ヘルスケア&介護・看護・リハビリ業界の応援メディア
介護・看護・リハビリ 2020-05-25

デイサービスでの機能訓練指導員の業務内容とは

今日、デイサービスと機能訓練指導員は、切っても切り離せない存在となりました。デイサービスでは、リハビリが行われることがありますが、まさにそのリハビリで必要となるのが機能訓練指導員です。それでは、機能訓練指導員の仕事にはどういったものがあるのでしょう。機能訓練指導員の業務内容を知り、デイサービスへの理解を深めましょう。

機能訓練指導員とは?

機能訓練指導員とは、機能訓練の面で、高齢者が自立できるように補助する立場のことを指します。機能面と聞くと少し難しいイメージを抱くかもしれませんが、リハビリと聞くとイメージしやすいのではないでしょうか。特別養護老人ホームでは、この機能訓練指導員の配置が定められています。

この機能訓練指導員には誰でもなれる訳ではなく、国家資格を有している必要があります。国家資格といっても多種多様の資格が存在ますが、機能訓練指導員になるためには、柔道整復師、作業療法士、理学療法士、言語聴覚士、あんまマッサージ師、看護師、准看護師です。いずれもリハビリを行うにあたって、専門の知識を有していると認められる資格です。

機能訓練指導員は、必要な資格のうちどれか1つを所持していれば、なることが可能です。近年ではデイサービスを始め、リハビリを取り入れる施設も増えてきたため、この機能訓練指導員はますます活躍の場を広げるものと考えられます。

デイサービスで必要とされる機能訓練指導員

機能訓練指導員は、特別養護老人ホームで配置が義務づけられていると解説しましたが、デイサービスでも同様です。都道府県によって若干異なりますが、デイサービスの規模に関わらず、機能訓練指導員1名以上の配置が、法律によって定められています。

この他、管理者や介護職員、生活相談員も必要となる訳ですが、現状では、機能訓練指導員を配置していないとデイサービスを開業することができないようになっています。まず機能訓練指導員は、資格を保有していないと就くことができませんから、デイサービスを始めとした介護施設では一定のニーズがある訳です。

これだけ必要とされている機能訓練指導員ですが、試験や講座受講などはあるのでしょうか。必要な国家資格さえ所持していれば、機能訓練指導員として介護施設で働くことが可能です。もし、機能訓練指導員を目指しているのであれば、作業療法士や看護師など、上記のいずれかの資格を取得する必要があります。

機能訓練指導員の業務内容は?

機能訓練指導員の業務内容は、リハビリなど機能訓練を中心とした業務になります。まず、機能訓練を行うにあたって、利用者のカウンセリングを行い、利用者の要望を聞き、からだの状態などを把握することからが仕事です。現状を把握した後は、機能訓練における計画を立てていきます。

例えば、体力をつけたいというニーズがあれば筋力トレーニングを、歩きたいというニーズがあれば歩行訓練を取り入れていきます。こういった計画は、利用者の家族を交えて行うこともあり、しっかりとコミュニケーションを摂れることが大切です。

また、歩行訓練など一般的な機能訓練以外の機能訓練を取り入れている施設もあります。例えば、マッサージやヨガなどのフィットネス、音楽やゲームを取り入れたリハビリなどです。施設によって行っているリハビリは異なるので、機能訓練指導員として就労する場合は、下調べもしておくと良いでしょう。

特別養護老人ホームなどの介護施設において、機能訓練指導員の配置は法律によって義務付けられています。それは、リハビリを積極的に取り入れているデイサービスでも同じことです。特にリハビリに力を入れている施設においては、機能訓練指導員のニーズは高いと言えるでしょう。近年では完全にリハビリに特化したデイサービスも出てきているので、より一層活躍の場が広がっています。柔道整復師や作業療法士、看護師など必要な資格を持っているのであれば、機能訓練指導員として働くことも視野に入れても良いかもしれません。

この記事をシェアする

編集部のおすすめ

関連記事

近くの機能訓練指導員求人をリジョブケアで探す

株式会社リジョブでは、介護・看護・リハビリ業界に特化した「リジョブケア」も運営しております。
転職をご検討中の場合は、以下の地域からぜひ求人をお探しください。

関東
関西
東海
北海道
東北
甲信越・北陸
中国・四国
九州・沖縄