの場合
「お母さん、喜寿おめでとうございます。ついこの前、古希のお祝いをしたばかりと思っていたけれど、あっという間にこの日が来てしまいましたね。変わらず元気でいてくれてうれしいです。まだまだ長生きしてね。」

・ご家族以外からの場合
「喜寿のお祝いを申し上げます。記念に○○さんの生まれ年の新聞を贈ります。これまでの長い人生をぜひ思い出してみてくださいね。そしてこれからもすてきな日々を過ごせますように。いつまでも元気でいてくださいね。」

傘寿|80歳

傘寿は80歳のお祝いです。由来は「傘」という字の略字が「八」と「十」を重ねたカタチになって、「八十」と読めるため。また、傘寿は黄色または金茶色が長寿祝いの色です。

お祝いメッセージ文例

・ご家族からの場合
「今日は80回目のお誕生日おめでとう! どんな贈りものがよいか悩みましたが、お母さんが誕生した日の新聞を贈ります。よき思い出を振り返ってみてくださいね。」

・ご家族以外からの場合
「○○さんへ。この度は、傘寿のお誕生日おめでとうございます。○○さんのこれまでの80年間は、きっとさまざまなことがあったでしょう。これからも○○さんのペースで、余生をお楽しみくださいね。」

米寿|88歳

米寿は88歳のお祝いです。由来は「米」の字を崩すと八十八と読めることからきています。米寿は傘寿と同じく、黄色または金茶色が長寿祝いの色です。

お祝いメッセージ文例

・ご家族からの場合
「88歳のお誕生日おめでとうございます。随分長生きをしたように思いますが、日本の平均寿命をまだ少し越えただけ。孫曾孫だけでなく、娘と息子たちと、まだまだ面倒見なくてはならないものたちがいますので、これからもよろしくお願いしますね。」

・ご家族以外からの場合
「米寿を迎えられるとのこと、心からお祝いを申し上げます。○○さんの素敵なお人柄をとてもお慕い申しております。これからもお体を大切にしてずっとお元気でいてくださいね。」

卒寿|90歳

卒寿は90歳のお祝いです。由来は「卒」の略字の「卆」が九十と読めることからきています。また、卒寿の長寿祝いの色は白色です。

お祝いメッセージ文例

・ご家族からの場合
「お父さん、卒寿おめでとう。子どもたち・孫たち一同いつも本当に感謝しています。これからもお母さんと仲良く、ずっと健康で過ごしてくださいね。」

・ご家族以外からの場合
「○○さん卒寿おめでとうございます。私の尊敬する○○さん、これからも変わらず、私たちに元気と笑顔を与えてくださいね。」

白寿|99歳

白寿は99歳のお祝いです。由来は百から一を引くと「白」となることからきています。卒寿と同様に、白が長寿祝いの色です。

お祝いメッセージ文例

・ご家族からの場合
「おばあちゃんへ。白寿のお誕生日おめでとうございます。なかなか会うことができないけれど、帰ったときに大好きなおばあちゃんと話すことがとても楽しみです。いつまでも元気でこれからも長生きしてね。」

・ご家族以外からの場合
「白寿おめでとうございます。これからもお元気でお過ごしくださいますようにお祈り申し上げます。重ねて、ご長寿でおられますことを心よりお祈りしております。」

百寿|100歳

百寿は100歳のお祝いです。白寿は「ももじゅ」や「紀寿(きじゅ)」とも呼ばれることも。100年で1世紀ということから紀寿と呼ばれることがあり、なおかつ文字通り100歳を迎えるということもあって、このように呼ばれています。卒寿や白寿と同様に白が長寿祝いの色です。

お祝いメッセージ文例

・ご家族からの場合
「人生100年目の節目おめでとうございます! 健康体で100年目の誕生日を迎えられたことは娘の私としても鼻高々です。これからも自慢のお母さまでいてくださいね。」

・ご家族以外からの場合
「みんなの明るい太陽○○さんへ。○○さんがお生まれになってから輝きつづけて100年目の本日、お祝いできることがとても幸せです。これからも本物の太陽みたいに、みんなを照らしてください!」

日頃の感謝とお祝いをこめて! すてきな誕生日メッセージをプレゼントしよう

いくつになってもお誕生日のお祝いはうれしいものです。誕生日メッセージの書き方のコツをしっかりマスターして、お祝い年齢に合わせたメッセージを工夫して考えてみましょう。

あなたが一生懸命考えたメッセージはきっと喜んでもらえるはず。相手もあなたも幸せになれるようなすてきな誕生日メッセージをプレゼントしましょう。

※引用元の定義に該当するサイトがないため、記載しておりません。

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