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介護・看護・リハビリ 2020-04-07

ホームヘルパーの適正とは

ホームヘルパーは人のためになるお仕事なので、他人のために何かをすることが苦痛ではない人が向いていることは、誰にでも想像することができますよね。しかし、この資質以外にも、ホームヘルパーに向いているといわれている適正があります。ホームヘルパーの採用面接で、人事担当者が重視することとは、いったいなんでしょうか?

やっぱり基本は人のお世話をすることが好きなこと

人のお世話をすることが好きな人や人と関わることが好きな人はホームヘルパーに向いているといえます。これは、ホームヘルパーの仕事内容から考えると当然のことですね。ホームヘルパーは、人と接する仕事ですから、人付き合いが苦手だという人は続かないでしょう。

しかし、何もすぐに人と打ち解けることができるなど、特別に社交的である必要はありません。人見知りの性格であっても、利用者の話に耳を傾け、じっくりと聞くことができる人であれば十分ホームヘルパーの資質があります。自分のことばかり話すおしゃべり好きなスタッフよりも、利用者の心はつかみやすく、信頼も得やすいです。

そして常に笑顔でいることができれば、なお良いですね。笑顔は周りの人を明るい気持ちにさせるパワーをもっています。利用者は何かしら身体や精神的に不自由さを抱える人が多いです。明るく「こんにちは!」と声をかけるだけでも、ものすごく喜ばれる場合もあるのです。

責任感が強く、前向きであること

何度も言うようですが、ホームヘルパーの仕事は人を相手にする仕事です。ですから途中で投げ出してしまうことは絶対にあってはいけません。利用者やその家族、また他のスタッフに大きな迷惑がかかってしまいます。時には、事業所としてこれまで築いた信用を失ってしまうことにもなりかねません。

例えば、利用者の生活をお手伝いする中で、利用者のお金を預かり、買い物に行く場合もあります。商品と領収書は必ず持ち帰り、過不足なく利用者に残金をお返ししなければいけません。当然のことですが、こういった当たり前なことを疎かにする人には、もちろん務まりません。

また、ホームヘルパーの仕事は計画をたてて行われるものであり、時間を守ることも重要視されます。時間通りに利用者のもとへ行き、計画通りにケアを行い、時間内にすべての作業を終わらせることが求められるのです。

そして、プラス思考であることも同じくらい大事なことです。失敗をするたびに落ち込んでいてはケアが進まず、利用者が困ってしまいます。トラブルなどがあってもクヨクヨせず、必要であればケアマネジャーに相談するなどの冷静な判断が必要となります。

元気で体力があり、口が堅いこと

何も利用者の食事の用意や買い物の代行といったことだけがホームヘルパーの仕事ではありません。利用者をお風呂に入れたり、トイレの介助をしたり、シーツ交換を行うなどの力仕事も山ほどあります。

そして、これら全てのケアを時間内に終わらせなくてはいけないため、体力的にとてもハードな仕事です。健康的でさらに体力があるということは、ホームヘルパーを目指すうえで欠かせない資質であるといえます。

また、ホームヘルパーは、利用者の自宅などの生活スペースに入り、利用者の許可を得たうえでではありますが、利用者に代わって家庭内のことをこなすため、プライベートなことに触れる機会が多いです。決して他の人にはそれらのことを口外したりせず、口が堅い人間であることが要求されます。また利用者の生活にむやみに首を突っ込むこともないように注意が必要です。利用者とはある程度の距離感をもって接しなければなりません。

ホームヘルパーに向いていると言われる人の特徴をご紹介しました。これらは意識してすぐに身につくものではなく、今まで育ってきた環境に左右される部分が大きいでしょう。自分の過去の言動を振り返ることはもちろん、家族や親しい友人に自己の評価をしてもらい、ホームヘルパーに向いているかどうか判断してみてはいかがでしょうか。

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