【子育て応援メソッド】アロマを日常生活に取り入れて親子のコミュニケーションにも! ウェルネスアドバイザー山中愛子さん♯1
美容業界で働くワーママ・ワーパパに仕事と育児の両立についてお伺いする「子育て応援メソッド」。今回は、アロマセラピー教室「A-STYLE LIFE」を主宰する山中愛子さんにお伺いしました。
フェイスブックに投稿された「doTERRA(ドテラ)」のエッセンシャルオイルに惹きつけられ、アロマセラピーの世界に入った山中さん。100%純粋・天然のエッセンシャルオイルの香りと想像を超えるさまざまな作用を知るごとに、生活のあらゆる場面でエッセンシャルオイルを活用するようになりました。前編では、親子生活にエッセンシャルオイルをどのように取り入れているのか教えていただきました。
お話をお伺いしたのは
A-STYLE LIFE
主宰 山中愛子さん
大妻女子大学短期大学部家政科卒業。栄養学や保育学、家族関係学など幅広く学ぶ。2016年アロマセラピーと出会い、植物の力をとり入れることで美容・健康・感情コントロールまでできることを体感。エッセンシャルオイルの素晴らしさを広めるためにA-STYLELIFEを主宰。「doTERRA」社アロマタッチテクニック認定セラピスト、BDAベーシックアロマクラフト認定講師、BDAビューティアロマ認定講師、BDAブレインアロマ認定講師、ユリシス・ドンネデコ認定講師 9才男児のママ
山中愛子 A STYLE LIFE https://lit.link/aikoyamanaka
きっかけはアロマ愛用者のフェイスブック投稿
──アロマセラピーに出会ったきっかけを教えてください。
まったくアロマセラピーに興味はなかったのですが、フェイスブックで「doTERRA」のエッセンシャルオイルを使っているYさんの投稿を目にしたのがきっかけです。カラフルなボトルにかわいい木箱。リビングに置いてあったらオシャレだろうな。でも高そうだし、アロマって資格をとらないと使えなそう。その方のプロフィールには元JALのCAとあるし、住む世界が違うよね。わたしには向いてないかも。それでもYさんが気になって仕方なくて、「いいね!」もせずに半年間もストーカーをしていたんです(笑)。
──半年間も? そのときすでにママでしたか?
長男はいま9才なので、当時3才くらいだったと思います。わたしはフルタイムの派遣社員をしていました。子どもが熱を出したと保育園から連絡があるたびに会社を早退。優しい上司だったので「いいよ、いいよ。早く迎えに行ってあげて」と言ってくれましたが、都心の勤務先から千葉の自宅までは1時間以上かかります。保育園にお迎えに行き、その足で病院に直行すると2時間待ち。翌日は保育園を休まないといけないので、もちろんわたしも欠勤。職場にも子どもにも申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
──はじめての育児は思い通りにいかないものですよね。
子どもを育てるってこんなに大変なんだと思いました。そんなときYさんが「多忙な仕事のために子育てがうまくいかなかったけれど、アロマを取り入れることで親子ともども癒された」という記事を投稿していたんですね。生活のあらゆる場面にどんどんアロマを取り入れていく様子がとても楽しそうで。なにか不調を感じたときに、お家でケアできるならわたしも使ってみたい!と思いました。
──ついに行動に移したのですか?
勇気を出してYさんに連絡をとると、なんと最寄り駅が隣ですぐに直接お会いできることになったんです。Yさんは、「doTERRAはナチュラルな生活をしたいママにとくにおすすめです。お悩み別のおすすめのエッセンシャルオイルと、使う滴数が記載された分かりやすい事典があるので忙しいママでも簡単に使えて便利ですよ」と教えてくれました。ママって自由になる時間もお金も多くないじゃないですか。資格を取るための勉強時間やお金を捻出するのも大変ですよね。でもこれなら事典片手にわたしでもすぐに使えるかもしれない!と生活に取り入れることを決めました。
──「doTERRA」の特徴を教えてください。
市販のエッセンシャルオイルは希釈して使うものがほとんどですが、「doTERRA」は純粋さにこだわっているので原液でも肌に塗布できて、飲めるものも多いです。わたしはまったくのアロマ初心者だったので、ああそうなんだと素直に理解しましたが、イギリス式のアロマを勉強されている方は「アロマが飲めるの?」と驚かれる方が多いです。例えばレモンのエッセンシャルオイルはレモンの皮から抽出したものですよね。無農薬だったら皮も食べられるはずだから飲めるのが当たり前だと思いませんか?
