【介護◯×クイズvol.1】知っておきたい知識をおさらい! 介護福祉士の基本問題5
社会的認知度や専門職としての信頼感も高まりつつある「介護福祉士」。事業所によっては配置を義務付けられているサービス提供責任者・生活相談員・チームリーダーなどの役職は、介護福祉士の資格が必須となる場合も多く、管理職を任される立場としても重宝されている、現場に欠かせないお仕事です。
今回はそんな介護福祉士さんの知識を問う◯×クイズを実施! すでに介護福祉士として活躍されている方はもちろん、これから介護福祉士を目指す方も是非挑戦してみてください。
介護福祉士向け◯×クイズ5問
まずは「ユニットケア」についての問題!
【第1問】ユニットケアの理念に基づく望ましい生活環境として、1ユニットの利用者は20名程度で構成する。
正解は・・・
【解答】×
【解説】ユニットケアとは、施設の居室をいくつかの小グループ(ユニット)に分け、1グループごとに専用の居住空間と専任の職員を配置し、入居者ひとりひとりの個性と生活リズムに合わせたケアを行うこと。尚、1ユニットにおける利用者は10人以下もしくは10人程度が原則である。
続いては「おむつ交換」について出題!
【第2問】おむつ交換をスムーズに行うために、利用者の居室(個室)のドアはつねに開けておく。
正解は・・・
【解答】×
【解説】排泄の介護は、利用者のプライバシーの確保と羞恥心への配慮をすることが最も重要。利用者に精神的苦痛を感じさせないために、居室(個室)のドアは原則、閉めて行う。
次は今注目の「感染対策」について!
【第3問】介護老人福祉施設の感染対策として、手洗いは消毒液に手を浸して行う。
正解は・・・
【解答】×
【解説】同じ消毒液に多数の人が手を浸すと、消毒液が劣化し、効果が減少してしまう。日常生活の手洗いは、基本的に液体石鹸と流水を使用して感染を予防する。
「入居施設」についても知っておくべき!
【第4問】ユニットケアを行う入居施設の「プライベート空間」とは、集団レクリエーションを行う空間である。
正解は・・・
【解答】×
【解説】プライベート空間とは、利用者が自分の時間を過ごすことが出来る空間のことをいうため、ひとりひとりの居室のことを指す。集団レクリエーションは、同じユニット内の入居者同士で行う場合は、リビング(セミプライベート空間)、違うユニットの入居者と行う場合は、セミパブリック空間で行う。
最後は「ガーグルベースン」の基礎知識!
【第5問】介護福祉職が行う身じたく・整容の支援では、ベッド上で口腔ケアを行う際に「ガーグルベースン」を使用すると、利用者に適切な介助をすることができる。
正解は・・・
【解答】◯
【解説】ガーグルベースンとは、うがいした水や嘔吐物をベッド上などで受けるのに使うカーブした洗面器のようなもの。臥位姿勢で含嗽を行うときは、顔を横に向け、頬をガーグルベースンの凹凸に沿わせるようにして使用する。
文:小沼奈央(レ・キャトル)
参考:
介護福祉士国家試験受験対策研究会『介護福祉士国家対策 速習 一問一答2020』中央法規2020年
介護福祉士国家試験受験対策研究会『10点アップ!よく出る問題総まとめ2020』中央法規2020年