利用者「頼るよりも頼られることの方が生きがいなんです!」介護福祉士の日常あるある#8【漫画編】
利用者の方のご自宅に訪問し、床を拭いたり家具にかかった埃を払ったりなどをして、ご自宅をキレイにする掃除のお仕事。体をテキパキと動かして部屋をキレイにすることは、体力と根気強さが要になってくる分、ヘルパーによっては得意・不得意が分かれることでしょう。
実は、数々の介護現場を渡り歩いてきたベテラン元介護福祉士の國廣幸亜さんは、掃除をすることが苦手。それが原因で利用者の方を怒らせてしまった経験がありました。ところが、利用者の方の言動から『あること』に気が付き、前向きな気持ちになれたとか。今回はそんなエピソードを描いていただきました。
登場人物紹介
國廣幸亜
新人ホームヘルパー2級(当時)。
Gさん
利用者のGさん。
新人時代、掃除が苦手で利用者の方を怒らせてしまったことがあったという元ベテラン介護福祉士の國廣幸亜さん。辞めようと後ろ向きな気持ちになっていたある日、利用者の方が國廣さんに掃除の仕方を徹底的にレクチャー。これだと訪問している意味がないとさらに後ろ向きな気持ちになっていましたが、よく利用者の方を見ると生き生きとしていることに気がつきました。
このことを職場の先輩に話したところ、「お世話をされることに心苦しく感じる利用者の方もいるから、少しだけ頼りないけど一生懸命答えてくれるヘルパーの方が合っているかもね」という意見をいただきました。それを受けて、利用者の方を師と仰ぎ、掃除のノウハウを学ぶ姿勢になったそうです。次回は、そんな國廣さんの掃除中の思い出をさらにご紹介。
取材・原文/井上桂佑(レ・キャトル)
イラスト・漫画/國廣幸亜
教えてくれたのはこの人!
國廣幸亜さん
訪問介護や介護老人保健施設、デイサービスなど多くの介護現場を渡り歩いたベテランの介護福祉士として活躍し、現在は自身の豊富な介護経験を題材にした漫画などを手がける人気の漫画家として活躍中。
所有資格:介護福祉士