「自分の居場所」をつくっておけば、どんなことも乗り越えられる! 【apish国分寺 スタイリスト 青木亮子さん#2】

美容業界で働きながら子育てに奮闘するワーキングママにお話を伺うこの企画。前編に続いてapish国分寺にスタイリストとして勤務している青木亮子さんのインタビューをお届けしています。

前編では仕事100%の生活から「仕事から引き剥がされた」ように産休に入るまでのお話を伺いました。後編では、育休が明けて復帰するまでに大変だったこと、家事や育児のストレスを溜めないように心がけていることなどをご紹介します。

お話を伺ったのは…

apish国分寺 スタイリスト
青木亮子さん

2004年に美容専門学校を卒業後、apishに入社。その後6年半のアシスタントを経て2011年にスタイリストとしてデビューする。その後apish Cherieの店長、JENOではマネージャーに就任するほか、セミナーの講師を務めるなど順調にキャリアを築く。その後2018年に結婚し、2019年に第一子、2020年に第二子を出産。現在はapish国分寺店とapish Cherieでスタイリストとして勤務している。

自転車で通える国分寺店に復職。仕事との両立がグンと楽ちんに

パートナーの妹さん家族とはお子さんの年齢が近いこともあって、イベントごとや旅行も一緒に。

――お子さんは今、何歳ですか?

長男が3歳で次男が1歳半になります。

長男が生まれて1年半で職場復帰。その後、7か月ほど経ってから次男の出産のために産休・育休に入りました。
次男の時は10か月で復職しましたね。

――産休・育休のあと、復帰するのに不安はありませんでしたか?

長男の時は不安で仕方ありませんでした。ずっと手を動かしていなかったので、最初のうちは自主練したんですよ。ようやく4か月目あたりから慣れてきました。

――職場に自転車で通えるのはすごく恵まれていますね。

ちょうど4年前に国分寺店ができてラッキーでした。今は土曜と日曜を休みにした週5日勤務です。そのうち4日は国分寺店で、1日は銀座のapish Cherieで仕事をしています。

私の予約が入っていなければ、かなり融通を利かせてもらっています。

――時間の融通が利いても、銀座まで通うのは大変ですよね!

電車で1時間ほどかかります。でも、この通勤時間が一人っきりになれる唯一の時間なので、すごく楽しみにしているんですよ。考え事をしたり、SNSをチェックしたり、疲れているときは眠ったり。自分のために使える時間なので大切にしています

――お子さん2人ともまだ幼いですから、まだ何かと手がかかりますよね。

それでも子どもたちは自分でやりたがるんですよね(笑)。食事をするときは、私は作りながら食べて、そのあと子どもたちに食べさせるようにしています。

――お子さんたちが幼いと育児に時間を取られて、家事がおろそかになりませんか?

独身のころは部屋が片付いていないとすごく気になっていましたが、今はOKゾーンが大きくなっています(笑)。夫は家事を率先してやってくれる人なんです。洗濯物が溜まっていたら洗濯機を回してくれるし、食器が片付いていなかったら洗ってくれる。本当にたすかっています。
夫はすごく温厚な人なんです。私が家事をしていないことに、夫は不満を持っているんじゃないか…と考えてしまうことがあります。

――パートナーとはいろいろ話をするんですか?

2人で話をするのはほとんど子どものことですね。

月に1回のペースで私が夫の髪を切っているんですが、顔を合わせずに背中越しだったりすると素直になれるんですね。大事な話は髪を切る、このタイミングで切り出すことが多いです。ささやかな時間ですが、これからも夫婦2人で過ごす時間を大切にしたいですね。

――パートナーのご実家とはどんなお付き合いをしていますか。

家族ぐるみで食事をしたり、旅行に行ったり。すごくいい関係です。義理の両親もすごくやさしい方たちで、とても尊敬しています。私が次男を出産したときは、お義母さんが3週間も私たちの家に泊まって長男の世話や家事全般を手伝ってくださったんです。いつも気にかけてくださって、助かります。

復職後、先輩スタッフの「分かるよ~」のひと言で気持ちが楽に

apishのワーママ第1号、ヒグチさん(中央)から出産祝いを贈られたときのスナップ。先輩ママとしていろいろアドバイスをもらっているとか。

――独身のころ、サロンの先輩から「肩の力を抜いたら」と言われていたとおっしゃっていましたが、今はどうですか?

いまはもう「抜きっぱなし」です(笑)。以前は仕事が100%でしたが、私の中で家庭が占める割合が大きくなっています。正直なところ、肩の力を抜かざるを得ない状態ですね(笑)。以前なら、自分の技術に対して「こうすればよかった」という後悔ばかりだったのが、「これは成功!」という具合によいところにも目が行くようになりました。

今になってようやく力の抜き方が分かりました。生きやすくなった気がします

――以前の青木さんのようなタイプの後輩がいたら、何と声をかけますか?

「頑張っていること、分かってるよ」と声をかけますね。「力を抜いて」って言われても分からないし、教えようもないですから。だから逆に「力を抜かなくてもいいんだよ。ありのままでいいんだよ」って言いますね。目指しているものと違うものになろうとすると、それがストレスになるので、「自然体でいいんだよ」って声をかけたいです。

――育児は思い通りにならないことが多いですよね。気持ちの切り替えをどうしていますか?

子どもは可愛いですし、ずっと一緒にいたい。でも離れる時間も必要ですよね。先輩から「家庭だけでなくて、自分が所属できる組織がいろいろあると気持ちの逃げ場所になるよ」と教わったことがあります。その通りですね。

育休中に家で子どもと過ごしていたとき、「私なんて、いてもいなくても同じ」って落ち込んでしまった時期がありました。職場だったり、保育園だったり、いろいろな場所に自分の居場所をつくっておくと、気持ちの切り替えがすごくラクになります。

apishにはワーママが多くて、子育ての悩みや愚痴を相談しやすいことも助かっています。「あ~分かるよ~」のひと言があるだけで救われます。分かってもらえる安心感があると、落ち込んでいても気持ちが軽くなりますね

――これからワーママになる方にアドバイスをお願いします。

とりあえず、やってみることですね。「あのとき、アレをしておけばよかった」とか、後悔するのはもったいないです。

高校生のとき部活でバスケをやっていました。当時は自分の力をセーブしていたせいで「やりきった」感がなかったんです。そのやり残した後悔がイヤで、独身のころは美容師の仕事を全力でこなしていました。それが子どもを持って、考え方や見える世界がガラッと変わりました。「子どもを持ったら、クリエイティブな仕事ができなくなる」なんてことはありません。これからの時代、どんどんできるようになるはず。私はそう信じています。

青木さんが仕事と育児を両立するために心がけている3つのポイント

1.家庭以外に自分の居場所をつくっておく

2.自分の状況を分かってくれる友人・家族を持つこと

3.一人きりになれる時間をつくること

何ごとも全力で真面目に取り組んでいる青木さん。仕事や育児で疲れたときは、一人っきりになれる通勤時間を大切にしているとか。仕事でも育児でも、思い通りにならないことはたくさんあります。気持ちさえ切り替えられれば、また前向きになれることを教えていただきました。

撮影/古谷利幸(F-REXon)

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Salon Data

apish国分寺
住所:東京都国分寺市本町3-1-1 ミーツ国分寺2F
TEL:042-359-4341

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