グループホームでの勤務は激務といわれる理由と検証


グループホームでの勤務において、入居者を24時間体制でケアする必要があります。
就業シフトは交代制ですが、拘束時間の長い夜勤は、ときに激務となる場合があり、精神的に参る人や、モチベーションを維持するのが難しいという人がいるようです。
今回はグループホームでの勤務が激務である理由について、その具体的な仕事の内容についても触れながら説明していきます。

グループホームによって大きく異なる業務範囲と仕事の程度

事業主の方針や事業規模によって、グループホームで働く介護スタッフの業務の質は大きく異なります。
まず、業務レベルに最も影響を及ぼすのは入居者の介護度についてです。
これは、介護度が軽度な方ばかりが揃っている新設のグループホームもあれば、年数を追うごとに入居者の介護度が上がってミニ特養化している施設もあります。
一方、一日三回必ず行わなければならない調理については、介護スタッフが交代で自炊するところもあれば、併設する病院やデイサービスなどの施設で一括して調理することもあります。
買い物についても、入居者と一緒に出かけるグループホームもあれば、経費削減を優先的に考えて介護スタッフだけで買出しに行く施設もあります。
以上のような日々の仕事や入居者へのケアの頻度の差異によって、勤務するグループホームが激務であるかどうかは大きく変わってきます。

グループホームの夜勤が激務だといわれる理由

グループホームと他の介護施設の仕事の最大の違いは、24時間交代制か、あるいは日勤のみかという就業形態にあります。
グループホームの就業シフトは日勤、夜勤を含む3~5交替での勤務が一般的です。
夜間(午後6時~10時)および深夜(午後10時~午前6時)の時間帯は、入所者の人数に関わらず、宿直以外に常時一人以上の介護スタッフを配置しなければなりません。
そのためグループホームに勤務する限り、夜勤は必ず含まれます。
グループホーム勤務で激務だと思うことは?という問いに対して、夜勤と答える経験者が多いのもまた事実です。
この夜勤というのは、介護のなかでも特殊な存在だといわれます。
多くのグループホームの職場では10時間から18時間の勤務となり、その間施設の利用入所者のケアを任されます。
そのため、経験の浅い介護スタッフにとっては精神的にも肉体的にも激務となる場合もあるようです。

特に仕事が重なる夜勤明けの朝が激務だといわれる理由

グループホーム夜勤の仕事は、単純に勤務時間が長いというだけではありません。
入居者のなかには何度もナースコールを押す人がいたり、体温やバイタルを測らなくてはいけない人がいたり、不眠で夜中に部屋から外出する人もいます。
特に認知症が重度の場合、外出中に転倒してけがをするケースもあります。
高齢者の転倒は危険で、二度と歩けなくなる場合もあります。
そうしたリスクと隣り合わせで入居者全員をケアする夜勤は、多くの介護スタッフに激務と言われることが多くあります。
また、朝を迎えてから忙しさはピークとなり、時間との戦いです。
朝食を作ったり、利用者の身辺整理をしたり、パジャマからの更衣着脱を手伝ったり、食事介護をしたり、多くの仕事を一人でこなさなければなりません。
そうしたなか、食前薬がある人には、薬を投与したり、入れ歯がある人には、入れ歯を入れる手伝いをします。
介護スタッフ数が少ない施設の場合、これらを一人で行わなければならないケースもあるようです。

グループホームは18名定員が一般的です。
職員配置は特養よりも手厚い基準になっていますが、少人数の職場なので管理者、ケアマネジャーの意識が運営に直接反映します。
素晴らしい運営の施設もあれば、手が行き届いていない運営施設もあります。
また、高度な経験者を募集して、指導や教育体制を一任するおおらかな雰囲気のグループホームもあるようです。
いずれにせよ、どのグループホームも限られたスタッフで運営していますので、業務がタイトになることは十分に考えられます。



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