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介護・看護・リハビリ 2019-10-17

【人事のホンネ】本当に欲しい介護職員とは?株式会社創生事業団 鈴木さんにインタビュー

ヘルスケア・介護業界の採用選考がどのような点に着目して行われているのか、気になる方も多いはず。そこで、採用選考について、人事担当者に「ホンネ」をインタビューするのがこの企画です。今回登場するのは、全国に190を超える介護事業所を運営している、株式会社創生事業団 採用支部の鈴木さんです。「技術は後から付いてきます。大事なのは人間的な魅力です!」と熱く語る鈴木さんに、選考のポイントを語っていただきました。

株式会社創生事業団 首都圏事業部採用支部 課長
鈴木久仁計(すずき くにかず)さん

静岡県出身。
医療系コンサル会社にて医療機関への採用支援を約10年経験。
2013年に株式会社創生事業団へ採用担当として入社。
その後は主にWEB媒体におけるマーケティングを担当。
数十におよぶ求人媒体を管理運用し年間数千名の応募者対応に従事。

—貴社の社員間の雰囲気はどのような感じでしょうか?

職種・職位に関わらず比較的フラットなコミュニケーションが取れている会社です。あまり上下関係を感じることは少なく、柔らかい雰囲気ですね。一方で組織を効率よく運営する上では正確な判断が下せるリーダー・管理職もおりますので、そこはメリハリを付けてコミュニケーションを図っています。

—新卒や既卒、働いている方の、男女比、平均年齢などを教えてください。

新卒と既卒の割合は半分半分です。会社をリードする先輩たちと、活発で新しいアイデアを生み出してくれる新卒がおり、バランスの良い職場です。女性が多い介護業界ですが、この会社では男性が約4割もおり、性別関わらず活躍しています。平均年齢は29.3歳。既婚者が7割もおり、ライフイベントがあっても長く働けるのが特徴です。

—貴社の応募から採用までの流れを教えてください。

一般の方の場合、「応募→見学→面接→採用」の流れで進みます。面接へ進む場合、見学を兼ねて応募施設へお越しいただくため、施設の雰囲気も感じることができます。管理職の場合、「応募→書類選考→1次面接→2次面接→採用」の流れで進みます。管理職やマネージャークラスの方の場合には書類選考があり、さらに面接も2回行います。


—応募前に気をつけておくべきことはありますか?

メールや電話でお問い合わせやご応募をいただく事がありますが、その際のやり取りを見ています。実はここから選考は始まっています。メールでのやり取り、電話での応対などでは油断してしまう方が多いのか、残念ながらマナーのあまり良くない方もいらっしゃいます。面接時にはとてもしっかりと受け答えをしている方でも、その前のやり取りであまり印象の良くない方は、そちらが本当の姿なのかなと判断する事もあります。ここは注意が必要かと思います。

—書類選考(履歴書や職務経歴書)の際に、一番気にするところは?

特に履歴書などの各項目にブランク(空欄)が無いかをチェックします。理由は、その方の前向きな姿勢を感じられない、素敵な方であっても魅力が伝わりにくい、という点が挙げられます。実は、趣味、特技などの欄に書いてある内容が何であっても採用の判断には影響しません。その方の「伝えたい」といった気持ちを重視していますので、何でも良いので書いてあるかが重要です。もし書く事が無ければその旨を書いていただくだけでも印象は変わりますね。

—書類選考で、ほかに見る点はありますか?

また字も含め丁寧な書き方をしているかも見させていただきます。何か特別なことを書かなくてはといった事は全くなく、自然体で書いていただければ十分です。極端に言ってしまえば、書いている中身よりどれだけ丁寧な書き方をされているかの方が大事ではないでしょうか。丁寧な書き方をされているととても印象は良くなりますね。

—面接の際に重視している点は?

礼儀、マナーです。介護職はやはり人を相手にする仕事になりますのでこの点が一番重要になります。挨拶が出来るか、相手の顔を見て話しが出来るかなどの当たり前のことを見させて頂いています。もちろん経験についても重要な要素になりますが、ここでは二の次です。

—未経験者に求めるものは何ですか?

未経験者の方には謙虚さや積極性を求めています。ときには年下の職員から業務指導を受ける事もあります。まずは、謙虚に業務を吸収していただく姿勢と積極的に新しい業務にチャレンジしていだくお気持ちを重視します。

—では、経験者に求めるものは何でしょうか?

経験者の方には、協調性や前向きな姿勢を求めます。やはりご経験がある分これまでのやり方と当社の業務が大きく違った場合に苦労されるケースが散見されます。そこは協調性を持って前向きに業務を吸収していただければと思います。

—ズバリ欲しい人材と欲しくない人材は?

欲しい人材は、やはりマナーが良い、人柄が良い、謙虚な方です。前述通り、経験よりもマナーやお人柄を重視します。欲しくない人材としましては、横柄、マナーが悪い方はやはり厳しいかなと思います。残念ながら、どれだけご経験があっても横柄な態度を取る方は、多くの職種・スタッフが働く現場において和を乱す恐れがあり、組織を壊してしまうと考えています。

—貴社で自慢できることは?

当グループでは特別養護老人ホーム・老人保健施設・ケアハウス・有料老人ホームなど190を超える、さまざまな形態の事業所を運営しています。グループ内で横断的に研修・人事交流が出来るため、さまざまなスキルを身につけることができます。各スタッフが個々の能力を伸ばし、活かせる場を見つけられるよう支援しています。また、グループ全体を合わせると、現在5000名以上の仲間が働いている点も魅力だと思います。

—就職・転職を考えている方々に一言お願いします。

我々が面接時に重視している点は、その方の持つ人間的な魅力です。技術は後からでも付いてきますし、ご経験のある方であれば、これまでの経験を活かしスキルアップができます。選考と聞くと緊張されると思いますが、応募のときからご自身の魅力を伝えられるように努力してみるとよいでしょう。

応募のときから選考が始まっていると語る鈴木さん。良い組織をつくるために、どんな方が介護職として必要なのかを改めて考え、選考、そして仕事に活かしてみてください。

株式会社創生事業団

住所:(本社)〒810-0005 福岡県福岡市中央区清川1-3-1
首都圏採用支部:〒227-0064 神奈川県横浜市青葉区田奈町46-1
応募・採用に関する問い合わせ先 0120-600-356
URL http://www.goodtimehome.com/

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