ヘルスケア&介護・看護・リハビリ業界の応援メディア
介護・看護・リハビリ 2020-03-20

未経験の派遣でデイサービスのスタッフとして働くには

デイサービス(通所介護)を利用される方は、比較的介護度が低い方が多いので、介護関係の仕事の経験が浅くても、とっつきやすい仕事です。介護の仕事をやってみたいという人が、最初に始める仕事として適しているといえます。また、デイサービスは、正社員以外の雇用形態で働いている人も多く、派遣から始めることも可能な仕事です。

デイサービスなら未経験でも始めやすい

未経験で介護の仕事に就くことには、不安がある人も多いと思います。食事の介助や入浴など、専門的は知識がないとできないのではないかと思う人も多いでしょう。確かに、介護の現場では、利用者に事故がないように、最大限の注意を払わなくてはいけません。しかし、デイサービスの場合は、このような心配をする必要性は、他の施設と比べてあまり高くないといえます。

デイサービスの利用者は、介護度が低い人が多く、身の回りのことはある程度自分でできる人が多いのが特徴です。例えば、トイレの介助のようなものは、未経験の人には抵抗がある仕事かもしれませんが、デイサービスを利用する人の場合は、トイレは自分でできる人も多いので、手を貸してあげる場合でも、少しの補助で済む場合が多いのです。

もちろん、デイサービスでも、食事の介助や入浴サービスは行いますが、介護度が高い高齢者のお世話をする場合よりも、職員の負担は軽くなります。特養(特別養護老人ホーム)などと比べると、未経験でも派遣として介護の仕事を始めやすいのがデイサービスの特徴です。

デイサービスの仕事を派遣で始めるメリット

デイサービスは、利用者を施設に送迎して行う介護サービスなので、特養(特別養護老人ホーム)などの宿泊型の介護施設と違って、夜勤が発生しません。夜勤ができない人でも勤務しやすい介護施設であるといえます。

時間が取れない人でも働きやすい環境ですが、正社員の場合は、週5日働くことが前提になります。派遣であれば、週に数日の勤務から始められるので、介護の仕事に就きたいけどフルタイムで働くことができないという人に向いています。派遣の場合は、基本的に無理に残業を命じられることもありません。この点も、時間的な制約がある人にとっては、メリットといえるでしょう。

また、デイサービスは、施設によって実施しているサービスがかなり異なります。そのため、自分に合う施設と合わない施設が存在することになります。例えば、レク(レクリエーション)を充実させている施設では、施設の利用者と一緒に楽しくレクをすることが求められます。しかし、このレクが苦手という人も多いのです。

施設の特徴を把握して、自分に合った施設を選ぶことが大切になってきますが、派遣であれば、次の派遣先を探したりするのも容易です。派遣で始めて、その後に正社員で雇用されるケースもあります。

人間関係の問題に不安がある人には、派遣がオススメ

デイサービスを含む介護の仕事の現場で、多くの人が悩まされているのが人間関係です。利用者との関係で悩みを抱えることもあります。デイサービスの場合、介護度が低い利用者が多いので、寝たきりの人を介護するような肉体的に大変な介護があまりありません。

その代わり、利用者の中は、利用者同士や施設の職員とのコミュニケーションを求めている人も多いので、コミュニケーションが重視されるのです。密なコミュニケーションが要求されるので、トラブルになることもあるというわけです。

しかし、利用者との関係については、利用者はいわばお客様であるという意識があるためか、多少のわがままを言われても、我慢できるという人が多いので、あまり大きな問題になることは多くありません。

深刻になりがちなのは、一緒に仕事をする同僚との関係です。同僚との問題は、誰に相談することもできずに、悩みを深くしてしまうこともあります。この点、派遣であれば、派遣会社の担当の人に相談することもできますし、施設側に不満を伝える際にも、間に入ってもらうこともできます。職場の人間関係に不安があるという人は、派遣から介護の仕事を始めるといいかもしれません。

デイサービスは未経験でも始めやすい介護の仕事です。また、デイサービスを派遣で始めることには多くのメリットがあります。できれば正社員で働きたいという方もいらっしゃるかもしれませんが、紹介予定派遣という、その後に正社員として契約することを前提にした形態の派遣(紹介予定派遣)もあるので、そういった派遣を探すこともできます。未経験から介護の仕事を始めたいという人は、派遣で始めることも検討してみてください。

この記事をシェアする

編集部のおすすめ

関連記事