グループホームとは?グループホームでの勤務で辛いこと


高齢者や障害者などが5人~10人程度の少人数で共同生活を営む場所であるグループホーム。
グループホームに暮らす人は、地域社会から離れることなく、一般の家庭と同じように暮らすことができます。
今回はそんなグループホームで働く人の大変なことや辛いことの実態についてまとめてみました。
これからグループホームで働こうと思っている人は参考にしてみてください。

グループホームとは?

グループホームと似ていてよく比べられるのが介護老人福祉施設です。
しかし、この2つの施設には大きな違いがあり、それは入居店員がグループホームの方が少人数であること、そしてグループホームでは認知症に特化したサービスが展開されている点です。
グループホームに入居できる人は要支援2以上であることが条件とされており、誰でも入ることができる施設ではありません。
認知症などを患った要介護者に対し、できるかぎり日常生活に近い生活を送ることができるように配慮されています。
グループホームには、ケアマネジャーと呼ばれる介護支援専門員や介護職員、看護士といった人員の配置が決められています。
その中で、介護職員は介護福祉士の資格を持っていることが多いです。
日々の業務の中では、利用者と一緒に食事の準備をしたり、買い物や掃除などを行うことで、認知症を防止・抑制したりすることが目的です。
認知症の進行によっては在宅での生活が難しいこともあるので、そのような場合に利用されます。

グループホームにおける一日の仕事の一例について

グループホームに勤めるということは、ある居住スペースで高齢者や障害者と一緒に生活を共にするということになります。
その中では様々な生活介護をすることになるので、グループホームにおける一日の仕事を確認しておきましょう。
まず、7時頃に起床をします。
高齢者によっては起床時間が早い人もいますが、まずは介護職員が離床介助や排泄介助を行います。
次に、利用者と一緒に朝食の準備を始めていきます。
そして朝食後には、食事の片づけから始まり、排泄介助、健康管理から口腔ケアなど様々なケアを行うのが一般的です。
グループホームによっては、看護士がいれば看護士職員が対応してくれるところもあるでしょう。
その後は、お昼の時間まで買い物やレクリエーションを行い、昼食が終わってからは再度レクリエーションが行われたり、買い物に付き合うことも。
その後、夕食を食べてからは21時頃に就寝となる施設が多いようです。

グループホームの仕事で辛い事や大変なこと

グループホームで働くと、人と接する時間が増えるので自然と人とぶつかりあうことも少なくありません。
ぶつかりあう人は同じ職場の人という時もあれば、利用者とぶつかることもあります。
グループホームで働き始めようとした時は、家庭的な雰囲気に憧れて入ったものの、現実と理想に大きな隔たりがあり、苦労してしまう人もいるようです。
グループホームには、認知症を患ったりしている要介護者ばかりなので、温かい雰囲気かと言うと、必ずしもそういうわけではありません。
職場の雰囲気で選ぶのではなく、グループホームでも様々なサービスを提供していることがあるので、自分が行いたいサービスを行っているか、グループホームで求められるケアが、自分がこれから伸ばしたい能力を発揮できるかどうかも考慮した方がいいでしょう。
また、認知症のケアを経験したいからと言ってグループホームへと転職する人もいますが、認知症のケアというのは簡単なものではありません。
利用者の中には、罵声を浴びせかける人もいるので、相応の覚悟が必要でしょう。

グループホームとは少人数が共同生活を送る介護施設です。
様々な人が暮らす職場では、介護の仕事ばかりではなく、レクリエーションを行い高齢者や障害者が飽きることのない生活を送るようにするのも仕事のうちの一つです。
また、グループホームの仕事は楽なものではなく、人と接する機会も多い職場なので、精神的にも強いことが求められるでしょう。



<リジョブ介護 人気カテゴリ>
職種ガイド 職種ガイド 介護施設ガイド 介護施設ガイド 介護問題 介護問題 介護ニュース 介護NEWS 介護インタビュー 介護のひと オススメ求人 オススメ求人

グループホームのバックナンバーはこちら

グループホームでの勤務は激務といわれる理由と検証

グループホームでの勤務において、入居者を24時間体制でケアする必要があります。就業シフトは交代制ですが、拘束時間の長い夜勤は、ときに激務となる場合があり、精神的に参る人や、モチベーションを維持するのが難しいという人がいるようです。 今回はグループホームでの勤務が激務である理由について、その具体的な仕事の内容についても触れながら説明していきます。

1970/01/01

グループホームの仕事内容、給料・年収の相場について

国内には老人ホームやデイサービスなど、高齢者を対象にした様々な介護施設・サービスがあり、グループホームもそのうちの一つです。グループホームは65歳以上の認知症高齢者を対象に、数人の認知症高齢者が共同で暮らせるようになっている福祉介護施設であり、来る高齢者社会に欠かせない施設として位置づけられています。 今回はそんなグループホームで働く場合の仕事内容や月給、年収の相場をご紹介します。

1970/01/01

辛い

グループホームとは?グループホームでの勤務で辛いこと

高齢者や障害者などが5人~10人程度の少人数で共同生活を営む場所であるグループホーム。グループホームに暮らす人は、地域社会から離れることなく、一般の家庭と同じように暮らすことができます。 今回はそんなグループホームで働く人の大変なことや辛いことの実態についてまとめてみました。これからグループホームで働こうと思っている人は参考にしてみてください。

1970/01/01

転職

グループホームへの転職のポイントと留意点

高齢化社会の進行とともに、認知症を患う高齢者が増加しています。グループホームは専門の介護スタッフから援助を受けながら認知症高齢者が共同生活を送ります。 小規模で家庭的な雰囲気を大切にし、入所高齢者の方々の低下した認知機能をサポートしながら本人の自己決定を支援するのが他の介護施設とは異なる大きな特長です。

1970/01/01

正社員

グループホームで正社員として働くために必要なことについて

福祉の仕事は人々が幸せで快適な生活を送るための手助けをするサービス業です。福祉の仕事に携わるには様々な可能性があり、活躍の場がありますが、どこでどのような仕事をしようかと考えたときに、施設を選ぶのは重要な選択の一つです。 ここではグループホームで正社員として働く方法について説明します。グループホームとは認知症の高齢者が家庭的な環境の中で生活を送る地域密着型サービスの介護施設です。

1970/01/01

職種別の記事まとめ

人気のキーワード