グループホームと似ていてよく比べられるのが介護老人福祉施設です。
しかし、この2つの施設には大きな違いがあり、それは入居店員がグループホームの方が少人数であること、そしてグループホームでは認知症に特化したサービスが展開されている点です。
グループホームに入居できる人は要支援2以上であることが条件とされており、誰でも入ることができる施設ではありません。
認知症などを患った要介護者に対し、できるかぎり日常生活に近い生活を送ることができるように配慮されています。
グループホームには、ケアマネジャーと呼ばれる介護支援専門員や介護職員、看護士といった人員の配置が決められています。
その中で、介護職員は介護福祉士の資格を持っていることが多いです。
日々の業務の中では、利用者と一緒に食事の準備をしたり、買い物や掃除などを行うことで、認知症を防止・抑制したりすることが目的です。
認知症の進行によっては在宅での生活が難しいこともあるので、そのような場合に利用されます。
グループホームに勤めるということは、ある居住スペースで高齢者や障害者と一緒に生活を共にするということになります。
その中では様々な生活介護をすることになるので、グループホームにおける一日の仕事を確認しておきましょう。
まず、7時頃に起床をします。
高齢者によっては起床時間が早い人もいますが、まずは介護職員が離床介助や排泄介助を行います。
次に、利用者と一緒に朝食の準備を始めていきます。
そして朝食後には、食事の片づけから始まり、排泄介助、健康管理から口腔ケアなど様々なケアを行うのが一般的です。
グループホームによっては、看護士がいれば看護士職員が対応してくれるところもあるでしょう。
その後は、お昼の時間まで買い物やレクリエーションを行い、昼食が終わってからは再度レクリエーションが行われたり、買い物に付き合うことも。
その後、夕食を食べてからは21時頃に就寝となる施設が多いようです。
グループホームで働くと、人と接する時間が増えるので自然と人とぶつかりあうことも少なくありません。
ぶつかりあう人は同じ職場の人という時もあれば、利用者とぶつかることもあります。
グループホームで働き始めようとした時は、家庭的な雰囲気に憧れて入ったものの、現実と理想に大きな隔たりがあり、苦労してしまう人もいるようです。
グループホームには、認知症を患ったりしている要介護者ばかりなので、温かい雰囲気かと言うと、必ずしもそういうわけではありません。
職場の雰囲気で選ぶのではなく、グループホームでも様々なサービスを提供していることがあるので、自分が行いたいサービスを行っているか、グループホームで求められるケアが、自分がこれから伸ばしたい能力を発揮できるかどうかも考慮した方がいいでしょう。
また、認知症のケアを経験したいからと言ってグループホームへと転職する人もいますが、認知症のケアというのは簡単なものではありません。
利用者の中には、罵声を浴びせかける人もいるので、相応の覚悟が必要でしょう。
1970/01/01
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