デイサービスの事業を立ち上げ、運営するための事業人員の基準が法律で決められています。そのため、デイサービス事業者は、定められた資格を有する人材を適切な人数、施設に配置しなければいけません。
平成24年の法改正が適応されてからは、デイサービス施設では管理者を1人配置するのが義務付けられています。たとえ施設規模が10人以下となっている小さな施設の場合でも、管理者は常勤勤務することが義務付けられています。つまり、管理者として名前を貸すだけでは認められず、デイサービスの従事者として、施設で勤務することが条件となります。
そして、管理者の仕事と言えば、デイサービス全体の管理・運営を行うことであり、経理や予算などのお金に関すること、そして、経営業務や管理業務が主な仕事となります。
管理者になるには、特に資格は必要としないため、誰でも管理者になることは可能です。また、常時施設での勤務が必要になる他、生活相談員や訪問介護員としても兼任することができるので、業務の幅は広げることも可能です。
デイサービスの管理者になると、通常の介護職員に比べると支給額は増えることになります。もちろん、勤める先の企業の規模や、地域によってその支給額は様々ですが、おおよそ300万円~400万円が相場となります。
厚生労働省
が発表している介護職員の平均月収が23万8000円というデータもあるので、決して安くはない給料でしょう。また、デイサービス、介護職員の場合、手取り16万円から19万円がほとんどのため、介護職員をしているよりは、管理者になった方が年収アップを見込むことはできます。
また、先にもまとめた通り、管理者は生活相談員や訪問介護員としても仕事に従事することができるので、さらに年収を上げることはできます。年収をさらにアップさせるために、そのような仕事も視野に入れてみるのはいかがでしょうか。
施設によっては管理者の年収が500万円を超えるところもあるので、様々な求人を見てみると勉強になるかもしれません。また、労働組合があるかどうかも重要になるので、是非参考にしてみてください。
年収をアップするためには、資格取得もとても有効な手段です。資格取得をするには、労力や時間を費やすことになりますが、その分年収に反映されてくるので、是非取得しておきたいものです。
まずおすすめしたい資格は、介護福祉士の資格です。介護福祉士の資格は国家資格にあたるため、取得をするには難易度が高いです。しかし、その分給料への加算も期待できます。介護職員として、最初に取り組む資格は、介護職員初任者研修や、介護職員実務者研修となり、それらの資格を取得したあとに、様々な選択肢に別れてくるのです。
他にも、介護福祉士の資格の他にも、介護支援専門員といった資格を取得することによって、ケアマネージャーとしても道が開けることになります。また、専門的な知識を要する、理学療法士や作業療法士なども取得すると年収アップにつながる資格です。
他にも様々な資格はありますが、どの資格もキャリアアップするためには、一定期間の勤務や研修が必要となりますので、どの分野で自分が活躍したいのかを見据えて活動するようにしましょう。
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