「doTERRA」のエッセンシャルオイルは、レモンはシチリア、ラベンダーはブルガリアとオイルによってそれぞれ産地が違います。土壌、気候、標高等によってオイルの成分が違ってくるので、世界中でいちばん良い状態で自生している植物を使っています。植物の力を引き出す抽出技術と品質管理にこだわり、第三者機関で60種類以上もの検査をし、消費者に成分表を100%公開しているとても誠実なメーカーだと思います。
くすぐったいやら嬉しいやらでコテンと寝てくれる
──お子さんにもアロマを使われていますか?
はい。夜寝る前に、ラベンダーのエッセンシャルオイルをお腹と背中に数滴垂らしてさ~っと塗り広げます。長男はくすぐったいやら嬉しいやらでニコニコしながらコテンと寝てくれます。最近は「早く塗って」と言ってくるんですよ。
──いい親子のコミュニケーションですね。やめられなくなりそう!
子どもが持久走の練習などで脚が重くてダルいときは、キッズコレクションという子ども用にブレンドされたロールオンタイプを。お腹の調子が悪いときは、ペパーミントやジンジャーがブレンドされた「ゼンジェスト」というブレンドオイルを塗ります。スターアニスなどもブレンドされていて消化器系全般をサポートする働きがあるので、胃腸の調子が悪いときにも使います。子どもは、調子が悪いところに触れてもらった安心感も大きいのかすぐに落ち着きますね。
「doTERRA」には、足の裏から浸透させる方法もあるんです。発熱のときはペパーミントを、負けない体づくりのサポートのためにはオンガードというブレンドオイルを足裏に塗って登校させます。
鼻水など風邪気味のときは、ユーカリやティートリーなどのオイルがブレンドされた「イージーエア」が大活躍です。ココナッツオイルで希釈して喉や胸元に塗ると、鼻が通って呼吸が楽になります。息子が一年生のころに熱を出したことがあって、集団生活をしているので検査だけしようと病院に行ったらインフルエンザだったんですね。学校は休みましたが、エッセンシャルオイルのおかげで翌日にはだいぶご機嫌になり、自宅待機期間の5日間は元気に家で遊んでいました。
日用品、不調のケアなどなんにでも使える手軽なアイテム
──インスタでドラッグストア代が激減したと投稿されてましたね。
そうなんです。エッセンシャルオイルで楽しみながら日用品を作っているのでドラッグストアで購入するのはティッシュやトイレットペーパーくらいです。例えば、お水にグリセリン・クエン酸・精油を入れれば柔軟剤が作れます。わたしはその段階では精油を入れずに、洗濯のたびに柔軟剤のベースと毎回違う精油を5滴くらい入れて日替わりで香りを楽しんでいます。ティーツリーやユーカリは洗濯槽のカビ防止にもなります。
天然の精油なので市販のものに比べると香りは柔らかいです。香りを強くつけたいときは、ゼラニウムやレモングラスなど香りが強く長持ちするオイルを選んで、洗濯物を干したところにスプレーするといいですよ。
バスボム作りもおすすめです。重曹とクエン酸を混ぜて、水を切り拭きして固めるだけで入浴剤のできあがり。コロナ禍でバスボムの需要が伸びたそうですが、これだと着色料など一切不使用の天然の入浴剤ができます。入浴剤やボディソープも体によいものを選びたいですよね。
好みのエッセンシャルオイルでバスボム作り。
──日常生活にアロマをふんだんに取り入れていらっしゃるのですね。
アロマは難しいとか高級というイメージを持たれがちですが、決して特別なものではないんです。わたしも自分で使ってみて分かったことなのですが、いつでもお家にあって日用品、不調のケアなどなんにでも使える手軽なアイテム。重たいけど定期的に購入しなくてはいけない日用品も身近な材料とエッセンシャルオイルで手作りできるので、結果的にお財布に優しいんです。
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山中さん流! アロマの親子生活への取り入れ方
フェイスブックの投稿を目にしたことをきっかけに、アロマの世界に入った山中さん。山中さんは子どもとの生活にアロマをこんなふうに取り入れています。
1.ちょっとした不調に
2.柔軟剤などの日用品として
3.子どもとのコミュニケーションに
後編ではアロマを使ったリップスティック作りなどワークショップ、アロマタッチテクニックの認定セラピストとして、育児をしながらどんな風にお仕事をされているのか伺います。
取材・文/永瀬紀子